エシカルジュエリー「YURI SATO」が、Jリーグサッカーチーム栃木SCと鉱毒事件のあった足尾銅山跡地に植樹活動。

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「こどもたちと一緒に木を植えたい」環境問題に関心を持てるきっかけに

ジュエリーブランド YURI SATOは2022年11月27日、Jリーグサッカーチーム栃木SCと共に植樹イベントを開催しました。当日は地元の栃木SCのアカデミー生のこどもらとその保護者が参加し、NPO法人足尾に緑を育てる会の指導の下、学習センターの見学と植樹を行いました。ジュエリーの材料の一つでもある銅採掘のために荒廃してしまった足尾の山々。1996年に発足された同NPO法人は、かつて鉱毒事件があった足尾銅山跡地近辺で復旧活動をしている団体です。YURI SATOでは収益の一部で植樹活動を支援し、環境保全に力を入れています。

 

 

 

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イベント最後での集合写真。栃木SCアカデミー生とその保護者。
 

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こどもたちには実際に一人一本のどんぐりの苗木を植えてもらいました。普段は経験することのない植樹体験に、
「楽しかった」と口々に言う地元の小学生たち。

​​【足尾銅山跡地 体験植樹イベント】
2022年11月27日実施
共同主催:YURI SATO、栃木SC
後援:NPO法人足尾に緑を育てる会

 

  • エシカルジュエリー「YURI SATO」

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YURI SATO(https://www.yurisatojewelry.com/)は「心も環境も大切に、持続可能なワタシを愛する。」をコンセプトにNYで生まれたエシカルジュエリーブランドです。

ジュエリーの材料である金属やダイヤモンド採掘の裏側には、今も環境汚染、鉱夫の健康被害や劣悪な労働環境、児童労働、資源をめぐる紛争勃発など色々な問題が潜んでいます。YURI SATOでは新しく鉱山から金属や宝石を採掘するのではなく、都市鉱山※1素材を活用した再利用ゴールド、シルバー、ダイヤモンドを使ってジュエリーメイキングをし、今ある地上資源を有効活用する“循環型ものづくり”をしています。

またジュエリーメイキングを通じてより大きな循環の輪を生み出せるように、収益の一部で緑化活動を行っています。現在はジュエリーの材料としても使われている銅の採掘により環境破壊が進んでしまった足尾銅山跡地で植樹活動をしているNPO法人足尾に緑を育てる会を支援しています。

※1都市鉱山…都市でごみとして大量に廃棄される家電製品などの中に存在する有用な資源(レアメタルなど)を鉱山に見立てたもの。そこから資源を再生し、有効活用しようというリサイクルの一環。地上資源の貴重な一つでもある。

  • 足尾銅山鉱毒事件と復旧作業

20世紀初頭、日本の銅産出量の40%ほどの生産を上げる大銅山にまでなった足尾銅山。しかし精錬時の燃料による排煙や森林伐採、精製時に発生する鉱毒ガス、排水に含まれる鉱毒によって、付近の環境に多大な被害をもたらすこととなりました。以前は緑豊かであった足尾の山々は禿山と化し、ついには日本初の公害事件として有名な足尾銅山鉱毒事件が発生しました。

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足尾地区では国や県などの関係機関による復旧事業が約100年前から続けられています。そして「NPO法人足尾に緑を育てる会」もかつての美しい自然を取り戻そうと積極的に植樹活動を行っている団体の一つです。

同NPO法人では1996年に発足してから、のべ280,033本もの木が植えられてきたとのことです。多くの人の努力により徐々に緑が取り戻されつつありますが、現状失われた緑はまだ50%ほどしか緑化事業が施されていないそうです。ひとたび破壊された自然の回復には、非常に長い年月を必要とします。

(写真)緑が失われた足尾の地に木を植えているボランティアの方々。
(NPO法人足尾に緑を育てる会のホームページより)
 

  • ブランドミッション「緑化活動」

YURI SATOではK18ゴールドやシルバーを使用してジュエリーを作っていますが、その割金として銅も使用されています。銅採掘によってもたらされた環境破壊は、わたしたちにとっても他人ごとではありません。YURI SATOでは今ある地上資源を有効活用したものづくりだけではく、収益の一部で足尾地区への植樹活動を支援しています。足尾をはじめとした資源採掘によって、かつて人が環境破壊をしてしまった地の復旧活動はブランドミッションのひとつです。

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K18ゴールド製ジュエリー

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シルバー製ジュエリー
 

  • 里山の環境問題に関心を持てるきっかけに

体験植樹イベントではこどもたちに実際に木を植えてもらうことで、自然環境を大切にする心を育んでもらいたいと考えています。そこで地元のJリーグサッカーチーム栃木SCにイベント共同開催のお声がけし、同チームのアカデミー生とその親御様にご参加してもらいました。

イベント当日は、まず環境学習センターで足尾地区の歴史や足尾銅山公害事件について学びました。同施設には、鉱害や緑化事業の歴史などの写真資料が展示されているほか、マジックビジョンやミニシアターでは映像で松木渓谷や足尾に関する情報が提供されています。職員の方が一つ一つ展示資料について説明してくださり、こどもたちも積極的に質問をしている姿が印象的でした。

イベントを通じて、地元のこどもたちが里山の環境問題に関心を持てる機会を提供できればと思っています。
 

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煙害によって荒れ果てた山肌の写真の前で、こどもたちは真剣に職員の方の話を聞いています。
 

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興味津々に様々な資料を見学し、地元の里山のことをより深く知ってもらう機会となりました。
 

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 学習センターを見学後、植樹場所に移動。苗木を植える前に植樹方法や今まで取り組んできた緑化活動について、こどもたちにも分かりやすくご説明頂きました。

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一人一本のどんぐりの苗木を植えている様子。

 

  • 今後の展望

YURI SATOでは緑化活動の取り組みとして、今後も引き続き栃木SCとイベントを開催していく予定です。回を重ねるごとに規模を大きくしていきたいと思っています。

今回のようなイベントを通じて地元の方々はもちろんのこと、より多くの方に環境問題に対して関心を持ってもらえる機会創出をしていきたいと考えています。

 

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足尾銅山精錬所跡

【足尾銅山跡地 体験植樹イベント】
2022年11月27日実施

 

共同主催:YURI SATO、栃木SC
後援:NPO法人足尾に緑を育てる会

 

  • SATO YURI

SATO YURI
Founder / Designer / Craftsman

東京のジュエリー会社でデザイナーとして勤務。​

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2015年にニューヨークに移住。

ジュエリーデザイナーのNIIKURA NORIAKI氏に師事し、デザインのみならずジュエリーメイキングを学び、自ら製作を行うようになる。​ニューヨークで「YURI SATO JEWELRY」をスタート。

日本帰国を機に、「いまここにあるものを大切にする」ことをモットーとしたブランドフィロソフィーを確立し、2021年同ブランドを日本で再スタートする。

HP:www.yurisatojewelry.com 
Instagram :@yurisatojewelry

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