「ミュージックメモリー~音楽のSDGs~」SDGsの啓発番組がこの春リニューアル!

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アクション!SDGsを呼びかけるNPO法人エコロジーオンラインが監修するラジオ番組です。

RADIO BERRY(エフエム栃木)は、貢献するSDGsのゴールを「3.すべての人に健康と福祉を~だれもが健康で幸せな生活を送れるようにしよう」に定め、ラジオ放送を通して、音楽とトークで脳と心の健康を促進。シニア・ミドル世代のストレスを軽減し、生活習慣病を予防することで、すべての人が健康に暮らすことができる社会の実現を目指します。

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この番組「ミュージックメモリー ~音楽のSDGs~」は、RADIO BERRYの具体的な取り組みを具現化したプログラム。番組の中では「SDGs CONNECT」企画協賛社の取り組むSDGsについてもCMとして紹介します。

放送は、毎週月曜日~木曜日夕方の生ワイドプログラム「B・E・A・T」、金曜日午後の生ワイドプログラム「RBZ friday」内の17:00~17:05の5分間。番組の監修・出演は、特定非営利活動法人エコロジーオンライン理事長/日本認知症予防学会広報アドバイザーの上岡裕さんです。

好きな音楽を聴いて気分がスッキリすることを多くの人が知っています。私たちの感情をつかさどる脳の偏桃(へんとう)体は、音楽にふれるとそのコードとトーンを素早く分析し、それが共感できるか、そしてどのように反応するかを判断します。ストレスにさらされ続けると気分を良くする神経伝達物質のドーパミンの分泌が低下し、うつ病などの原因となることが知られています。音楽に共感すると脳の報酬系で大きな役割を担う側坐核(そくざかく)が、このドーパミンを分泌して気分を盛り上げます。さらに、ロマンチックな音楽を聴くと、コルチゾールやエピネフリンといったストレスホルモンの生成が抑制されることも知られています。

また、感情をつかさどる神経細胞と記憶をつかさどる神経細胞はつながっていて、共感できる音楽を聴くと、それを聴いたときの自分の行動や気持ちがよみがえってきます。高齢者ケアの現場においても音楽は大きな役割を果たしています。認知症と診断された人たちが音楽を聞くことで過去の思い出を語ったり、機嫌が悪かった方が歌を介して笑顔になったりすることなどが報告されています。日本認知症予防学会のエビデンス創出委員会はこうしたエビデンスを精査して、音楽を楽しむことは認知症の予防や症状の改善など、異なるフェーズで有効であることを示しています。

認知症は20年をかけて進みます。是非、音楽を身近に置くことで脳をリフレッシュさせ、楽しい人生を送っていきましょう。

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上岡 裕 かみおか・ゆたか

栃木県佐野市生まれ。2000年3月、環境情報発信を柱とするNPO法人エコロジーオンラインを設立。2018年、新エネ大賞新エネルギー財団会長賞、地球温暖化防止活動環境大臣賞を受賞。インターネット事業を核に環境省、林野庁、ソニー、東京都など、数多くの協働事業を手がける。マ ダガスカル支援を通じ、SDGsのゴールとなる貧困や飢餓の改善につながる事業を手がけていることから、SDGsについての相談を受けることが多く、2019年秋、地域SDGs推進ネットワークを創立。日本認知症予防学会の広報アドバイザーも務め、音楽のSDGsを提唱している。

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