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回転寿司に関する消費者実態調査2023
マルハニチロ株式会社(https://www.maruha-nichiro.co.jp/)(所在地:東京都江東区豊洲3-2-20 代表取締役社長 池見 賢)は、2023年2月10日~2月14日の5日間で、全国の15歳~59歳の男女で、月に1回以上回転寿司店を利用する人に対し、今回で13回目となる「回転寿司に関する消費者実態調査」をインターネットリサーチで実施し、3,000名の有効回答サンプルを集計しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
[調査結果]
==回転寿司店選びの基準について==
- 回転寿司店選びで重視すること 1位「値段が安い」2位「ネタが新鮮」3位「家から近い」
全国の15歳~59歳の男女で、月に1回以上「回転寿司店」を利用する人3,000名(全回答者)に、回転寿司店を選ぶ際に重視していることを聞いたところ、「値段が安い」(42.3%)が最も高くなり、「ネタが新鮮」(31.3%)、「家から近い」(30.6%)、「タッチパネルで注文できる」(28.6%)、「駐車場がある」「店内に清潔感がある」(いずれも26.5%)が続きました。
- 「電話やネット・アプリで順番予約をしてから行くことが多い」5割半
全回答者(3,000名)に、回転寿司店に行くときの事前予約について、電話やネット・アプリで順番予約をしてから行くことが多いか、順番予約をせずに行くことが多いか聞いたところ、『順番予約をしてから行くことが多い(計)』は56.0%、『順番予約をせずに行くことが多い(計)』は44.0%となりました。待ち時間を気にすることがないように、予約システムを活用している人が多いのではないでしょうか。
==回転寿司店で食べる量について==
- 回転寿司店で何皿食べる? 男性は平均11.9皿、女性は平均8.0皿 エリア別では「九州・沖縄」が平均10.8皿で1位
回転寿司店で食べる寿司の量について質問しました。
全回答者(3,000名)に、回転寿司店で寿司を何皿程度食べることが多いか聞いたところ、「5皿~9皿」(40.5%)や「10皿~14皿」(39.6%)に多くの回答が集まり、平均は9.9皿でした。
男女別にみると、男性では「10皿~14皿」(50.3%)に最も多くの回答が集まり、平均は11.9皿でした。他方、女性では「5皿~9皿」(60.0%)に最も多くの回答が集まり、平均は8.0皿でした。
エリア別にみると、九州・沖縄(10.8皿)が最も多くなり、近畿(10.3皿)、中国、北陸、東北(いずれも10.1皿)が続きました。
- 回転寿司店で支払う金額 男性は平均1,920円/人、女性は平均1,460円/人 エリア別では「北海道」が平均1,945円/人で1位
回転寿司店での利用金額について質問しました。
全回答者(3,000名)に、回転寿司店を利用した際、1人あたりいくらくらい支払うことが多いか聞いたところ、「1,000円~2,000円未満」(57.9%)に最も多くの回答が集まり、平均は1,690円でした。
男女別にみると、平均は男性1,920円、女性1,460円と、男性のほうが460円高くなりました。
エリア別にみると、平均は北海道(1,945円)が1位、北陸(1,845円)が2位、九州・沖縄(1,731円)が3位と、海の幸が豊富な地域がTOP3に挙がりました。
==回転寿司店の人気ネタランキング==
- 回転寿司店でよく食べるネタ 12年連続で「サーモン」が1位
回転寿司店では、どのようなネタを選ぶ人が多いのでしょうか。
全回答者(3,000名)に、回転寿司店に行った際に≪よく食べているネタ≫を聞いたところ、1位は「サーモン」(50.3%)となり、2012年の調査から12年連続で1位となりました。回転寿司店でサーモンは揺るぎない人気を誇る定番ネタのようです。以降、2位「マグロ(赤身)」(35.2%)、3位「ハマチ・ブリ」(32.5%)、4位「エビ」(29.0%)、5位「マグロ(中トロ)」(27.9%)となりました。
男女別にみると、男女とも1位は「サーモン」(男性47.3%、女性53.3%)となり、男性では2位「マグロ(赤身)」(40.5%)、3位「ハマチ・ブリ」(34.5%)、女性では2位「エビ」(33.6%)、3位「ハマチ・ブリ」(30.5%)と続きました。
- 回転寿司店で最もよく食べるネタ 1位「サーモン」2位「マグロ(赤身)」3位「ハマチ・ブリ」
よく食べているネタがある人(2,964名)に、回転寿司店に行った際に≪最もよく食べているネタ≫を聞いたところ、1位「サーモン」(23.0%)、2位「マグロ(赤身)」(11.3%)、3位「ハマチ・ブリ」(8.4%)、4位「エビ」(6.7%)、5位「マグロ(中トロ)」(4.9%)となりました。
==回転寿司店のフェア・キャンペーンについて==
- 回転寿司店で行ってほしいフェア・キャンペーン 1位「旬のネタ」2位「地方ネタ・ご当地グルメ」3位「高級ネタ」 10代では「アニメとのコラボ」「ゲームとのコラボ」が高い結果に
回転寿司店で行われるフェア・キャンペーンについて質問しました。
全回答者(3,000名)に、回転寿司店でどのようなフェア・キャンペーンを行ってほしいと思うか聞いたところ、「旬のネタ」(51.0%)が最も高くなりました。季節ごとの旬の食材を満喫できる機会があったら嬉しいという人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「地方ネタ・ご当地グルメ」(37.9%)、「高級ネタ(トロ、カニ、イクラ、ウニなど)」(34.4%)、「大切り・大盛り」(32.9%)、「三貫盛り」(29.4%)でした。
世代別にみると、10代では「アニメとのコラボ」が25.6%、「ゲームとのコラボ」が19.2%と、エンタメとのコラボが高くなりました。
==回転寿司を食べに行きたい都道府県について==
- 自県以外で回転寿司を食べに行きたい都道府県・その都道府県で外せない寿司ネタ 1位「北海道のイクラ」2位「北海道のカニ」3位「北海道のウニ」
全回答者(3,000名)に、自身が住んでいる都道府県以外で回転寿司を食べに行きたいと思う都道府県と、その都道府県で外せない(絶対に食べたい)と思う寿司ネタを聞いたところ、1位「北海道のイクラ」(254名)、2位「北海道のカニ」(207名)、3位「北海道のウニ」(201名)と、北海道の寿司ネタがTOP3を占めました。海産物が豊富な北海道で獲れた新鮮な寿司ネタを現地で堪能したい人が多いのではないでしょうか。次いで、4位「北海道のホタテ」(193名)、5位「石川県のノドグロ」(184名)となりました。
==回転寿司店の利用とSDGsについて==
- 2人に1人が「持続可能な漁業・養殖の実施・支援を行う回転寿司店に対しお店選びの優先度が高くなる」と回答
SDGs(持続可能な開発目標)の目標14「海の豊かさを守ろう」では、水産資源の保護が目標の一つとして掲げられています。回転寿司店の利用とSDGsについて質問しました。
全回答者(3,000名)に、回転寿司店がSDGsに関する取り組みを行った場合、お店選びの優先度は高くなるか聞いたところ、≪低利用魚・未利用魚の活用(水揚げされても利用されない魚の活用)≫では「非常に高くなる」が14.1%、「やや高くなる」が33.0%で、合計した『高くなる(計)』は47.1%となりました。また、≪環境にやさしい素材の店舗備品を使用(商品袋やストローなど)≫では『高くなる(計)』は47.5%、≪寿司文化の発信・継承(動画配信やイベント開催、職人コンテスト開催など)≫では『高くなる(計)』は45.2%でした。
漁業支援に関する取り組みへの評価をみると、≪持続可能な漁業・養殖の実施・支援≫では『高くなる(計)』は50.4%、≪漁業就業者の支援≫では『高くなる(計)』は50.0%となりました。
- 「MSC認証・ASC認証を取得した魚を回転寿司で食べたい」4人に3人
水産資源に関連する認証制度として、持続可能な漁業で獲られた水産物に与えられるMSC認証や、環境と人にやさしい責任ある養殖業で生産された水産物に与えられるASC認証があります。
全回答者(3,000名)に、持続可能な漁業・養殖の認証(MSC認証・ASC認証)を取得した魚を回転寿司で食べたいか聞いたところ、「積極的に食べたい」は20.7%、「まあまあ食べたい」は53.4%で、合計した『食べたい(計)』は74.1%となりました。
世代別にみると、「積極的に食べたい」と回答した人の割合は、若年層ほど高くなり、10代(24.6%)では4人に1人の割合となりました。
==回転寿司店のサイドメニューについて==
- 回転寿司店で食べるサイドメニューの品数 平均は2.2品
- よく食べているサイドメニューは? 1位「茶碗蒸し」2位「みそ汁・赤だし」3位「ポテトフライ」
回転寿司店のサイドメニューについて質問しました。
全回答者(3,000名)に、回転寿司店で、寿司以外のサイドメニューを何品程度食べることが多いか聞いたところ、「2品」(40.3%)に最も多くの回答が集まり、平均は2.2品でした。
次に、回転寿司店に行った際に、よく食べているサイドメニューを聞いたところ、1位「茶碗蒸し」(33.9%)、2位「みそ汁・赤だし」(32.7%)、3位「ポテトフライ」(27.5%)、4位「ラーメン」(23.1%)、5位「うどん」(20.0%)となりました。
男女別にみると、男性では1位「みそ汁・赤だし」(30.7%)、女性では1位「茶碗蒸し」(39.5%)でした。
==回転寿司店での経験について==
- “回転寿司店あるある” TOP3は「一皿目が空いたら醤油皿にする」「食べ終わった皿を色ごとに分けて積む」「安いからと食べ過ぎてしまう」
回転寿司店での経験について質問しました。
全回答者(3,000名)に、回転寿司店の食事で経験したことがあるものを聞いたところ、「一皿目が空いたら醤油皿にする」(37.3%)が最も高くなりました。一皿目を食べ終えたあと、空いたお皿にそのまま醤油を入れて醤油皿として活用している人が多いようです。次いで高くなったのは、「食べ終わった皿を色ごとに分けて積む」(35.9%)、「安いからと食べ過ぎてしまう」(31.8%)、「湯出しボタンが固くて手間取る」(30.8%)でした。また、「『限定○食!』と掛け声があるとつい頼んでしまう」(18.8%)、「『天然』と書いてあるとつい皿を取ってしまう」(16.1%)も上位に挙がっており、“限定”や“天然”といった言葉に弱い人が少なくないこともわかりました。
男女別にみると、女性では「湯出しボタンが固くて手間取る」が38.9%と、男性(22.7%)と比べて15ポイント以上高くなりました。お茶を用意するために湯出しボタンを押した際、思っていた以上にボタンが固く、てこずった経験があるという女性は多いようです。
==回転寿司デートについて==
- 5割半が「“回転寿司デート”をしたことがある」と回答、30代女性では7割強
回転寿司店でのデートについて質問しました。
全回答者(3,000名)に、デートで回転寿司店に行ったことがあるか聞いたところ、「ある」は55.9%、「ないが、行きたいと思う」は24.5%となりました。“回転寿司デート”を一度は経験したことがあるという人が多数派でした。
男女・世代別にみると、「ある」と回答した人の割合は、男女とも30代(男性64.0%、女性72.2%)が最も高くなりました。
- 回転寿司デートをしたい芸能人 男性回答1位「新垣結衣さん」、女性回答1位「佐藤健さん」
- 回転寿司デートをしたいスポーツ選手 男性回答1位「石川佳純さん」、女性回答1位「大谷翔平さん」
“回転寿司デート”をテーマに、イメージに合う有名人について聞きました。
全回答者(3,000名)に、回転寿司デートをしたいと思う芸能人を聞いたところ、男性回答では昨年に続き「新垣結衣さん」(52名)が1位となり、2位「綾瀬はるかさん」(51名)、3位「広瀬すずさん」(49名)、4位「橋本環奈さん」(43名)、5位「有村架純さん」(32名)と続きました。
女性回答では1位「佐藤健さん」(46名)、2位「平野紫耀さん(King & Prince)」(40名)、3位「木村拓哉さん」(34名)、4位「目黒蓮さん(Snow Man)」(26名)、5位「さかなクンさん」(24名)となりました。昨年、ドラマ『silent』で主人公・青羽紬の恋人役を務めた目黒蓮さんが、前回調査10位圏外→今回調査4位と順位を大幅に上げました。
また、回転寿司デートをしたいと思うスポーツ選手を聞いたところ、男性回答では1位「石川佳純さん」(47名)、2位「髙梨沙羅さん」(38名)、3位「大坂なおみさん」「本田真凜さん」(いずれも18名)、5位「渋野日向子さん」(15名)となりました。
女性回答では「大谷翔平さん」(209名)がダントツとなり、2位「三笘薫さん」(32名)、3位「長友佑都さん」(27名)、4位「八村塁さん」(20名)、5位「村上宗隆さん」(14名)と続きました。
==回転寿司とアニメについて==
- 回転寿司店とコラボしてほしいと思うアニメ 1位「鬼滅の刃」2位「SPY×FAMILY」3位「ONE PIECE」
- 回転寿司店のタッチパネルの音声を担当してほしいアニメキャラ 1位「ドラえもん-ドラえもん-」2位「アーニャ・フォージャー-SPY×FAMILY-」3位「モンキー・D・ルフィ-ONE PIECE-」
最後に、回転寿司店とアニメのコラボについて聞きました。
全回答者(3,000名)に、回転寿司店とコラボしてほしいと思うアニメを聞いたところ、「鬼滅の刃」(191名)が1位となり、2位「SPY×FAMILY」(181名)、3位「ONE PIECE」(160名)、4位「ドラえもん」(114名)、5位「ちいかわ」「名探偵コナン」(いずれも74名)と続きました。
また、回転寿司店のタッチパネルの音声を担当してほしいアニメキャラを聞いたところ、1位「ドラえもん-ドラえもん-」(170名)、2位「アーニャ・フォージャー-SPY×FAMILY-」(158名)、3位「モンキー・D・ルフィ-ONE PIECE-」(110名)、4位「孫悟空-ドラゴンボール-」(85名)、5位「江戸川コナン-名探偵コナン-」(74名)となりました。
※調査結果全文は、添付のPDFファイルよりご覧いただけます。
■調査概要■
調査タイトル:回転寿司に関する消費者実態調査2023
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする全国の15歳~59歳の男女で、月に1回以上回転寿司店を利用する人
調査期間:2023年2月10日~2月14日の5日間
調査方法:インターネット調査
有効回答数:3,000サンプル
実施機関:ネットエイジア株式会社