〜地域を支える地方銀行がDX推進により地域課題の解決を目指します〜
1. 導入経緯
東京商工リサーチによると、2020年の休廃業・解散は過去最多の4万9,698件で、このうち黒字企業は全体の61.5%を占めました。国内企業における経営者の高齢化は進んでおり、後継者不足により休廃業に追い込まれる企業は増加の一途を辿っています。70代以上の経営者の半数に後継者がいないと言われる中、一般社団法人日本承継寄付協会(代表理事:三浦美樹氏)調べによると、高齢者の7割以上が「財産に関する相談先がわからない」と回答しており、事業承継を含め、身近な相談先の存在が知られていない、という課題が浮き彫りになりました。デリケートな問題であるからこそ、相談先以外にも何から相談してよいかがわからず、先延ばしになるケースがあることも事実です。タイムリーに情報を得られる環境構築の重要性は明らかで、さらに、新型コロナウイルスの感染拡大により、ニューノーマルへの対応が不可欠になりました。そこで、来店不要でいつでも(24時間365日)相談可能なAIチャットボット「BEBOT」による情報提供を通して、社会課題の解決に貢献すべく今回の導入に至りました。
2.提供サービス概要
提供開始日 : 2021年8月20日
提供先 : 株式会社 阿波銀行
提供情報 : 事業継承に関して
対応言語 : 日本語
利用者 : 株式会社 阿波銀行・法人のお客様
アクセス方法: 株式会社 阿波銀行・公式ウェブサイト
( https://www.awabank.co.jp/houjin/ )
3.サービス対応範囲
< 対応する質問の例 >
- 後継者教育を行いたい。どうすればいいか。
- 後継者へ自社株を贈与したい。どうすればいいか。
- 自社の幹部に会社を継がせる場合の注意点を教えてほしい。
- 事業承継の方法について教えてほしい。
- 持株会社を作りたい。どうすればいいか。
- 後継者へ自社株を相続する時の評価額を教えてほしい。
< 画像:BEBOTのチャットデモ画面 >
■株式会社ビースポークについて
世界15カ国からトップクラスの開発者を採用し、独自開発した人工知能(自然言語処理)を搭載したチャットボット「BEBOT」を国内外で展開中。BEBOTは自治体および一般企業の「DXソリューション」として(1)疫病・災害を含む緊急時の多言語対応の自動化(2)窓口対応の自動化に特化したチャットボットです。台風・地震などの災害を含む緊急時に発生する外国語の質問やリクエストに対しても、政府や自治体に代わりリアルタイムで多言語対応を行なっています。
■「BEBOT」導入実績
JNTO、成田国際空港、スターアライアンス(ドイツ本社)、タンパ国際空港(フロリダ)、ウィーン国際空港)、三重県、富山市、南砺市、ホテルニューオータニ、東京ステーションホテル、ほか多数
■会社概要
会社名 : 株式会社ビースポーク
代表者 : 代表取締役 綱川 明美
所在地 : 東京都渋谷区渋谷2−21−1 渋谷ヒカリエ8F
設立 : 2015年10月
事業内容: DXソリューション「BEBOT」の開発・運用
URL : https://www.be-spoke.io/jp/