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エコルとごし開館1周年記念スペシャルトークイベント
品川区立環境学習交流施設エコルとごし(東京都品川区豊町、館長:中藏康之)は、2023年5月1日に開館1周年を迎えます。開館1周年を記念して、2023年4月30日(日)、作家・クリエイターなどとして活動するいとうせいこう氏を招いた対談イベント「今すぐ知りたい日本の電力 明日はこっちだ ~ソーラーシェアリングのひみつ~」を開催いたします。4月11日(火)まで申込受付中です。
※申込多数の場合、品川区在住・在勤・在学の方を優先して抽選いたします。
エコルとごしは2022年5月1日、「つなぐ つづける つくりだす ~エコなミライへ~」をキャッチコピーとして、自然豊かな戸越公園内に開館した環境学習交流施設です。開館から約半年後の10月25日には来館者10万人、現在では来館者20万人以上をお迎えするなど、品川区の環境保全活動・環境教育の拠点として、区内外から多くの方にご利用いただいています。
本トークイベントはエコルとごしの開館1周年記念イベント「エコルフェス -2023 SPRING-」のスペシャルトークイベントとして企画したものです。作家・クリエイターなどとして幅広く活動する中、福島県に太陽光発電所「いとうせいこう発電所」をもち、新たな電気料金プラン「アーティスト電力」なる企画を始動するなど、再生可能エネルギーの普及を目指すいとうせいこう氏。3月上旬に発売した書籍『今すぐ知りたい日本の電力 明日はこっちだ』(東京キララ社)において対談された市民エネルギーちば株式会社代表取締役の東 光弘氏をお相手に招き、同社が取り組む「ソーラーシェアリング(農営型太陽光発電システム)」の現在・未来についてお話しいただきます。なお、当日は書籍の販売・サイン会も開催いたします。
「ソーラーシェアリング(農営型太陽光発電システム)」は、過疎化・不法投棄・耕作放棄地問題などさまざまな問題を解決するために誕生したシステムで、耕作地の上にソーラーパネルを設置し、「農業」と「電気」の二毛作により自立分散型の新たな未来を目指します。設置のために山を切り開く必要がなく、耕作放棄地など眠っている土地を蘇らせることができるため、国土が狭い日本にも適した取り組みだと言われています。
◆ 市民エネルギーちば株式会社が手掛ける「ソーラーシェアリング(農営型太陽光発電システム)」の様子
<イベント開催概要>
いとうせいこう×東 光弘スペシャルトークイベント「今すぐ知りたい日本の電力 明日はこっちだ ~ソーラーシェアリングのひみつ~」
【日時】 2023年4月30日(日)13:00~14:30
【会場】 品川区立環境学習交流施設エコルとごし 3F 多目的スペース
【参加費】 無料
【対象・定員】 どなたでも・80名 ※抽選の場合、品川区内在住・在勤・在学の方を優先します。
【申込方法】 3月21日(火祝)~4月11日(火)必着にて、エコルとごしHPまたは往復はがきで要申込
*HPからの申込はこちら
https://ecoru-togoshi.jp/event/workshop/8583/
*往復はがきの場合、あて先に「トークイベント」と明記の上、参加者全員の氏名(ふりがな)・年齢・学年・電話番号、区外在住で区内在勤・在学の場合と、車いすの方や手話通訳が必要な方はその旨を明記して、エコルとごし(〒142-0042 品川区豊町2-1-30)までお送りください。
<登壇者プロフィール>
◆ いとうせいこう
1961年生まれ、東京都出身。1988年に小説「ノーライフキング」でデビュー。
1999年、「ボタニカル・ライフ」で第15回講談社エッセイ賞受賞、「想像ラジオ」で第35回野間文芸新人賞受賞。近著に「鼻に挟み撃ち」 『「国境なき医師団」を見に行く』「小説禁止令に賛同する」「今夜、笑いの数を数えましょう」「ど忘れ書道」「ガザ、西岸地区、アンマン」「福島モノローグ」「われらの牧野富太郎!」「今すぐ知りたい日本の電力」などがある。
◆ 東 光弘 (ひがし みつひろ)市民エネルギーちば株式会社/株式会社TERRA 代表取締役
1965年東京生まれ。20年ほど有機農産物・エコ雑貨の流通を通じて環境問題の普及に取組み、2011年より地域再生型の再エネ活動に専念。ソーラーシェアリング特化した自社発電所事業(約3MW)および、EPC事業、専用部品開発、講演活動、各種環境プロデュース等を務める。2021年5月、海外事業や異業種との協業のため新会社『㈱TERRA』設立。農地取得適格法人2社の役員を務めながらオーガニックな6次化と農泊事業なども手掛ける。
<テーマとなる書籍について> ★当日は書籍の販売・サイン会も開催いたします。
『今すぐ知りたい日本の電力 明日はこっちだ』
発売日:2023年3月13日 出版社:東京キララ社 編著:いとうせいこう
なぜ電気代が上がった?エネルギー問題のこの先は?
取り組みを続ける先人たちといとうせいこうが緊急問答!
(以下、まえがきより抜粋)
さてこのインタビュー集は、このところ突然旗色が悪くなったかのように見える「再生可能エネルギー」に実際に関わっている方々への真摯な質疑応答でできている。(中略)
エネルギー不足はなぜ起きているのか。
再生可能エネルギーは本当に明日への道を照らすものではないのか。
ここで行く方向をあやまると、ほんの十数年後、私たちはどん詰まりの前で立ちすくむのではないか。
そういう危機感からこの本はできている。
読み終えて、さて皆さんはどの道を選ぼうと考えるだろうか
<エコルとごし開館1周年記念イベント「エコルフェス -2023 SPRING-」 開催概要>
「エコルとごしエリア」「自然体験エリア」「環境学習交流エリア」「飲食エリア」の4つのエリアを用意し、区内の大学・団体や品川区交流自治体をはじめとするさまざまな団体を講師に招き、環境を身近に楽しく学ぶ講座・ワークショップを多数開催いたします。
【日時】 2023年4月30日(日)10:00~15:30
【会場】 品川区立環境学習交流施設エコルとごし・戸越公園 (東京都品川区豊町2-1-30)
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■品川区立環境学習交流施設 エコルとごし 施設概要
品川区立環境学習交流施設「エコルとごし」は、自然豊かな戸越公園の中にあります。床・壁といった空間全体を使った迫力ある映像展示や、「時間」をテーマに身近な視点で環境を考える常設展示「トイカケのジカン」など、体験型展示・イベントで環境を楽しみながら学べる施設です。
早朝から夜間まで利用できる開放的なラウンジをはじめ、キッズスペースや貸室など、地域における憩いと交流の場として広く多世代に利用されています。
なお、エコルとごしの建物は都内公共建築物で初めて「Nearly ZEB(ニアリーゼブ)*」認証を取得した、環境にやさしい施設です。
*「ZEB(ゼブ)」とは、「Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」の略称です。快適な室内環境を保ちながら、省エネにより使うエネルギーを減らし、太陽光発電などでエネルギーを創り出すこと(創エネ)で、建物で使うエネルギー収支をゼロにすることをめざした建築物です。
<基本情報>
開館時間/7:00~21:30(展示・キッズスペース等は9:00~18:00)
休館日/毎月第4月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日休)、年末年始(12/29~1/3)
アクセス/東急大井町線 戸越公園駅・下神明駅より徒歩7分、都営浅草線 戸越駅より徒歩12分、東急池上線 戸越銀座駅より徒歩15分
ホームページ/https://ecoru-togoshi.jp/