~「UMI」が伝えるSDGs、美しい海のある未来へのアクション~
【機能をカタチに創造する】をコンセプトに掲げる株式会社アートフィアー(兵庫県豊岡市中央町8-4 代表取締役 土生田昇 TEL:0796-23-5408)は、2024年入学向けスクールリュック「UMI」発売開始に向けて、日本一の鞄の産地、兵庫県豊岡市の豊岡鞄協会および豊岡に本社を持つ鞄の製造会社へのインタビューを公開しました。
本気でSDGsに取り組む姿や、子どもたちへの暖かい眼差しなど大変読み応えのある内容になっています。ぜひご一読ください。
■インタビューを通して伝えたいこと
子どもたちが快適に背負うことができ、機能性に富んだスクールリュックを実現するために、半世紀に渡り世界のトップブランドを作ってきた職人たちが本気で取り組んだのがUMIでした。登下校する様子を物陰からじっと見つめて観察する姿、たった一人の子どもの声も聞き逃さない姿には、作るからには絶対に妥協しないという強い意思が感じられました。
なぜ漁網を再生した生地を使うのか、なぜSDGsに自分たちが取り組むのか、社員全員がすぐに同じ方向を向いたわけではありません。しかし、製造の過程で子どもたちと向き合うごとに、子どもたちの未来に豊かな自然を残したいという思いが少しずつ育っていったと言います。
有志による海岸の清掃活動も始めました。ごみを拾うという行動は、自分たちは豊かな海に支えられて生きているという、普段は見過ごしがちな自然の価値にも気づくきっかけになりました。一つ一つの取り組みは小さくても、今生きている自分たちのことだけではなく、未来を生きる子どもたち、そして地球へと視野が大きく広がっていきました。大人たちのその姿は、間違いなく子どもたちにも伝わっています。
ものを買うときに、何を考えて、どんな判断基準で選ぶのか。好きなものを選ぶ時代から、持続可能性や環境への負荷を考えてものを選ぶ時代へと変わりつつある今、ぜひこのインタビューを通して、読んだ人がこれまでと違う視点で考えるきっかけとなってほしいと思います。
■海と子どもを守るために立ち上がった。選ぶことで次世代に繋ぐ。「UMI」が伝えるSDGs、美しい海のある未来へのアクション。
スクールリュック「UMI」は、海洋汚染の原因になっている漁網をアップサイクルした生地でできています。半世紀以上、世界のトップブランドの鞄を製造してきた豊岡鞄のメーカーが、なぜ廃棄漁網の再生生地を使ったスクールリュック製造に乗り出したのでしょうか。
由利昇三郎代表取締役へのインタビューでは、徹底的に再生素材にこだわる姿勢に刺激されてSDGsを意識するきっかけとなったスペインの鞄のトップブランドとの仕事のお話や、まだ誰も取り組んでいない漁網の再生生地に他社に先駆けて取り組むと決めた理由など、経営者目線での本気の思いを語っていただきました。
一方で、豊かな海の恵を受けながら人々が暮らしている豊岡のメーカーだからこそ、子どもたちのために豊かな海を残したいというお話には、豊岡に住む一人の大人としての子どもたちへの責任と優しさあふれる想いが込められていました。
少子化に伴い、ランドセルの高級化やブランド化には拍車がかかるばかりです。だからこそ、「見た目や好みももちろん大切ですが、次世代に自然豊かな地球を残すには、何をどんな視点で選んだらいいか、自分の選択で未来が代わる、という視点で考えられるようになってもらえたら嬉しいですね」という代表の言葉にハッとさせられます。
インタビュー記事はこちらから (URL:https://umitoyooka.com/pages/interview1)
■世界中のハイブランドのバッグを作ってきたメーカーが、子どもに寄り添いながら本気で作ったランドセルとは
「重くて大変」「肩が痛い」「腰が痛い」ーー。タブレット端末や厚みを増した教科書、水筒など、学校に持っていく荷物は年々増え、既存のランドセルで学校に通っている子どもたちは、悲鳴をあげています。
そんなランドセル業界に、再生漁網を使ったスクールリュックとして参入することを決めた時、世界中のハイブランドのバッグを作ってきた社員たちは、どんな決意を持っていたのでしょうか。永井宜積(よしずみ)常務はインタビューで、とにかく徹底して子どもたちの声を聞こうと決めたことを明かしてくれました。
一般的なランドセルを使っている子どもたちや親の声を聞くこと100名以上。聞くだけではなく、実際に使っている様子を見ようと、登下校の様子を物陰からひっそり見たことも何度もあったといいます。試作しては実際に背負ってもらっては感想を聞き、最後の最後の1人の声まで聞き逃さずに徹底的に改良を重ねました。
すべての子どもの声を反映させることは容易ではありません。しかしそれができたのは、半世紀以上に渡り豊岡鞄を作ってきた技術、そして、子どもたちを「重い」「痛い」「大変」から解放してあげたいという、子どもたちへの深い愛情と優しい眼差があったからでした。
インタビューでは、子どもたちの負担を軽くするスクールリュックの実現を支えた具体的な技術やさまざまな工夫についても語っていただきました。「目先のことだけではなく未来のことも考え、環境に配慮したランドセルを、どうぞ胸を張って誇りを持って選んでほしい」という永井常務のメッセージは、大切なお子様、お孫様へランドセルを選ぼうとしている方たちにきっと響くはずです。
インタビュー記事はこちらから (URL:https://umitoyooka.com/pages/interview2)
■利用者のインタビューも
スクールリュックUMIの実際の使い心地はどうなのでしょうか。モニターとして1年間にわたりUMIを
使ってみた子どもたちの様子や感想を、3名のお父さん、お母さんにそれぞれインタビューしました。
3名はいずれも社員で、鞄の製造・輸送・輸出などに関わっています。
3名の話の中で共通していたのが、一般的なランドセルからUMIに変えたら荷物が全部UMIの中に入り、手持ちの荷物がなくなったこと。そして、より多くのものが入って重くなったはずなのに重さを感じず、軽快に登下校をするようになったという子どもたちの姿でした。
その結果、バスから降りる時の忘れ物がなくなったり、さらに元気いっぱいに校庭を駆け巡ることができるようになったりと、伸び伸びと過ごす子どもたちの姿が印象的でした。ランドセル選びの視点はいろいろありますが、快適さと使いやすさこそが本質なんだ、ということがよくわかります。
そして、そのランドセルが漁網を再生した生地でできていることを子どもたちに伝えることで、子どもたちからは「漁網からどうやってこのランドセルができるの?」などと疑問や関心がわいてきていることもわかりました。
インタビュー記事はこちらから (URL:https://umitoyooka.com/pages/interview3)
■スクールリュック「UMI」
「安全・安心・大容量で使いやすく長く使える」漁網再生ナイロン生地を主材とした環境に配慮した、新しい発想の次世代型ランドセル
■SDGsの取り組みについて
「スクールリュックUMI」で使用される廃棄漁網は、北海道の漁網回収企業にて乾燥させ洗浄し圧縮され、素材メーカーの愛知県一宮工場にて、細かく粉砕され、再生プラスチックの粒に。その粒を糸に加工し、織りあげられたナイロン生地(内25%廃棄漁網を活用)を利用しています。
そのほかにも、リサイクルPET素材、YKKリサイクルファスナーを使用しています。海洋プラスチックごみ問題解決に貢献する商品やサービスをProduct for the Blueとして認定され、収益の一部を海洋環境保全活動に寄付します。
【インタビューアー】
平地紘子。元全国紙記者、フリーライター。ヨガ指導者。二児の母。
インタビューでは鞄作りへの熱い想い、矜持、徹底したこだわり、子どもたちへの優しい眼差しと溢れる愛情に触れ、思わず涙しそうになる場面もありました。3月に下の娘も小学生を卒業しますが、最後まで手荷物を両手に持ち、「ランドセル重い」と言いながらの通学でした。これから小学校に入学される方には、心からUMIをおすすめしたいと思います。
【アートフィアーについて】
「“鞄創造により人生を豊かにする”」をミッションに、丈夫で、使いやすく、安心して長くつかえる、人生のパートナーとなる鞄をお届けしています。
アートフィアーの代名詞「ニューダレスバッグ」は、フレームの構造を生かしつつ、立体縫製の3Dデザインを実現した流線型のフォルムのバッグです。
スリムかつ大容量のこれまでの鞄とは一線を画す斬新なバッグは2009年の発表より10年、世界中のビジネスマンに愛され、累計販売数は10,000本を超えます。
URL:https://www.store.artphere.com/
【企業概要】
会社名:株式会社アートフィアー
代表者:代表取締役 土生田 昇
所在地:兵庫県豊岡市中央町8-4
設立 :2006年5月
事業内容:バッグの企画、製造、販売
資本金:1000万円
URL :https://umitoyooka.com/