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LPガス発電機へカーボンニュートラルLPガスを活用
アストモスエネルギー株式会社(代表取締役社長:山中光、以下「アストモスエネルギー」)と、大多喜ガス株式会社(代表取締役社長:緑川昭夫、以下「大多喜ガス」)は、株式会社関電工(取締役社長:仲摩俊男、以下「関電工」)が千葉県いすみ市にて進める「いすみ市地域マイクログリッド(※1)事業(以下「本事業」)」へカーボンニュートラルLPガス(以下「CN-LPG」)(※2)の供給を通じて参画することとなりましたので、お知らせいたします。
アストモスエネルギーと大多喜ガスは、環境にやさしく災害に強い持続可能なまちづくりの実現を目指す本事業の基本理念に賛同し、本事業に参画致します。
本事業において、関電工はメーカーと独自開発したLPガス発電機(※3)を含む本事業電源システム(※4)を構築し、アストモスエネルギーはLPガス発電機の燃料となるCN-LPGの輸入・調達、大多喜ガスはCN-LPGの安定供給を担います。
本事業への参画を通じ、LPガスの災害レジリエンス性や環境性を訴求し、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、地域マイクログリッドなどの地産地消エネルギーの普及及び安全で持続性の高い地域の発展に貢献してまいります。
※1:いすみ市地域マイクログリッドの概要
いすみ市地域マイクログリッドは、長時間停電対策のため、平時は既設の送配電ネットワークを活用して電気を調達し、非常時にはネットワークから切り離して電気を自給自足する、柔軟な運用が可能なエネルギーシステムです。関電工は、LPガス発電機を主電源とし、太陽光、蓄電池を活用する地域マイクログリッドを千葉県いすみ市に構築しました。
※2:カーボンニュートラルLPガスとは
アストモスエネルギーが海外より調達・輸入するカーボンニュートラルLPガスは、LPガスの生産から消費(燃焼)までの輸送を含めた全てのバリューチェーンにおいて発生する温室効果ガスについて、カーボンクレジットを用いてオフセットしたものです。また、この契約で使用されるカーボンクレジットは、第三者検証機関によりCO2の排出の回避あるいは除去を認証されております。
※3:LPガス発電機とは
LPガスを燃料とした発電機です。非常時の活用のみならず、利用量が多い時間のピークカットを通じ、契約電力容量の低減を実現することが可能です。加えて、再生可能エネルギーである太陽光発電との組み合わせにより、電気料金自体の削減に寄与します。
※4:いすみ市地域マイクログリッド向け電源システム
従来の「太陽光+蓄電池」システムに、新開発のLPガス発電機を加えたことで、長期に安定した電力供給を可能とした関電工独自のシステムです。
LPガス発電機の燃料は、アストモスエネルギーが調達したCN-LPGを大多喜ガスが供給します。
【いすみ市地域マイクログリッド向け電源システム関連図(関電工提供資料)】