自然エネルギー等による発電、電気の供給及び販売等を行うベナート株式会社(本社:京都市伏見区、代表取締役社長:福田 利一)は、天然資源の消費を抑制し、環境への負担をできる限り軽減させ、脱炭素を実現する循環型脱炭素社会を目指すサステナビリティ重点課題への取組みの一貫として、廃食用油対応発電所「兵庫グリーンバイオマスファーム」が2022年11月30日(火)に竣工し、当発電所にて竣工式を執り行いました。
兵庫県加古川市に所在する「兵庫グリーンバイオマスファーム」は、太陽光発電や風力発電など変動性発電設備と異なり気象条件に左右されず、1,920kWの電力を3,600世帯へ安定供給を可能とする、メガワット級の廃食用油バイオマス発電所です。
廃食用油バイオマス発電は、脱炭素化社会において、地域のレストランやスーパーなどの事業所から廃棄油を回収し、地産地消循環型の電力として世界中が注目する安定的な発電システムです。しかしながら、廃食用油を集め精製するコストなどが課題となり、日本国内の廃食用油の28%は海外に輸出され、海外における廃食用油バイオマス発電の燃料として利用されております。
ベナート株式会社は、「兵庫グリーンバイオマスファーム」の運用により、当廃食用油バイオマス発電所が、地産地消循環型で電力の安定供給を実現し、脱炭素化社会に貢献するだけでなく、産業廃棄物の二次利用により、循環型経済社会を実現し、電力問題とゴミ問題の課題を解決いたします。
「兵庫グリーンバイオマスファーム」には約1,098㎡の敷地面積にディーゼル発電機が設置され、最大で年間2,500tの廃食用油を消費します。また、当廃食用油バイオマス発電所は、緊急災害時に発電所が非常停止となった場合でも、再生エネルギーによる発電所と異なり、24時間、時間を問わずスイッチ1つで迅速に再稼働し、電力供給が可能となるため、電線断線等の破損発生時は、発電所内に設置してある非常用発電機を避難先に転送し、送電を行うことが可能です。更に、地域の防災センターや避難場所等での緊急電源としても利用いただけます。
今後「兵庫グリーンバイオマスファーム」は、再生エネルギーによる脱炭素問題を解決し、緊急災害時の電力不足や電線断線による停電時の強い味方となるだけでなく、地域の学校に対し、廃食用油のリサイクル発電を通じて、食育や環境教育に貢献するなど地域社会に貢献する発電所を目指し、地域住民の皆様とともに、より良い環境作りを実現して参ります。
なお、「兵庫グリーンバイオマスファーム」の設計および施工は、二次資源(リサイクル資源)であるバイオマス由来の廃食用油を利用した発電施設を設計・開発および発電事業を組成し、クリーンなエネルギーを供給することで、世界のエネルギー問題に取り組み、国内外における廃食用油発電機を開発する脱炭素社会において二次資源での発電を実現し、地産地消ビジネスによる循環型社会を目指し電力の安定供給や緊急時対策に努めることで社会貢献を目指している、二次資源ホールディングス株式会社(本社:大阪府大阪市中央区、代表取締役社長:廣⽥ 耕一)が担います。
また地域で排出された廃食用油を収集し精製するサポートは、再生可能エネルギー事業・産業機器・発電機などの生産者を支える商材を取り扱う商社という枠組みにとらわれることなく、新たな技術や価値を創造する事業を行う、都市油田商事株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役:大木 雅史)が担っております。
今後もベナート株式会社は、「兵庫グリーンバイオマスファーム」の運用をはじめ、自然エネルギーやスマートライフの普及を通じ、新しい価値を生み出すことで人類と社会に貢献する未来を実現してまいります。
■会社概要
ベナート株式会社
代表取締役社⻑:福田 利一
設立:2012年6月6日
所在地:京都市伏見区深草フチ町14番地27
事 業 内 容:自然エネルギー等による発電、電気の供給及び販売等
http://benart.co.jp
二次資源ホールディングス株式会社
代表取締役社⻑:廣⽥ 耕一
設 立:2022年2月25日
事 業 内 容 :二次(リサイクル)資源による、発電所の販売及び保守・メンテナンス
所在地:大阪市中央区瓦町4-3-7 VORT御堂筋本町503号
https://srhd.jp
都市油田商事株式会社
代表取締役社⻑:大木 雅史
設 立: 2022年7月8日
事 業 内 容 :二次(リサイクル)資源による、オイル販売・省エネ機器の販売
所在地:大阪市中央区瓦町4-3-7 VORT御堂筋本町502号
https://cof.jp
■詳細プレスリリースはこちらからダウンロード可能です。
https://prtimes.jp/a/?f=c-112333-2022113016-5b4378cfc6c91d0087ef53aa5cd12540.pdf