愛媛・愛南漁協加盟2社の「愛南の真鯛」が養殖水産物のBAP認証を取得。真鯛での認証取得は世界初

0
380
愛媛・愛南漁協加盟2社の「愛南の真鯛」が養殖水産物のBAP認証を取得。真鯛での認証取得は世界初のメイン画像

国際認証取得によって⾼品質で安⼼安全な養殖真鯛の海外輸出を促進

BAP認証を運営する世界水産物連盟(GSA: Global Seafood Alliance、代表:ブライアン・パーキンス)は、2023年3月愛媛県愛南町の愛南漁業協同組合(代表理事組合長 立花弘樹、以下「愛南漁協」)に加盟する安高水産有限会社(代表取締役 安岡高身、以下「安高水産」)と有限会社ハマスイ(代表取締役社長 濵田嘉之、以下「ハマスイ」)が真鯛にて養殖水産物の国際認証、BAP認証を取得した事を報告いたします。

安高水産 | ふかうら真鯛 飼育環境 (https://yasutaka-suisan.co.jp)
有限会社ハマスイ (https://hamasui-katsuo.co.jp)

  • 今回の取得について

愛南漁協に加盟の安高水産の養殖場にて養殖場基準、ハマスイの加工工場にて加工工場基準を取得したことにより、BAP認証基準に含まれる、食品安全、環境への責任、社会への責任、動物の健康と福祉、トレーサビリティの要求事項を満たした、高品質で安心安全な真鯛が提供可能です。

愛媛・愛南漁協加盟2社の「愛南の真鯛」が養殖水産物のBAP認証を取得。真鯛での認証取得は世界初のサブ画像1

  • ハマスイでのBAP認証 加工工場基準の取得

今回の取得により、真鯛の冷凍のフィレ、ロイン、スライス、炙り、冷蔵のフィレ、ロインを対象として、食品安全、環境への責任、社会への責任、動物の健康と福祉、トレーサビリティに関してのBAP認証項目を満たしたことが保証されました。
食品安全についてはGFSI(世界食品安全イニシアチブ)承認を受けた基準を取得したこととなります。
※社会面についても、2023年3月現在、BAP認証の加工工場基準をSSCI(持続的なサプライチェーンイニシアチブ)へ水産関連の認証として唯一申請を行っております。

愛媛・愛南漁協加盟2社の「愛南の真鯛」が養殖水産物のBAP認証を取得。真鯛での認証取得は世界初のサブ画像2

愛媛・愛南漁協加盟2社の「愛南の真鯛」が養殖水産物のBAP認証を取得。真鯛での認証取得は世界初のサブ画像3

 

 

 

 

 

 

  • 安高水産でのBAP認証 養殖場基準の取得

今回の取得により、宇特区262号の真鯛漁場を対象として、食品安全、環境への責任、社会への責任、動物の健康と福祉、トレーサビリティに関してのBAP認証項目を満たしたことが保証されました。
養殖場からの活魚やセミドレスでの出荷も対象となっております。
環境への責任についてはGSSI(世界水産物持続可能性イニシアチブ)承認を受けた基準を取得したこととなります。

愛媛・愛南漁協加盟2社の「愛南の真鯛」が養殖水産物のBAP認証を取得。真鯛での認証取得は世界初のサブ画像4_安高水産様漁場イメージ安高水産様漁場イメージ

愛媛・愛南漁協加盟2社の「愛南の真鯛」が養殖水産物のBAP認証を取得。真鯛での認証取得は世界初のサブ画像5

 

 

 

  • <各関係者からのコメント>

立花弘樹(愛南漁業協同組合、代表理事組合長)

今回、当組合の組合員である安高水産、ハマスイの2社が、真鯛では世界で初めてとなるBAP認証を取得したこと、大変喜ばしく思います。
養殖場ではGSSI、加工工場ではGFSIにも承認を受けた基準ということで、輸出にもさらに弾みがつくものと思われます。愛媛県最南端の小さな町ではありますが、養殖産出額は国内トップクラスであり、「愛南の真鯛」がどんどん世界へ羽ばたいていくことを期待します。皆さま、お取扱いのほどよろしくお願いいたします。

安岡高身(安高水産有限会社、代表取締役)

​当社は安心安全、徹底管理を社是として真鯛養殖を行なっております。
その延長上に今回取得したBAP認証がございます。
世界初の真鯛でのBAP認証を通じて、安心安全、徹底管理された商品を世界の皆様にお届けします。

濵田嘉之(有限会社ハマスイ、代表取締役社長)

当社の理念は「お魚をとおして地域を支えられる企業に成長する」としております。
今回の養殖水産物の国際認証、「BAP認証」の取得、適正な運用、消費者の方が認める価値のあるモノづくりを通して地域貢献へ繋げて参りたいと思っております。

スティーブ・ハート (Global Seafood Alliance、マーケットディベロップメント 副社長)

​日本の水産業は国連の持続可能な開発目標に適合する、より責任ある実践を推進・発展させているアジアのリーダーの一人です。 愛南漁業協同組合の真鯛養殖場が日本初のBAP認証施設となったことは称賛に値します。

  • BAP認証について

BAP(Best Aquaculture Practices)認証は、養殖水産物のふ化場、飼料工場、養殖場、加工工場を対象とし、その全ての段階において環境や社会への責任、養殖される魚介類の健康、食品安全を保証する認証制度です。
BAP認証の基準は、以下の4つの柱により構成されています。
-環境への責任(生息地の保全、水質、排水などの問題に対応)
-養殖される魚介類の健康と福祉(疾病管理などの問題に対応)
-食品安全(禁止されている抗生物質やその他化学物質を不使用)
-社会への責任(生産者や従業員の人権と安全が守られた労働環境の整備と運営の徹底)

BAP認証ラベルを選ぶ理由
2050年には世界人口は100億人に近づくと予想されています。
健康なタンパク質の安定的な供給源を維持することはかつてないほどに重要となっています。
安全で、責任ある、倫理的な方法で育てられたお魚を示す青いBAPラベルを選ぶことで、この達成に貢献する事ができます。 

 

 

  • 世界水産物連盟(GSA: Global Seafood Alliance)について

GSAは、1997年より「責任ある水産物で世界の栄養需要を満たす」ビジョンのもと、活動を行なっております。
2002年のBAP認証の開始以降、北米の小売・量販店、外食企業を中心に調達方針に組み込まれるなど、拡大を続けており、世界150社以上がBAP認証水産物を積極的に購買・支援するエンドーサー企業となっております。
日本国内では、32社がエンドーサー企業となっております。
生産現場では36カ国で29魚種、2,926施設で認証を取得しており、BAP認証水産物の世界合計は 279万7085トンです。
GSAは今後も、教育、政策提言、認証などを通じて責任ある水産物の拡大を世界中で推進してまいります。

GSAのホームページ
https://www.globalseafood.org/

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください