医療用品メーカーのダイヤ工業株式会社(本社:岡山県岡山市 代表取締役:松尾浩紀)は、2023年2月18日(土)に9社の法人・団体が集まり、廃棄されるはずのB品や廃盤商品を割引価格で販売し、売上の一部を子ども食堂の運営団体に寄付する「岡山 もったいない祭り」を開催いたしました。
2023年2月18日(土)に当社の社屋を会場として「岡山 もったいない祭り」が開催されました。岡山県内でものづくりを行う9社の法人・団体が参加し、ものづくりの過程で仕方なく出てしまう規格外品(B品)や廃盤商品などを割引価格で販売し、その売上の一部を子ども食堂の運営団体に寄付する取り組みです。当日はオープン前から開場待ちの列ができるなど、多くの方にお越しいただきました。
目次
■「岡山 もったいない祭り」について
NPOが2022年に行った調査によると、子どもたちに食事や居場所を提供する「子ども食堂」について、岡山県は人口比指標(人口10万人あたりの子どもの食堂数)が全国ワースト3位という結果でした。しかし県内の子ども食堂の数は、コロナ禍の影響もあり62か所と前年に比べて12か所も増加しました。子どもたちの居場所が増える一方で、運営継続には資金難・人手不足などの課題が山積しています。「岡山 もったいない祭り」は、岡山県内でものづくりを行う企業が集まって企画しました。ものづくりの現場では、製品を作る過程で正規品としては世の中に出せない「B品」などが廃棄されてしまう現状があります。「B品」とはいえ、使用には問題ない製品です。上記の現状から資源価値を活用し、地域社会に還元する仕組みを作れないかと考え立ち上がったのが「岡山 もったいない祭り」で、今回が第1回目の開催となりました。
■当日の様子
今回、当社と靴製造の岡本製甲株式会社、ウェブ制作や衣料品販売などの株式会社クラビズの3社が企画を行いました。当日はスポーツ用サポーターや靴、帆布バッグ、イチゴや桃のスイーツ、和菓子、ペット用品などの販売を行いました。小さな傷や形が整っていないと通常の出荷はできない製品ですが、通常よりお求めやすい価格ということもあり、多くの方に喜んでいただきました。
初開催にも関わらず、841名ものお客様にご来場いただき、全体の売上は1,984,068円となりました。この売上の20%にあたる、396,814円を子ども食堂を運営する「水島こども食堂ミソラ♪」ならびに「ハルハウス」に寄付させていただきます。寄付金は、子ども食堂での食材の購入費をはじめ、個別相談のための通信費、支援拠点となるハルハウスの運営費、さらに子どもたちへの文化的な体験の提供のために活用予定です。
当日の販売を担当した当社の従業員のコメントは下記の通りです。
「廃棄されようとしていたB品や廃盤品などの価値を見出して、地域の方に還元しようという初めての試みでしたが、地域の企業で協力して開催できたおかげで地域の皆様に喜んでいただけるイベントになったと思います。また、私自身も地域社会の課題を考える良いきっかけにもなりました。ご来場のお客さまと出店企業の方から、次はいつ開催するのかというご要望も多く寄せられたので、2回目、3回目と地域の恒例イベントにしていきたいと考えています。」
■今後の展望
「SDGs」や「サステナブル」といった言葉が広がりを見せる中、ものづくりの現場では現在も多くの規格外品などが廃棄されてしまう現状があります。廃棄されるはずのものの価値を見出し、子どもたちの支援に役立てるという新たな形の社会貢献活動の規模を拡大し、継続していきたいと考えています。次回の開催日については現在未定ですが、より意義深い活動として育てていくとともに、「サステナブル」という言葉の本質的な意味を問い、子どもたちの明るい未来を創っていきます。
- 会社概要
【ダイヤ工業株式会社】
所在地:〒701-0203 岡山県岡山市南区古新田1125
代表者:代表取締役 松尾浩紀
設立:1963年4月
資本金:1,000万円
Tel:086-282-1245
Fax:086-282-1246
Mail:[email protected]
URL:https://www.daiyak.co.jp
公式Twitter:https://twitter.com/daiyak_medical
公式Facebook(ワーク):https://www.facebook.com/daiyakogyoworkassist
事業内容:コルセット、サポーター、インソール、テーピング・トレーニング用品など多岐にわたる製品を開
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