感染症で命を落とす1日4,000人の子どもたちを救うために必要なのは包括的で継続的な支援

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感染症で命を落とす1日4,000人の子どもたちを救うために必要なのは包括的で継続的な支援のメイン画像

世界予防接種週間に伝えたい途上国ワクチン支援の現状

2023年4月21日(金)~4月28日(金)は「世界予防接種週間」です。途上国の子どもたちを感染症から守るために大切なのが、ワクチン以外に、コールドチェーンや医療関係者のトレーニングまで含めた、包括的で継続的なワクチン支援です。
世界予防接種週間に際し、「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(東京都港区、以下JCV)は、1日4,000人の子どもが必要なワクチンを接種できずに亡くなっている現実と、1994年から続ける、彼らの命を守るための「子どもワクチン支援活動」について周知し、支援の参加を呼びかけたいと思います。

感染症で命を落とす1日4,000人の子どもたちを救うために必要なのは包括的で継続的な支援のサブ画像1_予防接種を受けるラオスの赤ちゃん予防接種を受けるラオスの赤ちゃん

  • 【感染症予防に効果的なワクチン】

感染症の予防には、ワクチンの接種が非常に有効です。例えば、はしか(麻疹)の場合、ワクチンを1回接種することで95%、2回接種することでほぼ全ての人が免疫を獲得できるとされています。また、結核の場合、生後1歳までに接種することにより、発症は約50~75%、重篤な髄膜炎や全身性の結核は60~80%程度、罹患するリスクを減らすことができます。

  •  【包括的で継続的なワクチン支援の必要性】

このように、感染症の予防に必要不可欠なワクチンですが、途上国においては、ワクチンそのものを贈るだけではなく、より包括的なワクチン支援が求められています。例えば、コールドチェーンと呼ばれる低温を保ったままワクチンを保管するための機器類(冷凍庫・冷蔵庫や運搬のためのコールドボックス等)や医療関係者のトレーニングといった、ワクチン接種を行うための環境を整えていく支援も必要です。 

また、ワクチンの接種を受けられず、免疫を持たない世代を作らないことも必要とされています。日本を含めた先進国においても、様々な要因によって、ワクチン接種者が少なかった世代が感染源となり、感染症が広まってしまった事例が報告されています。  

2019年に発生して6,000人以上が死亡したとされる、コンゴ民主共和国でのはしかの大流行のように、医療体制が未発達な途上国では、多くの人々が亡くなることも珍しくありません。そのため、どの世代の子ども達もワクチンを接種できるように、継続した支援も必要とされます。

感染症で命を落とす1日4,000人の子どもたちを救うために必要なのは包括的で継続的な支援のサブ画像2_ラオスの診療所で使用されている冷蔵庫と保管されるワクチンラオスの診療所で使用されている冷蔵庫と保管されるワクチン

  • 【1994年より続けているJCVの子どもワクチン支援活動】

JCV は、1994年の創設時より継続して、感染症から子どもたちの命を救うために、支援者の皆さまからお預かりした寄付をワクチンや関連機器に換え、現地のUNICEF事務所及び現地政府と連携して、開発途上国にワクチンを贈り、子どもたちの未来を守る活動を行っています。2022 年は、常時支援国のミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツの 4 カ国に1億1,606万6,601円分の⽀援を実施しました。
(支援の詳細はこちら → https://www.jcv-jp.org/activity/countries

創設当時は、1日8,000人もいた感染症で亡くなる子どもの数は、継続支援の効果もあり、現在では1日4,000人に半減いたしましたが、それでも20秒に1人の子どもが、尊い命を落としており、多くの支援を必要としています。

感染症で命を落とす1日4,000人の子どもたちを救うために必要なのは包括的で継続的な支援のサブ画像3_ミャンマーの子どもにワクチンを投与する創設者細川佳代子(現会長)ミャンマーの子どもにワクチンを投与する創設者細川佳代子(現会長)

  • 【1人分20円のワクチンを子どもたちに届ける方法】

感染症を予防するためのワクチンはとても安価です。ポリオやBCG(結核)ワクチンは僅か約20円、比較的高価なMMR(はしか、おたふくかぜ、風疹)ワクチンでも約225円に過ぎません。例えば、100円でポリオワクチン5人分、はがき25枚のご支援が、ポリオ、はしか、おたふくかぜ、風疹、結核、ジフテリア、百日咳、破傷風のワクチンと注射器3人分に相当し、誰もが気軽に支援活動に参加できます。

支援の参加方法も様々(下記ご参照)。子どもたちの笑顔と未来を守るため、皆さまに合った方法を見つけ、ぜひ子どもワクチン支援活動への参加をご検討ください。

寄付

毎月決まった額を寄付する毎月募金「子どもワクチンサポーター」と1回ごとに金額を決めて寄付をする都度募金があります。

詳細はこちらをご覧ください。

 https://www.jcv-jp.org/donation/support

募金箱設置

募金箱をオフィス、学校、病院、あなたのお店に設置する支援です。

詳細はこちらをご覧ください。

 https://www.jcv-jp.org/contact/inquiry

はがき、切手、テレホンカードなどの回収

ご家庭に眠っているはがきや切手、テレホンカード、商品券などをJCVにご郵送ください。

詳細はこちらをご覧ください。

 https://www.jcv-jp.org/donation/hagaki

ペットボトル

 キャップ回収

集めたペットボトルキャップは、回収業者に買い取られて、買取金額の一部が寄付になります。

こちらから最寄りの持ち込み先を探し、ペットボトルキャップを引き渡してください。

 https://www.jcv-jp.org/donation/pbcap-recycle

使わなくなったもので協力

身の回りにある使わなくなったものを通じて、子どもワクチン支援にご協力いただけます。

詳細はこちらをご覧ください。

こんなものも寄付にならないかなどのご質問がある方もぜひご連絡ください。

 https://www.jcv-jp.org/donation/recycle

  • 【団体概要】

団体名

認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会

代表

理事長 剱持 睦子 (ケンモチ ムツコ)

創設者

会長 細川 佳代子 (ホソカワ カヨコ、細川護煕元首相相夫人)

本社所在地

東京都港区三田4-1-9 三田ヒルサイドビル8F

URL

www.jcv-jp.org

設立

1994 年 1月29日

スペシャルサポーター

竹下景子(ワクチン大使・女優)、和田毅(プロ野球選手)、早見優(歌手・女優)、三國清三(オテル・ドゥ・ミクニ・オーナーシェフ)、進藤奈邦子(WHOメディカルオフィサー)、鏡リュウジ(翻訳家・心理占星術研究家)、安藤優子(ジャーナリスト)、キャップ革命 ボトルマン(株式会社タカラトミー)

事業内容

1日 4,000人と言われている、世界でワクチンがないために感染症で命を落とす子どもたち。5 歳未満で亡くなる子どもの約3人に1人はワクチンで予防可能です。
JCV はこの子どもたちの命を救うため開発途上国にワクチンを贈り、子どもたちの未来を守る活動を行う民間の国際支援団体です。支援者の皆さまからお預かりした寄付をワクチンや関連機器に換え、現地の国連児童基金(UNICEF)事務所及び現地政府と連携して毎年支援国の子どもたちに届けています。2022年はミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツの 4 カ国に1億1,606万6,601円分の⽀援を実施しました。

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