目次
2022年12月16日(金) 横浜市立茅ヶ崎台小学校
一般社団法人 イエロー ピン プロジェクトは、2022年12月16日(金)、横浜市立茅ヶ崎台小学校の小学6年生を対象に、社会課題のひとつ「海洋プラスチックごみ」をテーマにした「プログラミングで海のSDGs!」出前授業を実施いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
- イベント概要
・開催概要:「プログラミングで海のSDGs!」出前授業
授業内容:Scratchでつくるプラごみ回収ロボット
・日程:2022年12月16日(金) 10:40~12:15
・開催場所:横浜市立茅ヶ崎台小学校
・参加人数: 29名
・後援:総務省、文部科学省、環境省
・協力:特定非営利活動法人 ILoveつづき、リトルスタジオインク株式会社
- プログラミングを通して海洋プラスチックごみ問題を知ろう!
横浜市立茅ヶ崎台小学校の6年生29名を対象に、一人一台のiPadを利用して「Scratchでつくるプラごみ回収ロボット」を実施しました。授業は、SDGsの目標14番「海の豊かさを守ろう」に関わる社会課題のひとつ「海洋プラスチックごみ」をテーマに、算数の単元「正多角形と円」の学習を応用した内容になります。
まずは海のSDGsとは何か、授業の始めに参加者全員で考え、Scratchの使い方についても学習しました。
- 海の社会課題についてプログラミングを通して考えよう
「Scratchでつくるプラごみ回収ロボット」では、仮想の海に浮かぶ海洋プラスチックごみをロボットが正多角形に描いた網で囲って回収するプログラミングに挑戦します。最初に正方形や正三角形のプログラムをかくことで、正多角形の性質について学びます。応用してその他の正多角形を効率的に描くために、法則性を見出し、変数や演算を用いた新たなプログラムを組みました。
回収ロボットは動けば動くほど燃料を消耗します。なるべく短い移動で海のプラスチックごみを多く回収するほど、スコアが高くなる仕組みになっているので、児童は試行錯誤してプログラムしていました。
今回の授業では仮想の海で海洋プラスチックごみを回収しましたが、現実世界でも実際に似たような取組がいくつも行われていることを紹介しました。身近で便利なプラスチックを無責任なかたちで扱われてしまうと、豊かな海の自然に悪影響が及んでしまいます。
プラスチックの廃棄を減らすために分別や使う頻度を減らすことはもちろん、海の社会課題を解決するためのひとつの手段として、プログラミングを学ぶ大切さに気づいてもらうことが出来ました。
- 参加した児童・教員からの声
・海洋プラスチックについて、課題があることは知っていましたが、プログラミングを使って面白く、詳しく学べたので良かったです。(12才・女子)
・SDGsについてよく知れたことやプログラミングがSDGsを解決する「手」でもあることを知り、興味を持った。(11才・男子)
・プログラミングとSDGsを組み合わせた内容でとても興味のわく内容でした。ありがとうございました。(教員)
<団体概要>
団体名称:一般社団法人 イエロー ピン プロジェクト
URL:https://programming.or.jp/umip
活動内容:「プログラミングで海のSDGs!」は、イエロー ピン プロジェクトが、子どもたちにSDGsを啓発し、ICTによる社会課題解決の体験を支援する非営利活動です。SDGs課題14「海の豊かさを守ろう」をテーマに、ワークショップや出前授業、講演会を通して、プログラミングを楽しみながら効果的にSDGsと海洋について学習する、新しいSTEAM学習の場作りを目指しています。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/