ファーメンステーションがニチレイフーズと未利用資源 再生・循環パートナーシップで第二弾商品開発

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今川焼の規格外品をアップサイクルした発酵エタノール配合の『「今川焼」から作った除菌ウエットティッシュ』の展開開始

 独自の発酵技術で未利用資源を再生・循環させる社会を構築する研究開発型スタートアップの株式会社ファーメンステーション(本社:東京都、代表取締役:酒井 里奈、以下 ファーメンステーション)と株式会社ニチレイフーズ(本社:東京都、代表取締役社長:竹永 雅彦、以下 ニチレイフーズ)は、持続可能な社会に向けたサーキュラエコノミー(循環型経済)の実現を目指した未利用資源の再生・循環パートナーシップの取り組みとして、ニチレイフーズの冷凍食品「今川焼(あずきあん)」の製造過程で生じる規格外品を原料に、発酵アルコール(エタノール)を精製し、そのアップサイクル(※)されたエタノールを配合したオリジナルの『「今川焼」から作った除菌ウエットティッシュ』を開発いたしました。ファーメンステーションとニチレイフーズは、パートナーシップの取り組み第一弾として、冷凍焼おにぎりの製造過程で生じる規格外ごはんをアップサイクルした『「焼おにぎり」除菌ウエットティッシュ』を開発し、2022年に販売開始しており、本商品はパートナーシップを通じた第二弾の商品となります。
 本商品は、2023年4月15日(土)より、ニチレイフーズがオフィシャルスポンサーをつとめる「キッザニア福岡」内の「食品開発センター」にて、アクティビティに参加したお子様へ配布される予定です。

(※)アップサイクルとは
リユース(再利用)、リサイクル(再循環)と異なり、廃棄物や副産物など、従来、不要と考えられたり有効活用されていないものを、様々なアイデアや手法でさらに価値の高いプロダクトに転換すること。

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■共創の取り組みの背景と商品概要

 ニチレイフーズは、社会課題の一つであるフードロス削減に対して様々な取り組みを行ってきました。工場の生産過程でどうしても出てしまう食品残渣は、すべてを肥料や飼料にリサイクルし、こども食堂やフードバンクへの寄付を通じたフードロス削減も行っています。しかし、食を支える企業として、食品残渣に「社会的価値」を付加しアップサイクルすることで、これまで以上に豊かな社会を実現したいという想いがありました。
 ニチレイフーズとファーメンステーションは、食品・飲料の製造過程で出る規格外品・副産物や農産物の規格外品等をアップサイクルする未利用資源の再生・循環パートナーシップの取り組みとして、ニチレイフーズのロングセラー商品である「焼おにぎり10個入」の規格外ごはんをエタノール化し配合した除菌ウエットティッシュにアップサイクルしています。この度、そのアップサイクルの取り組み第二弾として、同じくロングセラー商品である「今川焼(あずきあん)」の規格外品をエタノール化し配合した除菌ウエットティッシュにアップサイクルし展開します。また、発酵・蒸留時に発生する副産物である発酵粕もゴミとせず、ニワトリの飼料やニチレイフーズが北海道森町の町有林を借り受け、植林・育林活動を行っている森林、「ニチレイ育みの森」に肥料として活用することで余すことなく活用します。

 「今川焼(あずきあん)」の生産に際しては、かたちが崩れたり焼きムラが生じた規格外の今川焼がどうしても発生してしまいます。これらの規格外の「今川焼」を、ファーメンステーション独自の発酵技術を用いることで、皮とあずきあんを分別・前処理することなく一体でエタノール化することが可能となり、今回のアップサイクルが実現しました。

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【商品概要】
〈商品名〉
「今川焼」から作った除菌ウエットティッシュ

〈商品特徴〉
・「今川焼(あずきあん)」の規格外品を、発酵、蒸留させて作ったエタノール、チャ葉エキス、グレープフルーツ種子エキスを配合した、99%天然由来(残り1%は除菌成分)のウエットティッシュ
・ フィルム・フラップに再生PETラベル、不織布に植物由来の生分解性セルロース素材を採用し、環境に配慮
・無香料で、手指消毒だけでなく様々なシーンでご利用可能
・ 除菌性能テスト済(一般社団法人日本衛生材料工業連合会の制定した、除菌を標榜するウエットワイパー類の基準によるテストを実施 

〈展開予定〉
・ニチレイフーズがオフィシャルスポンサーをつとめる「キッザニア福岡」内の「食品開発センター」にて、アクティビティに参加したお子様へ配布される予定
・今後その他での配布等を検討(詳細お問い合わせください)

■ファーメンステーションの未利用資源 再生・循環パートナーシップ

 ファーメンステーションは、独自の発酵・蒸留技術でフードロス/ウェイストおよびその他未利用バイオマス由来のエタノールやサステナブルな化粧品原料などを開発・製造しています。その中で、食品・飲料工場の製造過程等で出る副産物・食品残さなどの様々な未利用資源を再生することで、新たな高付加価値の商品を生み出す事業開発に取り組んでおり、「未利用資源 再生・循環パートナーシップ」として、これまでも、アサヒグループとJR東日本グループが製造するりんごのお酒「シードル」の醸造工程から発生する副産物であるりんごの搾り残渣や、ANAグループが取り扱う流通過程で汚れや傷みなどにより規格外となり販売できないバナナ、象印マホービンが炊飯ジャーの商品開発において炊飯した際の試食で食べきれないごはん、カンロの飴の製造過程で出る規格外の飴等を活用し、それら未利用資源を発酵・蒸留、精製した「エタノール」を用いたアロマ製品や除菌ウエットティッシュなどを製造・販売するパートナーシップに取り組んでいます。
 ファーメンステーションでは、今後も未利用資源の再生・循環パートナーシップの取り組みを拡大し、貴重な未利用資源を有する企業(食品・飲料メーカー等)や、そのアップサイクルした原料や商品を展開可能な企業(化粧品・生活雑貨メーカー、小売り等)との連携を推進してまいります。

▼未利用資源 再生・循環パートナーシップの事例紹介ページ
https://fermenstation.co.jp/collabo/

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【ファーメンステーションについて】

 ファーメンステーションは「Fermenting a Renewable Society(発酵で楽しい社会を!)」をパーパスに、未利用資源を再生・循環させる社会を構築する研究開発型スタートアップです。岩手県奥州市に研究開発拠点兼自社工場(奥州ラボ)を持ち、独自の発酵・蒸留技術でフードロス/ウェイストおよびその他未利用バイオマス由来のエタノールやサステナブルな化粧品原料などを開発・製造しています。これらのアップサイクル原料を化粧品・日用品の原料やその他バイオプラスチック等の産業資材の中間原料として製造販売する原料事業のほか、自社ブランドによるオーガニック化粧品事業、原料提案から製品開発まで一貫して引き受けられる化粧品・ライフスタイル製品等のODM/OEM事業を行っております。また、食品・飲料工場の製造過程等で出る副産物・食品残さなどの様々な未利用資源を活用しアップサイクルすることで、新たな高付加価値の商品を生み出す事業開発を大企業との共創を通じて取り組んでおります。
 エタノールの製造過程で生成される発酵粕は、化粧品原料や地域の鶏や牛の飼料として利用し、さらに鶏糞は水田や畑の肥料にするなど、廃棄物ゼロの循環型モデルを構築し、地域循環型社会の形成にも取り組んでおります。
 また、地域社会、環境、カスタマー、従業員に対して多面的・包括的な利益を生む事業活動を実践する企業を認証する国際的な制度「B Corp 認証」を取得しています。

会社名                 : 株式会社ファーメンステーション
代表者                 : 代表取締役 酒井 里奈
所在地                 : 〒130-0005 東京都墨田区東駒形2丁目20-2
設立                    : 2009年7月7日
事業内容              : フードロス/ウェイストおよびその他未利用バイオマス由来のエタノール・発酵原料の研究開発および製造販売、化粧品・雑貨OEM/ODM、未利用資源を活用した事業共創、自社オーガニックブランド事業
自社サイト            : https://fermenstation.co.jp/
オンラインショップ: http://www.fermenstation.jp/
共同開発商品紹介 : https://fermenstation.co.jp/collabo/#products
OEM/ODMご案内 :   https://fermenstation.co.jp/oem/

このニュースに関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
株式会社ファーメンステーション 北畠 Tel:03-6206-9485  E-mail:[email protected]

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