GMOインターネットグループ(グループ代表:熊谷正寿)は、2023年3月10 日(金)に、東京・渋谷のグループ第2本社内「GMO Yours・フクラス」にて、「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」の一環として実施した『未来の笹塚小学校をつくろう~より多くの人が幸せな社会を目指して~ 最終成果発表』を開催いたしました。
本発表会は、渋谷区立笹塚小学校にて2022年10月から計11回開催された授業の成果発表会です。「未来の笹塚小学校」をテーマに、笹塚小学校6年生計57名が、63名の5年生や笹塚小学校の先生方、渋谷区教育委員会の方を前に、その成果を発表しました。
この授業は、昨今注目を集めているPBL(問題解決型学習)の教育方法を用いて、渋谷区笹塚小学校の先生方とGMOインターネットグループの開発者が協力し、カリキュラムを設定して進めてまいりました。児童たちが興味を示しやすいゲーム「教育版マインクラフト」を用いて、「学校」という身近な課題解決をテーマにすることで、プログラミングを学ぶと同時にチームでの探究学習に取り組んできました。
渋谷区教育委員会教育長の五十嵐俊子氏が冒頭登場し、「『未来の学校をつくる』をテーマに子どもや地域の目線、SDGsの観点から問いを見つけそれを探究し、プログラミングで表現し提言することは「未来の学び」です。私たちもこれからの学校づくりに活かしていきたいと考えています。このような素敵な学びを与えてもらい感謝します。」など児童に向けてメッセージを送りました。
14班のチームに分かれて行った発表では、
・学校の屋上で太陽光や風力発電を設置する“地域の人と環境とともにある学校”
・床発電や災害用トイレの設置など行う“災害に強く地域の人が使いやすい学校”
・緑や畑、ジェンダー平等トイレや誰でも使える水道がある“緑豊かで、様々な個性を大切にする学校”
・授業を選択できる日や各教科の教室や、様々なスポーツ道具を設置した“みんなが楽しく学べて、個性を最大限に活かせるように育てる学校”など、児童ならではの視点で「教育版マインクラフト」で作った思い思いの「未来の笹塚小学校」を紹介しました。
GMOインターネットグループでは、今回の笹塚小学校でのカリキュラムがモデルケースとなり、日本国内の様々な教育現場で共有・活用されることで社会への貢献できればと考えております。
また、チームで特定のテーマに取り組み、課題解決を図るPBLは、実際のソフトウェア開発と多くの共通点を持っています。そのため、今回の取り組みを、GMOインターネットグループに所属する開発者のロールモデルとして活用することにも繋げてまいります。
- 【成果発表会開催概要】
■日時 2023年3月10 日(金)9:10~11:30
■場所 渋谷・グループ第2本社内「GMO Yours・フクラス」
■登壇者
・渋谷区教育委員会
教育長 五十嵐 俊子(いがらし としこ)
指導主事 柳田 俊(やなぎだ しゅん)
・渋谷区立笹塚小学校 6年生児童 計57名
・GMOインターネットグループ株式会社
システム統括本部アプリケーション開発本部 ホスティング・クラウド開発部 成瀬 允宣(なるせ まさのぶ)
■内 容
・9:10 開始の挨拶 GMOインターネットグループ株式会社 成瀬 允宣
・9:20 ご挨拶 渋谷区教育委員会 教育長 五十嵐 俊子
・9:25 児童による成果発表 「未来の笹塚小学校」をテーマに計14班が発表
・11:20 総評 渋谷区教育委員会 指導主事 柳田 俊
・11:25 終わりの挨拶 GMOインターネットグループ株式会社 成瀬 允宣
・11:30 記念撮影
- 【本授業実施の背景】
日本では現在、文部科学省によって「主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)」が推奨されています。その学習法のうちのひとつであるPBL(Project-Based Learning)は、問題解決型学習として注目されています。これは、伝統的な講義形式ではなく、実生活の問題を中心に学生が自ら問題を解決することにより学ぶ手法です。また、2020年度から小中学校の学習指導要領の改訂によってプログラミング教育の必修化がされ、PBLにプログラミング教育を組み込むメリットが注目されています。
渋谷に拠点を構えるGMOインターネットグループでは、渋谷区教育委員会と連携し、次世代に必要な資質・能力を持った人材を渋谷から輩出する土台作りを進めることを目的に、渋谷区立小中学校のプログラミング教育を支援する「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」を2019年から推進し、今年4年目を迎えます。22年度は新しい取り組みとして、渋谷区立笹塚小学校でPBLを取り入れた探究学習を試験的に実施いたしました。
- 【本授業実施の概要】
児童たちのプログラミングスキル、創造性、コラボレーション、そして問題解決能力の育成を目指し、笹塚小学校の先生方とGMOインターネットグループの開発者が共同で、小学校高学年の児童を対象とした実験授業「未来の笹塚小学校をつくろう~より多くの人が幸せな社会を目指して~」のカリキュラム開発を2022年4月から進めてまいりました。そして同年10月には、笹塚小学校の6年生を対象に授業を開始し、2月まで計11回の授業を実施しました。
本授業では、「未来の笹塚小学校」をテーマに、教育目的に特化した教材「教育版マインクラフト」を用いてバーチャル空間に児童たちが考える笹塚小学校を作りました。「教育版マインクラフト」内のコードビルダーなどを用いてプログラミングを活用しながら、児童たちはチームでの探究学習に取り組みました。
- 【渋谷地域における次世代人財育成のこれまでの取り組み】
GMOインターネットグループは、2018年7月に渋谷区内の中学生の職場体験を開始し、それ以降渋谷地域で学ぶ小中学生の職場体験や技術学習を支援する取り組みを継続しています。
また、渋谷区教育委員会と連携した次世代人財育成プロジェクト「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」を2019年度より実施しており、これまでにGMOインターネットグループは渋谷区内の公立小学校を累計46回訪問(PBL含む)し、プログラミング出張授業を実施しています。
2022年2月には、本プロジェクトの実績が高く評価され、文部科学省主催「青少年の体験活動推進企業表彰」において「審査委員会優秀賞」を受賞しております。
- 【「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」とは】
渋谷に拠点を構えるGMOインターネットグループ株式会社、東急株式会社、株式会社サイバーエージェント、株式会社ディー・エヌ・エー、株式会社MIXIの5社は、2020年度からの小中学校におけるプログラミング教育必修化に伴い、渋谷区教育委員会と連携し、次世代に必要な資質・能力を持った人材を渋谷から輩出する土台作りを進めることを目的に、渋谷区立小中学校のプログラミング教育を支援する「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」を2019年から推進しています。
本プロジェクトは、小中学生向けのプログラミング教育カリキュラムの開発、IT企業4社や東急グループの社員を講師として派遣する授業支援、そのほかワークショップやイベントなどの実施を通じて、プログラミングへの興味喚起やキャリア教育を行っています。
- 【GMOインターネットグループについて】
GMOインターネットグループは、ドメインからセキュリティ、決済までビジネスの基盤となるサービスをご提供するインターネットインフラ事業を主軸に、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業を展開する総合インターネットグループです。お客様に喜ばれるサービスを迅速かつ低価格で提供するために、サービスは機器の選定から設置、構築、開発、運用までを内製化することを基本方針としています。そのため、グループ110社に在籍する7,300名超のパートナーのうち、ITのモノづくりを担う開発者(エンジニア・クリエイター)が49.6%を占めています。
(※)数字は2022年12月末時点
GMOインターネットグループの開発者向け情報:https://developers.gmo.jp/
以上
【GMOインターネットグループ株式会社】(URL:https://www.gmo.jp/ )
会社名 GMOインターネットグループ株式会社 (東証プライム 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 ■インターネットインフラ事業
■インターネット広告・メディア事業
■インターネット金融事業
■暗号資産事業
資本金 50億円
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