建設現場初のバイオ燃料継続使用へ
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社⻑:出雲 充)は、清水建設株式会社(以下「清水建設」)が施工中の「芝浦プロジェクト(港区芝浦1 丁目)」S棟で稼働するクレーンの燃料として、当社が販売する次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」(以下、「サステオ」)の使用を2023年1月5日より開始しました。なお、「サステオ」の供給先は、清水建設の100%子会社で、今回のクレーンによる揚重工事を担当する株式会社エスシー・マシーナリです。
今回、建設重機に使用する「サステオ」は、バイオマス(生物資源)を原料としながらも、石油由来の軽油と分子構造が同じため、内燃機関を変更することなく使用できる次世代バイオディーゼル燃料です。この「サステオ」は、燃料を使用する際の燃焼段階ではCO2(二酸化炭素)を排出しますが、原料であるバイオマスが成⻑過程で光合成する際にCO2を吸収するため、排出するCO2の量が実質的にはネットゼロとなり、カーボンニュートラルの実現に貢献する技術として期待されています。
清水建設での「サステオ」の使用は、2020年7月開始の技術研究所連絡バス用燃料、2021年6月開始の安全体感車「甕割号(かめわりごう)」に続き、本件で3 件目となります。
■「芝浦プロジェクト」とは
「芝浦プロジェクト」は、野村不動産株式会社と東日本旅客鉄道株式会社を事業主体とする大規模複合開発で、清水建設が施工中のS棟は地上43階、高さ約235mの超高層で、用途はオフィス、商業施設、ホテルから構成されます。
<株式会社ユーグレナについて>
2005 年に世界で初めて微細藻類ユーグレナの食用屋外大量培養技術の確立に成功。微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した食品、化粧品等の開発・販売のほか、バイオ燃料の製造開発、遺伝子解析サービスの提供を行っています。また、2014年よりバングラデシュの子どもたちに豊富な栄養素を持つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナGENKI プログラム」を継続的に実施。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、事業を展開。https://euglena.jp