バイエルと虹色ダイバーシティ、ジェンダー平等の推進で協働

0
244
バイエルと虹色ダイバーシティ、ジェンダー平等の推進で協働のメイン画像

~ 医療機関や企業などの研修で活用できる動画「LGBTQと医療」を公開 ~

・バイエルと虹色ダイバーシティは、ジェンダー平等の推進のため、2022年より3年間の協働を開始
・協働活動の一環として、医療におけるジェンダー関連課題を視覚化するための動画「LGBTQと医療」を制作、社会における理解促進を支援

日本 東京、2023年1月24日 ― バイエル ホールディング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:フリオ・トリアナ、以下「バイエル」)と認定NPO法人 虹色ダイバーシティ(事務所:大阪府大阪市北区、代表:村木真紀、以下「虹色ダイバーシティ」)は、2022年より3年間の協働を開始し、協働活動の一環として、2023年1月20日、動画「LGBTQと医療」を公開しました。

バイエルは、インクルージョン&ダイバーシティ(I&D)を積極的に推進するライフサイエンス企業として、虹色ダイバーシティが掲げるミッション「Bridging the gaps for diversity and inclusion(ダイバーシティ&インクルージョンのための架け橋となる)」に共感し、虹色ダイバーシティによる「プライドセンター大阪」※1の運営や啓発活動を支援するため、2022年6月、虹色ダイバーシティに500万円を寄附し、I&D推進に向けた協働を開始しました。協働活動の一環として、医療におけるジェンダー関連課題を視覚化し、社会における理解促進を支援するため、LGBTQ※2当事者と支援者へのインタビューからなる動画「LGBTQと医療」を制作し、一般公開しました(制作:虹色ダイバーシティ 制作協力:バイエル)。

動画「LGBTQと医療」は、Part1 「当事者の経験談」、Part2 「支援者の視点から」の2本あり、各20分程度です。LGBTQ当事者・支援者の語りからは、性別による決めつけ、カミングアウト、家族との関係、法制度などに関連する課題が浮かび上がっています。医療機関・企業・自治体・学校などにおけるLGBTQに関する理解を深めるための研修で活用できる「ファシリテーター向け補助資料」も添付されています。

動画「LGBTQと医療」は、虹色ダイバーシティのホームページより視聴可能です。
https://nijiirodiversity.jp/5398/

バイエルと虹色ダイバーシティ、ジェンダー平等の推進で協働のサブ画像1

LGBTQの人々は、社会構造によって生じる偏見や差別を背景として、さまざまな健康リスクに晒されやすく、また、医療の現場における性の多様性に関する知識や配慮の欠如は、LGBTQの人々の医療アクセスへの障壁の一端となり得るとされています※3。

こうした現状をふまえ、動画「LGBTQと医療」の制作背景や目的について、認定NPO法人 虹色ダイバーシティ 代表の村木真紀は、次のように述べています。
「LGBTQサポート団体である虹色ダイバーシティと、ヘルスケアを中核事業とするバイエルが協働する相乗効果により実現できる活動についてディスカッションを重ねる中で、医療におけるジェンダー関連課題をLGBTQ当事者・支援者の経験に基づくリアルな語りで視覚化し、共有するアイデアが生まれました。動画は、LGBTQの患者や医療従事者も当たり前にいることを大前提として、当事者・支援者の語りから、自分にもできることがあるかもしれないと考えを巡らせていただくことを目的としています。職場や学校での研修を含め、ぜひ、多くの場で活用いただきたいと思います」

また、バイエル ホールディング株式会社代表取締役社長のフリオ・トリアナは、次のように述べています。
「ジェンダー平等の実現は、職場における公正さと相互の尊重、I&D、サステナビリティのいずれとも関連する重要な目標の一つです。多様な性で構成されている顧客をよりよく理解するためには、私たちの組織においても同様に多様な性や個性が尊重され、社員が安心して働き、能力を発揮できる職場環境を整えることが重要です。当社は虹色ダイバーシティとの協働を通じて、互いの多様な違いを認識、尊重していくために、ジェンダー平等の視点から考えるセッションを社員研修の一環として行い、LGBTQ当事者の経験談から、多くの社員が新たな気付きを得ました。虹色ダイバーシティと協力して制作した動画『LGBTQと医療』が社会において広く活用され、より多くの方がLGBTQについて理解を深めてくださることを期待します」

ジェンダー平等に関連する協働活動は、持続可能な開発目標(SDGs)の目標3「すべての人に健康と福祉を」、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」、目標10「人や国の不平等をなくそう」、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」に貢献するものです。バイエルと虹色ダイバーシティは引き続き、協働活動を通じて、ジェンダー平等の推進に取り組みます。

※1 プライドセンター大阪(大阪府大阪市北区天満2-1-6 天満橋MSビル7F https://pridecenter.jp/)は、LGBTQ当事者やアライ(理解者・支援者)をはじめ、LGBTQに関する理解を深めたいと考える人々が利用できる施設。LGBTQに関する情報・相談・交流の場を提供し、地域におけるI&Dを促進する。

※2 「LGBTQ」は、Lesbian(レズビアン)、Gay(ゲイ)、Bisexual(バイセクシュアル)、Transgender(トランスジェンダー)、Queer(クィア)あるいはQuestioning(クエスチョニング)の頭文字をとった言葉で、性的マイノリティを表す総称の一つとして使われている。

※3 吉田絵理子. 医療者のためのLGBTQ講座. 南山堂. 2022.  
 

虹色ダイバーシティについて


「Bridging the gaps for diversity and inclusion(ダイバーシティ&インクルージョンのための架け橋となる)」をミッションとして掲げ、LGBTQ研修・コンサルティング、調査研究・アドボカシー、イベントを事業内容として活動しています。
詳細はhttps://nijiirodiversity.jp/をご参照ください。

バイエルについて


バイエルは、ヘルスケアと食糧関連のライフサイエンス領域を中核事業とするグローバル企業です。その製品とサービスを通じて、世界人口の増加と高齢化によって生じる重要課題克服への取り組みをサポートすることで、人々の生活と地球の繁栄に貢献しています。バイエルは、持続可能な発展を推進し、事業を通じて良い影響を創出することに尽力します。同時に、収益力を高め、技術革新と成長を通して企業価値を創造することも目指しています。バイエルブランドは、世界各国で信用と信頼性および品質の証となっています。グループ全体の売上高は441億ユーロ、従業員数は約100,000名(2021年)。特別項目計上前の研究開発費は53億ユーロです。
詳細はwww.bayer.comをご参照ください。

バイエル ホールディング株式会社、認定NPO法人 虹色ダイバーシティ
2023年1月24日、東京 ・ 大阪

将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements)


このニュースリリースには、バイエルの経営陣による現在の試算および予測に基づく将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements) が含まれている場合があります。さまざまな既知・未知のリスク、不確実性、その他の要因により、将来の実績、財務状況、企業の動向または業績と、当文書における予測との間に大きな相違が生じることがあります。これらの要因には、当社のWebサイト上(www.bayer.com)に公開されている報告書に説明されているものが含まれます。当社は、これらの将来予想に関する記述を更新し、将来の出来事または情勢に適合させる責任を負いません。

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください