ASTRA FOOD PLAN、『過熱蒸煎機』で製造するパウダー「ぐるりこ™」を商標出願

0
262
ASTRA FOOD PLAN、『過熱蒸煎機』で製造するパウダー「ぐるりこ™」を商標出願のメイン画像

『過熱蒸煎機』を利用した新技術の本格的な社会実装と、今年度中の「ぐるりこ™」の流通拡大を目指す

「サスティナブルな社会の実現」をミッションに掲げるフードテックベンチャーのASTRA FOOD PLAN 株式会社(埼玉県富士見市、代表取締役:加納 千裕 以下ASTRA FOOD PLAN )は、2023年4月、食品の乾燥・殺菌装置『過熱蒸煎機』で製造するパウダーの名称を「ぐるりこ™」に命名し、商標出願したことをお知らせいたします。
「ぐるりこ™」のネーミング由来は、サスティナブルで循環型のフードサイクル実現を目指していることに加え、製造工程で原料が装置内をぐるぐると回転する様子をイメージしたキーワード「ぐるり」と、Collaborate、Cooperation、粉の「こ」を組み合わせた造語です。
制作中の「ぐるりこ™」ロゴは、今後「ぐるりこ™」を使用した各社商品のパッケージやPOPで展開する構想です。
ASTRA FOOD PLANは、『過熱蒸煎機』を利用した新技術の社会実装によるサプライチェーン全体での「かくれフードロス削減」を実現するために、今年度中に「ぐるりこ™」の本格流通を目指します。

ASTRA FOOD PLAN、『過熱蒸煎機』で製造するパウダー「ぐるりこ™」を商標出願のサブ画像1

  • 『過熱蒸煎機』で製造するパウダー「ぐるりこ™」の商標出願とネーミング由来

ASTRA FOOD PLAN、『過熱蒸煎機』で製造するパウダー「ぐるりこ™」を商標出願のサブ画像2

ASTRA FOOD PLANは、2022年に開発した乾燥・殺菌装置『過熱蒸煎機』によって、“かくれフードロス”となっている野菜の端材や規格外・余剰農作物、飲料残渣などの未利用資源をアップサイクルする取り組みを行ってまいりました。そして2023年4月、これまで「過熱蒸煎パウダー」と呼んできたパウダーを「ぐるりこ™」に命名し、商標出願をしました。「ぐるりこ™」は、『過熱蒸煎機』によって風味、栄養価の減少を抑えながら製造される高付加価値パウダーの総称で、素材別には「タマネギぐるりこ」、「キャベツぐるりこ」などとなります。

 サスティナブルで循環型のフードサイクルを目指していることと、『過熱蒸煎機』内で原料をぐるぐると回転させながら乾燥殺菌する製造工程の様子を表したキーワード「ぐるり」と、Collaborate、Cooperation、粉の「こ」を組み合わせた造語です。

 

  • 「ぐるりこ™」ロゴの展開構想

デザイン制作中で近々公開予定の「ぐるりこ™」ロゴは、今後「ぐるりこ™」を使用した各社商品のパッケージやPOPで展開する構想です。たとえば、「タマネギぐるりこ™」を使用したオニオンブレッド、ドレッシング、レトルトカレーなどのパッケージに表示され、一般消費者にロゴがついている製品を「サスティナブルな製品」として認識していただけるように展開していくイメージです。

 

  • 『過熱蒸煎機』を利用した新技術の社会実装と、今年度中の「ぐるりこ™」の本格流通を目指す

 「ぐるりこ™」の今年度中の本格流通に向け、野菜の端材などが発生している食品企業の工場内への『過熱蒸煎機』導入を加速してまいります。これにより、ASTRA FOOD PLANの自社工場へ食品企業から生野菜等の端材を冷蔵・冷凍輸送する際のCO2排出や物流コストを削減することができます。生産した「ぐるりこ™」はASTRA FOOD PLANが買い取り・販売を行うことで食品企業側のリスクも抑えつつ、環境配慮型でサスティナブルな循環型フードサイクル構築を目指します。

 

  • 代表メッセージ

 これまで様々な方のご協力を得て“かくれフードロス”削減のための『過熱蒸煎機』の実証実験を行ってまいりましたが、いよいよ社会実装が実現間近になりました。より多くの方にこの取り組みを知ってもらい、循環型フードサイクル実現のための一員になってもらいたいという思いを込めて、やわらかくてかわいい響きの「ぐるりこ™」と名付けました。皆様に親しんでもらえるブランドに育てていきたいと思います。

  • 代表経歴

加納千裕 <Chihiro Kano>

ASTRA FOOD PLAN、『過熱蒸煎機』で製造するパウダー「ぐるりこ™」を商標出願のサブ画像3

埼玉県出身。食品関係事業をする父と栄養士の母の影響で幼い頃から食に興味をもち、これまで一貫して食に関わるキャリアに携わる。女子栄養大学 栄養学部を卒業後、株式会社ロック・フィールドで製造・販売に従事。その後、株式会社榮太樓總本鋪で商品企画・新ブランド「にほんばしえいたろう」の立ち上げを担当し、150余年続く和菓子ブランドのリブランディングも経験。株式会社塚田農場プラスでは弁当の商品開発に従事。キャリアの過程では、父である加納勉が創業した会社において、過熱水蒸気によるピューレ製造技術を用いた商品開発から販売営業まで一貫して担い、過熱水蒸気オーブンの法人向け営業にも従事。同社退職後2020年8月、過熱水蒸気技術を用いた新事業としてASTRA FOOD PLANを設立。代表取締役社長に就任。

 

  • 『過熱蒸煎機』について

『過熱蒸煎機』は、食品の風味の劣化と酸化、栄養価の減少を抑えながら、乾燥と殺菌を同時に行うことが可能な装置です。以下の3つの特徴により、野菜の不可食部分や、米ぬか、果物の搾りかす、飲料ざんさにいたるまで、高付加価値化した食材にアップサイクルすることが可能です。

 1.食材の風味の劣化と酸化を防止

数百度の高温スチーム 過熱水蒸気を用いることで食材の酸化を抑え、栄養価の損失と風味の劣化を防ぎます。食材によっては旨味成分が増加し、ビタミンE、β-カロテンや葉酸などの栄養価が、熱風乾燥を用いた場合と比較して高いことも分かっています。

 2.低コスト、高い生産効率を実現

ボイラーレスの過熱水蒸気発生装置を開発し、熱風と併用することでエネルギー効率が極めて高い乾燥・殺菌技術を実現。連続式で生産効率が高く、従来型乾燥技術のコストの課題をクリアしました。

 3.スピード殺菌乾燥

過熱蒸煎機での食材への加熱時間はわずか5~10秒。短時間加熱で食材の劣化を抑えながらも、過熱水蒸気の効果でしっかりと殺菌ができるので安全に加工できます。

  • 製品概要

製品名:過熱蒸煎機

発売日:2022年4月4日

※『過熱蒸煎機』カタログダウンロードはこちら

https://www.astra-fp.com/download/

 

  • ASTRA FOOD PLANについて

ASTRA FOOD PLANは、過熱水蒸気技術を用いた食品乾燥装置『過熱蒸煎機』(※特許出願中)を開発・販売しているフードテックベンチャーです。

『過熱蒸煎機』は、高い生産効率とコストパフォーマンスを実現したことから、従来コストの問題で有効活用できなかった野菜の芯や皮、ヘタをはじめとする食品ざんさ等を付加価値の高い食材にアップサイクルすることができます。

食品ざんさ廃棄の課題を抱える事業者に『過熱蒸煎機』を販売すると同時に、本装置で作られる新たな食品原料「ぐるりこ™」の用途開発を食品メーカーと協力して行うことで、フードロス問題の解決を目指しています。

https://www.astra-fp.com/

 

※「過熱蒸煎」は特許庁商標登録済み商標です。登録商標第6534112号

 

【会社概要】

会社名:ASTRA FOOD PLAN株式会社

URL:https://www.astra-fp.com/

本社所在地:埼玉県富士見市鶴瀬東1-10-26

代表取締役:加納千裕

設立:2020年8月

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください