使用する素材の84%がリサイクルまたはサステナブルに調達された素材へと切り替わるなど、サステナビリティの取り組みにおける2022年度の進捗を開示
H&Mグループは長年サステナビリティに取り組んでおり、2022年はサステナビリティ・レポートの発表を開始してから20周年となります。H&Mグループとしてサステナビリティの取り組みがビジネスにとって不可欠な要素となっていることから、昨年よりH & M Hennes & Mauritz ABとしての年次レポートとサステナビリティ・レポートを統合しており、本日、2022年度の年次&サステナビリティ・レポートを公開いたしました。
H&Mグループの年次&サステナビリティ・レポートはこちらよりご覧いただけます。
2022年度年次&サステナビリティ・レポート
https://hmgroup.com/investors/annual-and-sustainability-report/
H&Mグループのサステナビリティの取り組みに特化した詳細は、H&Mグループ公式ウェブサイト内の「2022年度サステナビリティ開示レポート」よりご覧いただけます。
2022年度サステナビリティ開示レポート:
https://hmgroup.com/sustainability/sustainability-reporting/
- H&Mグループ サステナビリティ責任者、レイラ・エルトゥール(Leyla Ertur)によるコメント
「サステナビリティを中心に据えるブランドは、お客様からの関心の高まりや立法機関の要求に応えられるように準備を整え、人々と地球のより良い未来のために重要な貢献をすることができると確信しています。私たちの業界や世界が共有する多くの課題を解決するために、私たちは前向きな対話と協同を歓迎します。」
H&Mグループ サステナビリティ責任者、レイラ・エルトゥール(Leyla Ertur)
- サステナビリティの取り組みにおける2022年度のハイライト
・H&Mグループで使用するすべての素材の内、84%がリサイクルまたはよりサステナブルに調達された素材です。リサイクル素材の割合は23%となり、2025年までに30%を目指すという目標に向かって前進しています。2030年には、使用するすべての素材をリサイクルまたはよりサステナブルに調達された素材へと切り替えることを目指しています。
・2019年度を基準値として比較し、スコープ3*の温室効果ガス排出量の絶対量を7%、スコープ1*と2*の絶対量を8%削減しました。H&Mグループでは、2030年までに、スコープ1、2、3の排出量の絶対量を56%削減するという目標を掲げています。
・2018年度を基準値として比較し、プラスチック製の包装・パッケージを44%削減しました。H&Mグループでは、2025年までにバリューチェーン全体を通して包装・パッケージの使用量を25%削減するという目標を掲げています。
・H&Mグループは新たに2030年水資源戦略を打ち出し、効率性の向上と廃水リサイクルの増加により、製品あたりの相対的な水の消費量を2017年を基準値として比較し、38%削減しました。
・労働組合代表を有する第一次サプライヤー工場の割合は、昨年の37%から42%に上がり、34%が労働協定を締結しています(2021年は27%)。
・第一次サプライヤー工場の労働組合代表の63%が女性で、監督職の女性の割合は27%でした。
さらなる詳細は、H&Mグループ公式ウェブサイトに掲載されている「サステナビリティ開示レポート2022」をご覧ください。
H&Mグループ サステナビリティ開示レポート2022
https://hmgroup.com/sustainability/sustainability-reporting/
注釈:
スコープ1は、H&Mグループの自社事業から排出されるすべての直接的な温室効果ガスが対象。
スコープ2は、H&Mグループの自社事業で使用される購入電力、熱、蒸気の消費による間接的な排出が対象。
スコープ3は、原材料の調達、生地の生産、衣服の製造、外部委託の輸送関連活動、顧客の電力使用に関するものなど、その他の間接的な排出が対象。