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不要品や本を集めてスーダンの子どもたちの教育をサポート
1/24は国連が定めた「教育の国際デー」。どの国に生まれてもあたりまえに教育を受けられる世界を目指したいという願いから、2018年に制定されました。教育は国連が定めるSDGsのゴール4に挙げられる大きな社会課題です。静岡県裾野市では1月から、古本・不要品回収を通じてスーダンの教育を支援する動きが広がっています。
\小学校を卒業するのはたった1割。スーダンの子どもたちの教育を支えたい/
1956年の独立以来、紛争が絶えないアフリカの国・スーダン。わたしたち日本国際ボランティアセンター(JVC)が支援する南コルドファン州では、小学校を卒業できる割合はたったの1割です。紛争の影響で学校に通いたくとも通えない子どもや、退学せざるを得なかった子どもが多く存在しています。
わたしたちJVCはブックオフコーポレーションとともに、支援キャンペーン「あなたの本で、スーダンの子どもたちに教育を!」を実施しています。本、CD、DVDほか、ご自宅に眠る不要なものを送っていただくだけで、キャンペーン中の買取・査定額がスーダンでの教育支援になります。(送料のご負担はありません。)
昨年実施した同キャンペーンでは92万8,621円を集めることができました。わたしたちのこれまでの現地での支援活動を通じて、南コルドファン州の避難民居住区では、約900人の子どもたちが正規の小学校に就学・復学し、勉強を続けることができています。
\裾野市在住・英語講師の女性から広がる支援の輪/
現在、裾野市在住の坂田佳代子さんを中心に、裾野市やその周辺で、このキャンペーンに参加する企業・団体が増えています。裾野市社会福祉協議会、裾野市市民活動センター、裾野ミュージックセンター(裾野市ヤマハ音楽教室)、ユーコープ桜づつみ店入口(長泉町)には古本・不要品回収ボックスが設置されており、来場者に広くこのキャンペーンへの参加を呼び掛けています。
坂田さんは裾野市在住約40年の英語講師で、日本大学三島高校(三島市)の英語非常勤講師としても勤務されました。退職後、JVCの活動に社会人インターンとして携わり、スーダンやイエメン、アフガニスタンに住む人々の様子を知る中で、厳しい環境下でも前を向き進もうとする人々の姿に心を打たれ、教育現場に立たれたご経験からも、「もっと彼らの力になりたい。紛争地でも学ぶことを諦めて欲しくない。」と考え、今回のキャンペーンを地域で広げるべく、奔走しています。
坂田さんの思いに共感したユーコープ桜づつみ店・店長の城山さんは、「お客様のご要望に応え、フードバンクの回収拠点にもなっている。食品以外についても以前からご要望があり、今回のキャンペーンを通じて、地域と世界をつなぐ架け橋になれたら。」として、今回の古本・不要品回収ボックスの設置を快諾されました。
回収ボックスの設置スペースは現在も募集中です。その他、ご自宅から個人でこのキャンペーンに参加していただける方や、学校、職場単位でのご参加なども募集しております。
「SDGs」というワードを聞くことも増える中、きっかけを探していた方も多いのではないでしょうか。
2023年、一緒に行動を始めてみませんか。ご自宅の断捨離をリサイクルに変え、そしてそれが海を越えて、スーダンの教育を支えます。あなたの街からできる教育・国際支援にご参加いただけたら幸いです。
■「あなたの本で、スーダンの子どもたちに教育を!」
対象期間:2022年12月20日(火)~ 2023年3月31日(金)
対象物品:本(コミック、ビジネス書なども含む)、CD・DVD・Blu-ray、ゲーム(ゲーム機本体・ソフト・周辺機器)、小型家電・タブレット・スマホ、ブランド品、貴金属など
キャンペーン詳細URL:https://www.ngo-jvc.net/news/news/jvc_bookoff_2022.html
日本国際ボランティアセンター(JVC)ホームページ:https://www.ngo-jvc.net/
■キャンペーンに関するお問い合わせ
〒110-8605 東京都台東区上野5-22-1 東鈴ビル4F
特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター(JVC)
広報担当:大村
Email:[email protected]
TEL:03-3834-2388
FAX:03-3835-0519