鹿児島高専が教育委員会等と連携し生涯学習講座を開催 より豊かに生きる為に ニューライフカレッジ霧島「隼人学」

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〜 鹿児島の水産資源と豊かな食卓 〜

 鹿児島工業高等専門学校・志學館大学・霧島市教育委員会との連携講座 ニューライフカレッジ霧島「隼人学」を令和3年7月10日(土)に開催致しました。本講座は「SDGs(持続可能な開発目標)」をメインテーマとしています。
「ハンバーガー1つ食べると、2か月間のシャワーで使用するのと同じ量の水(2,500リットル)を使用する」、「酸性雨の主な原因の1つであるアンモニアの排出量も、その3分の2以上が家畜からの糞尿であり、年間排出量はサンフランシスコ、ニューヨーク、東京、パリ、香港、バリ島、デンマーク等の土地を埋め尽くす量になる」というような興味深く面白い例を挙げての講義であり、参加者はみな真剣に聴き入っていました。

鹿児島高専が教育委員会等と連携し生涯学習講座を開催 より豊かに生きる為に ニューライフカレッジ霧島「隼人学」のサブ画像1_真剣に講義を聴く参加者真剣に講義を聴く参加者

令和3年度 第3回ニューライフカレッジ霧島「隼人学」実施概要】

鹿児島高専が教育委員会等と連携し生涯学習講座を開催 より豊かに生きる為に ニューライフカレッジ霧島「隼人学」のサブ画像2_霧島市シビックセンター霧島市シビックセンター

イベント名:令和3年度 第3回ニューライフカレッジ霧島「隼人学」
開催日:令和3年7月10日(土) 9:30~
主  催:鹿児島工業高等専門学校・志學館大学・霧島市教育委員会
会場名:霧島市シビックセンター多目的ホール

 

 

令和3年度3ニューライフカレッジ霧島「隼人学」内容
 
 個人に出来る1番簡単なSDGsへの取り組みは、「魚を食べる事」であり、日々の食事の肉を魚に置き換えるだけで環境負荷を低減することが出来るという視点から、「鹿児島の水産資源と豊かな食卓」とのテーマについて、以下の5項目について具体的な話がありました。
(1)水産物消費の現状と「魚離れ」 (2)魚食の意義と価値 (3)鹿児島の海はどんな海? (4)錦江湾そして鹿児島の豊かな水産資源 (5)地元の魚=豊かな「食」との出会い
この5項目を踏まえながら、
・水産業と魚食の意義は、環境の作り替えをしないため、自然環境への負荷がごく小さい。
・魚は必須アミノ酸、不飽和脂肪酸、ミネラル等を有しており、同時に高い健康機能性を有している。
・季節感、多様性、鮮度、信頼性から生まれる生鮮水産物の価値は知性的で感動的な経験をもたらすアイテムである。
・食べ物としてだけではなく日本の自然や文化までを含んだ価値がある。
・日本の魚食文化は海外からも高く評価される。

上記のような内容の講義が行われ、講義終了後は活発な質疑応答があり予定時間をオーバーする程でした。

ニューライフカレッジ゙霧島「隼人学」とは

 

 ニューライフカレッジ霧島「隼人学」は本校、志學館大学及び霧島市教育委員会が開催する生涯学習講座で、平成12年度から実施しています。毎年テーマを設定し、私たちの地域を南九州という広い視野と多角的な視点から発掘しつつ学び、地域でより豊かに生き発展させるために生かし、未来に繋いでいこうとする地域学となります。
令和3年度は、「地域から私と世界を変える17章(前編)」をテーマとして、地域の未来づくりが世界をよりよいものに変えることにも繋がっていることをSDGs(持続可能な開発目標)の17ある目標を手がかりに学んでいきます。

登壇者プロフィール

 

講師:佐野雅昭(鹿児島大学水産学部教授) 
研究分野:水産物流通、水産物需給、水産物貿易、養殖経済、サケ

鹿児島高専が教育委員会等と連携し生涯学習講座を開催 より豊かに生きる為に ニューライフカレッジ霧島「隼人学」のサブ画像3_講師:佐野雅昭氏講師:佐野雅昭氏

 豊かな「食」を通して喜びを届けたいという使命感を持ち、水産物流通業界で即戦力として活躍できる専門性の高い人材の育成を目指している。水産物流通研究の第一人者として、この分野では日本で最高水準の質の高い実践的な教育を提供しており、食品業界に多くの人材を輩出している。政府や自治体の政策立案に深く関与する一方、漁協系統や食品関連産業とも幅広く深い繋がりを持ち、日本の「食」を守るために日々具体的に行動している。

鹿児島高専について

所在地:鹿児島県霧島市隼人町真孝1460-1   

鹿児島高専が教育委員会等と連携し生涯学習講座を開催 より豊かに生きる為に ニューライフカレッジ霧島「隼人学」のサブ画像4_鹿児島高専鹿児島高専

校長:氷室 昭三
設立:昭和38年4月
URL:http://www.kagoshima-ct.ac.jp/
教育理念
・幅広い人間性を培い、豊かな未来を創造しうる開発型技術者を育成する。
・教育内容を学術の進展に対応させるため、また、実践的技術の発展のため、必要な研究を行う。

地域貢献の基本方針
(1) 地域社会及び地域産業界が抱える課題の把握に努め、地域が必要とする取組みや地域に実りある結果をもたらす活動を推進する。
(2) 産学官連携活動及び地域企業や機関等に対する技術開発支援等を集約的に推進するための組織を設置する。
(3) 教職員及び学生は、地域社会の一員として、地域住民や団体、自治体、他の教育機関等との相互協力に努め、 地域社会との共生を図る。

【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
鹿児島工業高等専門学校 総務課企画係 
TEL:0995-42-9038
e-mail:[email protected]

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