株式会社スタートライン (本社:東京都三鷹市、代表取締役:西村賢治、「以下、スタートライン」)は、大阪府枚方市(以下、枚方市)の市役所職員に対して「障害者雇用に関する理解およびマネジメント研修」を実施しました。
枚方市では、毎年、全職員を対象に人権研修を実施しています。令和4年度は、「障害のある人の人権」をテーマとし、その一環として障害のある職員が個々の特性や個性に応じて能力を有効に発揮できるより良い職場環境を整えていくため、障害者雇用についての研修実施に至りました。その研修の様子をご紹介します。
- 研修の概要
テーマ :障害者雇用に関する理解およびマネジメント研修
日時 :11/16(水)①9:30~12:00/②13:30~16:00
11/17(木)③9:30~12:00
場所 :枚方市役所
参加人数:管理職 約160名
内容 :障害者雇用とは
合理的配慮について
障害者手帳と障害の基本知識
~休憩~
業務サポートとコミュニケーション
面談の方法
体験ワーク
ケーススタディ
研修の前半は障害者雇用の基本的な知識や、障害者手帳の種類、具体的な例を示しながら合理的配慮について解説しました。
後半は、前半の障害特性を踏まえたうえで、実際に障害のある職員のマネジメントを行う上で、どのようなサポートを行うべきなのか、障害のある職員の行動パターンを理解・分析して、適切な対応を取るためのサポートのコツをお話ししました。
座学だけでは理解しきれない障害特性について、体験ワークを通じて障害のある当事者の視点に立つ意識を持っていただいたり、座学で学んだことを現場で活かせるようケーススタディを実施しました。
- 参加者の声
研修後に実施したアンケートでは、以下のようなコメントを頂戴しました。(一部抜粋)
・あらためて障害についての学びになった。特に疑似体験では、思いもよらないしんどさを抱えていることを知り、これからのサポートの方法を考える機会になった。
・聴覚過敏の場合の聞こえ方を音声で体験することで、今後、職員が聴覚過敏であった場合の職場での対応を考えることができた。
・大人の発達障害についてなど、これまではあまり学ぶ機会がなかった内容に触れてくれていて勉強になった
・障害者雇用に関する理解を具体的に順序だてて話があった事や、ケーススタディ後のアドバイスも解りやすかった。
- 最後に
この度は、枚方市の管理職の方々に向けた研修を実施する機会を頂戴しまして、誠にありがとうございました。特にケーススタディでは活発にコミュニケーションが生まれており、今回の研修内容が障害者雇用の現場でも活かされる姿を想像することができました。今回の研修のような、障害者の働きやすい職場環境づくりに貢献できることを光栄に存じます。
■スタートラインとは
ABA(応用行動分析)と第三世代の認知行動療法に基づいた効果的で専門的な支援で、障害者雇用の新しい「場」づくりから定着支援までワンストップで実現する日本で唯一の会社です。
「自分をおもいやり、人をおもいやり、その先をおもいやる。」の企業理念のもと、2009年創業以来、障害者雇用支援の領域において障害者の「採用」と「定着」に重きを置き、サテライトオフィスサービスを運営。障害者雇用に関する総合コンサルティングを軸に、屋内農園型障害者雇用支援サービス「IBUKI」、ロースタリー型障害者雇用支援サービス 「BYSN」、企業/障害当事者向けカスタマイズ研修、在宅雇用支援、障害者採用支援などサービスメニューを拡充しています。一つでも多くの選択肢をつくり、多様な人々の可能性を拡張することで、誰もが自分らしく生きる社会を目指しています。