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生産株数約2万株。建設業界に新たな可能性をもたらす未来型農業施設が2023年3月にオープン
「アクアポニックスで人と地球をHAPPYに」をビジョンに掲げ、循環型ビジネスの提案を行う株式会社アクポニ(所在地:神奈川県横浜市、代表取締役:濱田健吾、URL:https://aquaponics.co.jp/)は、給排水衛生設備業を行うアクアテック株式会社(所在地:愛知県津島市、代表取締役:菅原直樹)が2023年3月愛知県愛西市にオープンする大規模アクアポニックス農園「つなぐファーム」の設計・資材調達・施工監修を担当しました。
当農園は、給排水設備工事業者に対する材料の仕入れ・事務代行・経営コンサルティング・建材機械レンタルおよびリース事業等を行うアクアテックが、給排水設備工事業者が持つ配管施工の技術力を活かした新たな活躍の場を創造し、地域のさまざまな企業・団体と連携して地域の食と雇用における社会課題解決に貢献することを目的として開設されます。生産可能株数は約2万株で、2023年3月時点で日本最大級のアクアポニックス農園となります。
つなぐファーム公式サイト:https://tunagufarm.hp.peraichi.com
- 日本最大級の生産株数を誇るアクアポニックス農園「つなぐファーム」が愛知にオープン
アクアポニックスは水耕栽培と魚の養殖を掛け合わせた生産性と環境配慮の両立ができる循環型農業として、近年、国内外から注目が集まっています。
「つなぐファーム」は2023年3月愛知県愛西市にオープンする、日本最大級の生産株数(アクアテック調べ)を誇る大規模アクアポニックス農園です。アクポニでは当農園の設計、資材調達、施工監修を担当しました。
<つなぐファーム概要>
名称:つなぐファーム
所在地:愛知県愛西市
総面積:900㎡
生産可能株数:約2万株
運営:アクアテック株式会社
URL:https://tunagufarm.hp.peraichi.com
生産品目については、あいち海部農業協同組合や名古屋西青果株式会社の協力もあり、リーフレタスやイタリアンパセリなどの葉物野菜の生産と、ティラピア(イズミダイ)や津島市の郷土名物「もろこ寿司」に使われるホンモロコの養殖からスタートします。
- 「つなぐファーム」の特長
1. 縦型水耕システムの活用で日本最大級の生産可能株数(約2万株)と優れた作業性を実現
当社が開発した、従来の平段と比較して7倍の栽培面積を確保できる縦型水耕システムを使用し、敷地面積あたりの生産量を大幅に向上させています。水耕タワーは1本のタワーで最大72株の栽培が可能です。
タワーの高さは150cmで、タワーおよび定植ポットはワンタッチで取り外しが可能です。タワー下には培地システムを設置し、車椅子の方での作業可能な優れた作業性が特長です。
水耕タワーについて:https://aquaponics.co.jp/tower/
2. トラブル発生時に水耕栽培と陸上養殖を切り分ける切り替え型装置を設置
アクポニの特許技術【特許第6739709号】を活用し、野菜や魚に何らかのトラブルが発生した場合に水耕栽培と陸上養殖を切り分けることが可能な切換型装置を設置しています。つなぐファームは当装置を備える日本初の商業施設であり、安定生産・安定供給を実現します。
3. 農福連携による施設運営
あま市にて「就労継続支援B型事業所つむぐ」を運営する合同会社give&giveと連携し、野菜や魚の生産・販売に係る業務の一部を委託します。障害を持つ方が安心して従事することができる場所として、つなぐファームを提供することで、地域において障害を持つ方の自立や社会復帰に貢献します。
4. 耕作放棄地の有効活用
近年全国的に問題となっている後継者不足による耕作放棄地問題を解決することを目的に、愛西市にて農業を営む清水食品株式会社と連携し、10年間使用されていなかった中古のビニールハウスを改修・整備し、再利用しています。これにより初期費用が抑えられ、資源の節約が可能になります。今後は耕作放棄地の有効活用事例として、アクアポニックスの取り組みを発信していく予定です。
<株式会社アクポニ 代表取締役 濱田健吾のコメント>
SDGsの目標達成に向けた行動が必要とされる社会において、アクアポニックスは単なる生産手段ではなく、地域のなかで人がつながり、資源やエネルギーを循環利用するためのコアパーツとして多方面から注目を集めています。
今回、アクアテック様より「地方創生・障害者雇用・防災」という3つの観点から農園づくりのお話をいただき、地域活性化のモデル事業となる可能性を感じました。野菜や魚を生産して売るだけでなく、各種ビジネスとの組み合わせにより効果を最大化させたいと思います。
<アクアテック株式会社 代表取締役 菅原直樹様のコメント>
つなぐファームでは弊社本社所在地である津島市の郷土名物『もろこ寿司』に使われるホンモロコの養殖を行います。これは、地産地消モデルを構築するためには地域に根付いた食材を生産し消費できる仕組みを作っていくことが重要になると考えているためであり、津島市の郷土名物「もろこ寿司」を世の中に広げることで、津島市の活性化に貢献して参ります。
また、万一の災害時に流通路が寸断された場合であっても、生産物が備蓄として地域内で消費される仕組みもこの事業を通じて構築していきたいと考えています。
- 今後の展開について
今後は両社の技術を合わせ、農園の施工と保守サービスを全国に展開していく計画です。農園施工は既に京都において1件の施工を完了しており、保守サービスは2023年4月からサービス開始を予定しています。
加えて、弊社が2016年より開催してきたアクアポニックスを学ぶ講座「アクアポニックス・アカデミー」においても、技術の向上を目指し、受講者の研修場所として協業することで共にアクアポニックスを広げていきます。
アクアポニックス・アカデミーについて:https://aquaponics.co.jp/about-aquaponics-academy2023/
- 循環型農業「アクアポニックス」について
アクアポニックスとは、水耕栽培と水産養殖を掛け合わせた無農薬・無化学肥料・無除草剤の循環型農業です。魚・微生物・植物の三者が生態系をつくりバランスよく循環する、生産性と環境配慮の両立ができる農業として、その可能性に世界が注目しています。土耕農法と比較して同面積で約7倍の収量となる高い生産性と、約80%以上の節水、ライフサイクルアセスメントによる環境負荷の低さが特徴です。アクアポニックスの生産物にはUSDA(アメリカの有機認証)取得が認められており、少ない手間で安心・安全な野菜と魚を育成することができます。
- 会社概要
<株式会社アクポニについて>
「アクアポニックスで人と地球をHAPPYに。」をビジョンに掲げる、日本初のアクアポニックス専門企業です。よりよい形で資源が循環する社会を目指し、生産者とともに食の生産流通を変革するための製品開発を行っています。
社名:株式会社アクポニ
所在地:〒231-0012 神奈川県横浜市中区相生町3-61 泰生ビル2F
代表者:代表取締役 濱田健吾
設立:2014年4月2日
事業概要:
・教育事業(アクアポニックスの学校を運営)
・農園事業 (農園の開発)
・生産事業 (農園の運営、生産管理システムの開発)
・流通事業 (生産物、資機材の販売)
URL :https://aquaponics.co.jp
<アクアテック株式会社について>
社名:アクアテック株式会社(AGILE INNOVATIONグループ)
所在地:愛知県津島市元寺町3丁目21番地2
代表者:代表取締役社長 菅原直樹
設立:2008年7月2日
事業概要:材料仕入れ(グループ会社へ供給)、事務代行、経営コンサルティング業、OA機器販売・レンタル及びリース、 建設機械レンタル及びリース、農業・養殖業
URL:https://www.agile-innovation.co.jp/
- お問い合わせ
株式会社アクポニ
TEL:050-5539-1923
E-mail:[email protected]