「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」による資金調達について

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~ 安定的な財務基盤の確立に向けて ~

 MIRARTHホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役:島田和一)は、この度株式会社富山第一銀行(本店:富山県富山市/頭取:野村充)が提供する「ファースト・ポジティブ・インパクト・ファイナンス」による資金調達を実施しましたので、お知らせいたします。
 

  • 「ファースト・ポジティブ・インパクト・ファイナンス」とは

 「ファースト・ポジティブ・インパクト・ファイナンス」は、株式会社富山第一銀行が提供する融資商品です。ポジティブインパクト金融原則に基づき分析し、企業活動における経済・環境・社会の3つの側面において、ポジティブインパクト(プラスの影響)の拡大とネガティブインパクト(マイナスの影響)の緩和を目的とし、これらのインパクトに対してKPI(重要業績評価指標)について目標を設定します。
 この目標の達成状況や取組み状況について、定期的にモニタリングを行い、SDGsやESGに対する取組みを明確にし、目標を適切に設定することで、サステナブル経営の実現を支援いただけるものです。
 

  • 資金使途及び当社と富山県の関係性について

 今回のインパクト評価の対象はグループ全体を通して、MIRARTHホールディングス株式会社となりますが、調達資金はグループ会社である株式会社タカラレーベンのコア事業、新築分譲マンション事業に関する資金として充当いたします。
 当社グループでは、富山県内初供給となった「レーベンハイム富山白銀町(2009年6月分譲)」から現在に至るまで、富山駅前や総曲輪など富山市の中心市街地を中心に、14棟956戸を供給してまいりました。

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 また高岡市においては、中心市街地の「末広西地区暮らし・にぎわい再生事業」における商業・公益・住宅の一体開発事業に参画しております。2019年に供給いたしました「レーベン高岡MID RISE TOWER」では街の新たなシンボルとなる高層レジデンスを整備し、中心市街地の人口回復を図りました。2021年からはクラフトと高岡のまちの魅力を発信するイベント「高岡クラフト市場街」に参加し、同物件におきまして「モデルノコモノ&マルシェ」を開催しております。「モデルノコモノ」は、SDGsの一つである「持続可能な消費と生産のパターンを確保する」への貢献を目的に、当社のモデルルームにて使用したインテリア雑貨の特別販売を行うという取り組みです。「マルシェ」では地元クラフトの展示販売に加え、山形名物「芋煮」やオーガニック農産物等を販売いたしました。
 これらの取り組みを中心に、富山県内では新築分譲マンションの供給だけでなく、地域の皆様と共同し、その土地の賑わい創出に貢献すべく、寄与してまいります。
 

  • インパクトの特定と評価について

 今回の当社に対するポジティブ・インパクト・ファイナンスにおける、インパクトの特定と評価の概要については下記の通りです。なお、実施体制の業務プロセスがPIF原則に準拠して適用されていることを格付投資情報センター(R&I)によるセカンドオピニオンにより確認されています。

・グループとして事業を通じて、地域特性や街づくり計画、多様化するライフスタイル等を踏まえた住宅を企画開発し、都市部・地方の双方への安定供給を通じて「住居」「健康・衛生」の面でポジティブな影響をもたらしている。特に地方では再開発案件も積極的に手掛け、新たなコミュニティ形成による地域活性化を促すことで「包括的で健全な経済」「経済収束」に貢献している。また、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)※1に対応したマンションの供給にも注力しており、省エネの実現によって温室効果ガス排出削減に寄与している。
・エネルギー事業においては、太陽光発電所の開発・運営を通じて脱炭素化を推進している。FIT制度(固定価格買取制度)終了後を見据えたPPA※2市場への参入のほか、不動産事業とのシナジーを生かした地域マイクログリッドの構築等も企図しており、「エネルギー」「大気」「気候」分野においてポジティブインパクトのさらなる拡大を見込んでいる。
・事業活動全般において発生する環境面のネガティブな影響を低減すべく事業を行っており、グループ会社では環境マネジメントシステムに基づく業務運営を徹底している。
・雇用面においては、充実した人事制度や教育制度を整備し、従業員一人一人にとって働きがいのある職場の実現を目指している。なかでも、女性活躍推進を重要施策の一つと位置付けており、産休・育休取得後に復帰しやすい環境づくりを積極的に進め、仕事と家庭の両立を支援している。 

「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」による資金調達についてのサブ画像2_ZEHマンションの事例:レーベン富山神通本町ONE TOWERZEHマンションの事例:レーベン富山神通本町ONE TOWER

「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」による資金調達についてのサブ画像3_再開発事業の事例:レーベン富山桜町再開発事業の事例:レーベン富山桜町

 当社グループでは新たに「サステナブルな環境をデザインする力で、人と地球の未来を幸せにする。」というパーパスを掲げております。「人と地球の未来を幸せにする企業」へと進化していくという決意のもと、すべてのステークホルダーとの対話を通して、独自のビジネスモデルを堅持しつつ、ESGを意識した事業運営と価値創造を推進してまいります。

※1.外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支を正味でゼロとすることを目指した住宅
※2.発電事業者と電力の需要家との間で直接締結する電力購入契約
 

  • 評価企業概要(MIRARTHホールディングス)

商号:MIRARTHホールディングス株式会社
代表者:代表取締役 島田 和一
所在地:〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-8-2鉄鋼ビルディング16F
設立:1972年9月
事業内容:グループ会社の経営管理等
資本金:4,819百万円
URL:https://mirarth.co.jp
 

  • 借入人概要(タカラレーベン)

商号:株式会社タカラレーベン
代表者:代表取締役 島田 和一/代表取締役 秋澤 昭一
所在地:〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-8-2鉄鋼ビルディング16F
設立:1989年8月
事業内容:新築分譲マンションの企画・開発並びに販売、不動産流動化事業、賃貸事業、流通事業
資本金:400百万円
URL:https://www.leben.co.jp/

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