広島で4月16、17日に開催された「みんなの市民サミット2023」に参加しました

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4月16日(日)17日(月)の2日間にわたり広島で「みんなの市民サミット2023」が開催されました。
広島平和記念公園内に位置する広島国際会議場、広島平和記念資料館などの会場で、全体セッションならびに17の分科会が持たれ、国内外の市民社会が集い、1か月後にせまるG7広島サミットに向けた、立場や世代の垣根をこえて、対話し、学び合い、議論し、市民の声としての共同宣言を採択しました。
持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム(Japan Youth Platform for Sustainability: JYPS)は4月16日(日)に分科会の1つとして「Youth Summit 2023 in 広島」を開催しました。

みんなの市民サミット2023は、同実行委員共同代表3名による「みんなで、核のない、誰ひとり取り残さない、持続可能な社会を、G7サミットを契機として私たちで創っていきましょう」との開会宣言で幕を開きました。壇上には、共同代表とともに、被爆樹木~広島の夏蜜柑の木、長崎のクスノキ~の子どもである苗木が置かれ、被爆地広島で開催されるG7サミット向けた、核なき世界を求める想いと希望を伝えていました。

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写真右から、渡部朋子氏((特非)ANT-Hiroshima理事長)、松原裕樹氏((特非)ひろしまNPOセンター専務理事・事務局長)、金羽木百合枝氏(視覚障害者団体Blindクリエイターズ【お好み―ズ】)

開会式では、広島出身のシンガーソングライターHIPPYさんが、代表曲「君に捧げる応援歌」、核廃絶訴をえ続けた被爆者の岡田恵美子さんの証言を基に、被爆者の思いを歌にした「日々のハーモニー」そして「きんさいな」を熱唱し、参加者も参加し会場は歌声に包まれました。

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来賓あいさつでは、広島県知事湯崎英彦氏の祝辞(代読)に続き、広島市長松井一貫氏が「G7サミットを契機に、首脳陣には被爆の実相を理解してほしい。核兵器廃絶と恒久平和を願うヒロシマの心が首脳陣、そして、世界に広く伝わることを願います」と述べました。

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続けてG7の公式エンゲージメントグループ「Civil7/C7」の活動報告セッションがもたれました。

C7運営委員・G7サミット市民社会コアリション2023共同代表の木内真理子氏((特非)ワールド・ビジョン・ジャパン事務局長)がモデレーターを務め、C7について、また、4月12日の岸田総理への「C7Communiqué(C7政策提言書)」手交、13-14日に東京で行われたC7サミットを中心にC7のこれまでの活動を紹介しました。

 ※「C7Communiqué(C7政策提言書)」日本語版はこちらからご覧いただけます

 https://g7-cso-coalition-japan-2023.mystrikingly.com/blog/c7communique-jpn

パネルディスカッションでは、「C7Communiqué(C7政策提言書)」の6つの分野別ワーキンググループ:「核廃絶」「気候・環境正義」「公正な経済への移行」「国際保健」「人道支援と紛争」「しなやかで開かれた社会」のコーディネーターが登壇し、各ワーキング・グループ(WG)の提言内容のポイントを紹介しました。また、様々な困難もある中で政策提言・対話を続ける意義、アドボカシーを続ける醍醐味は何か?というトピックでは、パネリストの発言に滲み出る課題解決への情熱やコミットメントにうなずく参加者も多くいました。

モデレーターの木内氏が「政策とは、本来、人を活かすもの。みんなの声が集まれば、政策も、そして、社会も変えられる。その対話のプロセスで互いが学び力づけられていく。グローバルな課題が私たち一人一人にもたらす影響はますます大きくなっている。皆さんもG7サミット、そして、サミットを超えて、ジブンゴトとして考えていってほしい」とまとめました。

セッションの最後に、外務省国際協力局審議官 日下部英紀氏より、日本の一人一人の市民の皆さんの、様々な地球規模課題とその解決のための行動について、関心を喚起し、理解を深め、応援と支援を醸成するために、市民社会がもつ役割について期待が述べられました。

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写真左から。敬称略。

木内真理子(G7サミット市民社会コアリション2023共同代表)

日下部英紀(外務省国際協力局審議官)

畠山澄子(C7核廃絶WG 国内コーディネーター)

遠藤里紗(C7気候・環境正義WG国内コーディネーター)

内田聖子(C7公正な経済への移行WG 国内コーディネーター)

エリーザ・ベルネリ(C7国際保健WGメンバー)

柴田裕子(C7人道支援と紛争WG 国内コーディネーター)

ナラヤン・アディカリ(C7しなかで開かれた社会WG 国内コーディネーター)

持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム(Japan Youth Platform for Sustainability:JYPS)は2023年4月16日(日)に「Youth Summit 2023 in 広島」を開催しました。

 「Youth Summit 2023 in 広島」では、1.ユース参画について、2.危機時代を乗り越えるために、3.国際平和の将来を考える、という3つのテーマごとに登壇者によるプレゼンテーションと参加者による議論を行い、G7の議長国、そして首脳会合が開催される広島で、改めて「誰一人取り残されない」「持続可能な社会」を実現するためには何が必要かについて議論を深めました。

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クロージングセッションでは、全員参加型のディスカッションを経て、「みんなの市民サミット2023共同宣言」

が採択され、2日間のサミットが閉幕しました。

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「みんなの市民サミット2023」公式ウェブサイト

https://hiroshimacsummit2023.mystrikingly.com/

今後もG7広島サミットにむけて市民社会組織から声を届けるべく活動していきます。

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持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム
(Japan Youth Platform for Sustainability: JYPS)
JYPSは、「社会のすべて人々が、公平に自らの意見を政策に反映させることを通じて、衡平で公正な社会が実現される世界」というビジョンのもと、「若者の意見を集約・調整する自治民主的な仕組みの設立、管理、そして改善をすることを通じて、若者が政府や国際的な枠組みに対しその意見を反映させること」をミッションに活動しています。
【お問い合わせ】:[email protected]
【HP】https://japanyouthplatform.wixsite.com/website
【Facebook】https://www.facebook.com/JYPS2030/
【Twitter】https://twitter.com/JYPS2030
【Instagram】https://www.instagram.com/jyps2030/

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