正しい体毛の知識やケア方法を小学生に伝える「MY FIRST SHAVE」が健やかに社会を生き抜く力を身に付けるための活動を表彰する令和4年度 青少年の体験活動推進企業表彰の『審査委員会優秀賞』を受賞

ウェットシェービング国内トップシェア※を誇るシック・ジャパン株式会社（本社：東京都品川区、以下シック）は、文部科学省が主催する「令和4年度 青少年の体験活動推進企業表彰｣において『審査委員会優秀賞』を受賞いたしました。

審査委員会優秀賞

　「青少年の体験活動推進企業表彰」とは、次世代を担う子どもたちが健やかに社会を生き抜くために必要な力を身に付ける体験活動を行っている優れた企業を、文部科学省が審査し表彰する制度です。シックでは、産婦人科医の高橋幸子先生（以下、高橋先生）を講師に迎え、“自分らしさ”や“体毛の多様性”を考えながら、正しい体毛の知識やケアの方法を小学生に伝える出張授業「MY FIRST SHAVE（マイ・ファースト・シェーブ）」を2022年9月15日（木）、渋谷区立加計塚小学校の4年生児童と保護者を対象に開催しました。今回、この活動が認められ「審査委員会優秀賞」を受賞しました。

　10歳前後の児童はちょうど第二次性徴を迎えます。この時期に自分の体と向き合い、自分らしさについて考え、そして体毛についても「生やすもなくすも自分で決める」という価値観を伝え、自分を、そして周りの人を大切に思い尊重することが重要だとシックは考えます。受賞式では、より多くの人に「ひとりひとりちがっていいんだ！と知ってほしい。そのうえで、自分の体をケアする方法を身につけてほしい」、これらの学びが健やかに社会を生き抜くために必要なものとして取り組みの趣旨と成果を発表しました。
 

プレゼンテーション

　シックは今回の『審査委員会優秀賞』受賞を踏まえながらも、より多くの体毛に関する関心や悩みを持つ小中学生や保護者の方々をサポートするために、「MY FIRST SHAVE」の取り組みを継続的に実施していく予定です。2023年については、6月までに都内の小学校にて実施を計画しております。

青少年の体験活動推進企業表彰
https://www.mext.go.jp/a_menu/sports/ikusei/1412628.htm

※インテージSRI＋調べ 2021年度（2020年10月－2021年9月）ウェットシェービング市場(男性用カミソリ･シェービング剤市場＋女性用カミソリ市場の計)金額シェア

　授賞式当日は「MY FIRST SHAVE」の活動を展示し、多くの方にご覧いただきました。

展示1

展示2

千葉商科大学基盤教育機構 教授 笹谷秀光氏
（以下、一部抜粋）

　受賞者の皆様、誠におめでとうございます。令和4年度 青少年の体験活動推進企業表彰では、特に人に焦点が当たったと思います。企業の場合は人を動かす志・パーパス、これらをしっかり定め、何のために・何をやるのか整えている事が今回の受賞企業の共通項ではないかと思います。次世代の育成は、最も大事な未来を担う世代の育成で、SDGsの4番に「質の高い教育」と記載があることから、質の高さが求められます。それは世の中が非常に難しい中で、「しっかりと学んでいかなければいけない。生きる力ではなくて、“生き抜く力”を授けたい、という思いからくる教育」のことです。
　これらの活動を今後深めていくために、ますます本業との連携を強め、プレゼンテーションも含めた発信力を高めていくことが重要です。発信すればするほど仲間が増えます。仲間が増えれば増えるほど、難しい時代を乗り越えるイノベーションが起こる、この構造をうまく作っていく企業が今回のプレゼンテーションでは非常に多かったと思います。今後も誇りを持って邁進していただきたいと思います。

　性教育は自分のからだや生殖にとどまらず、自分以外の人と人間関係を含む”人権教育”です。小学生に対する性教育の取り組みが「大切なこと」として評価され、大変うれしく思います。加えて「体毛」について着目することで「コンプレックス」「清潔・安全」など、子どもたちが学ぶべきことをさらに幅広くお話することができました。
　体毛が生えるのは自然な成長であること、体毛ケア方法には様々な選択肢があること、自分で選ぶことができるということ。これらが、「わたしのからだはわたしのもの」を自分事として考える第一歩に大変ふさわしいと思います。これからもこのテーマを子どもたちへの性教育に取り入れていきたいと思います。

　産婦人科医の高橋幸子先生（以下、高橋先生）を講師に迎え、“自分らしさ”や“体毛の多様性”とは何かを考えながら正しい体毛の知識やケアの方法を小学生に伝える出張授業「MY FIRST SHAVE」を2022年9月15日（木）、渋谷区立加計塚小学校の4年生児童・保護者を対象に実施しました。

学校施策バナー

1. 高橋幸子先生による授業（自分らしさ/命について/からだとこころの成長について）

　授業の前半は産婦人科医の高橋先生に講師を務めていただき、生命の誕生から人の性の種類、第二次性徴の心と体の変化についてお話いただきました。男女ともに体の色々な部分に毛が生えてくること、男性は髭が生えてくることにも触れ、「毛が生えたり濃くなったりすることは、体が大人に変化していく中で自然なこと」「自分の体や体毛のことは自分で決めていい」ということを児童に伝えました。

授業1

2. シックによる授業（体毛について/自分らしさの話/シェービングレクチャー）

　後半は体毛について、さらに深く考える授業としてシック担当者が登壇し、体毛の種類や役割についてクイズを交えながら授業を実施しました。「正しい体毛の剃り方」をレクチャーするコーナーでは、シェービング初心者でも使いやすいシックのカミソリ「イントゥイション 敏感肌用」を使用し、お友達の前で実際に剃ってみる練習をする場面もあり、体験を交えながら正しい体毛のケアの方法を理解してもらうことができました。

授業2

　「MY FIRST SHAVE」の授業を行なった渋谷区立加計塚小学校の4年生児童44名に対して、授業前と授業後に体毛に関するアンケートを実施しました。授業前後の児童の意見から、体毛の知識やケア方法を伝えた出張授業の成果としてポジティブな結果が浮かび上がりました。

授業後は、体毛の正しいそり方がわかったと答える児童の割合は84ポイントもアップ
　授業前のアンケートで”正しい体毛のそり方を知っている”と回答したのは14%に対して、授業後のアンケートにて”正しい剃り方がわかった”と回答した児童は98%にのぼり、84ポイントアップしました。体の成長に合った適切なタイミングで正しい体毛ケアの方法をきちんと伝えることが非常に有効だとわかります。

授業を通じて体毛について話すことは恥ずかしくないと回答する割合も増加

　授業前のアンケートで体毛のことを話すのを「恥ずかしい」と感じますか？の問いには全体の14％が「恥ずかしい」と回答し、「恥ずかしくない」は31％でした。授業後に同様の質問をした結果、体毛のことを話すのは「恥ずかしくない」と回答した児童は17％増え、48％となりました。
　授業で高橋先生が話した「体毛が生えるのは自然だが、同じではなく個人差がある」「自分らしさは、みんなそれぞれ違っていい」というメッセージが伝わったこと、また、みんなで堂々と体毛について話し合ったという経験によって、体毛について話をするのは恥ずかしいことではないと感じる児童が増えたのではと考えられます。

　シックは体毛に関する関心や悩みを持つ小中学生や保護者の方々に対して、体毛に関する理解やはじめてのシェービングをサポートするため、今年も「MY FIRST SHAVE」を実施予定です。
　また、今後も一人ひとりに合わせた毛のあり方や多様性を推進し、エントリー層の方にも安心してお使いいただける商品・サービスの提供を通じて、お客様のライフスタイルを支えてまいります。

【会社概要】

　「最も革新的なビューティーグルーミングカンパニーを目指す」というビジョンのもと、シェービングからボディケア、スキンケア、ビューティツールまで、お客様が自分らしい身だしなみやライフスタイルを楽しんでいただける商品とサービスを提供しています。

ロゴ

社名　　：シック・ジャパン（株） (Schick Japan K.K.)
本社　　：〒141-8671 東京都品川区上大崎2-24-9 IK ビル
代表者　：代表取締役社長 後藤秀夫
資本金　：3億1,000万円
従業員数：104名（派遣社員含む） ※2022年8月1日現在
事業内容：シェービング関連製品（髭剃り、シェービング剤）、スキンケア関連製品の輸入・製造・販売
URL　　：https://www.schick.jp/