脱炭素社会の実現に向けた建築会社としての取り組みを紹介
働く場をつくるオフィス事業と、リノベーションをはじめとする建築事業、総務アウトソーシング事業を展開する株式会社コスモスモア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:枝廣 寿雄、以下「コスモスモア」)は、事業活動や社会活動の中でおこなってきたサステナビリティの取り組みを収めた年間誌「サスモア」のvol.15を発行し、2023年7月に当社コーポレートサイトで公開いたしました。今回は「脱炭素」をテーマに、自社事業におけるCO2排出量算定の取り組みや、2023年4月に提供を開始した「Carbon watch(カーボンウォッチ)」サービス、脱炭素プロジェクトの背景を取り上げています。
サスモアvol.15:https://www.cosmosmore.co.jp/sustainability/pdf/susmore2023.pdf
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「サスモア」vol.15の抜粋
■自社事業におけるサプライチェーン全体のCO2排出量算出
当社は2022年にMORE SUSTAINABLE PROJECTとしてCO2排出量の削減に向けた取り組みを開始しました。2024年度からは、CO2排出量の削減目標を定めて具体的なアクションを進めていくことを掲げています。その第一歩として実態を把握すべく、当社が手掛けた物件のCO2排出量の算出をおこないました。自社事業におけるCO2排出量を把握したことで、今後取り組むべき削減ターゲットを明確に設定していくことが狙いです。
MORE SUSTAINABLE PROJECTでは引き続き、CO2排出量算出の仕組みづくりを行うと同時に、CO2削減につながる建築資材や工法のリサーチ、サプライヤーとの協力関係の構築を進めていきます。
■新築・リノベーション工事におけるCO2排出量算定サービス「Carbon watch」の提供開始
2023年4月、当社が請負う建築工事の際に利用する電力、輸送車両の走行による燃油消費、廃棄物処理から排出されるCO2を算出するサービス「Carbon watch(カーボンウォッチ)」の提供を開始しました。脱炭素社会実現に向けて、建築工事を請け負う企業としてサプライチェーンの中でも算出がしにくい「工事によるCO2排出量算出」に着手し、CSR活動を推進する各企業様のCO2排出量抑制・削減対策に貢献します。対象としているものは新築工事、ビルイン工事、躯体を含む リノベーション工事です。ご要望に応じて、カーボンオフセット※プロバイダと連携し、カーボンオフセット調達証明書の発行もおこないます。
※市民や企業が森林の保護や植林、省エネルギー機器の導入などによって生まれるCO2などの温室効果ガスの削減量、吸収量を「クレジット」として発行し、ほかの企業などとの間で売買できるようにする仕組み
<「Carbon watch」プレスリリース>
■環境コンサルタントのアミタ株式会社 代表取締役社長 田部井氏と当社代表取締役社長 枝廣の対談
近年、世界中で脱炭素への取り組みが広がっています。「なぜ今、脱炭素への取り組みが重要なのか」をテーマに、アミタ株式会社 代表取締役社長 田部井氏とコスモスモア 代表取締役社長 枝廣の対談を掲載しています。
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コスモスモアのサステナビリティ推進室
コスモスモアでは2008年より社会課題の解決に取り組んできました。2011年にはCSR推進室を発足し、「サスモア」の制作やメルマガでの発信、外部知見習得会の開催や全従業員への「eco検定」合格支援をしています。2023年からは、サステナビリティ推進室と改めて、5か年計画であるCSVビジョンを策定し、MORE SUSTAINABLE PROJECTを主導する等、コスモスモアをサステナブルな先進企業に導けるよう更なる活動の強化を進めています。
これまでのサスモア一覧:https://www.cosmosmore.co.jp/sustainability/
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株式会社コスモスモアについて
コスモスモア(URL:https://www.cosmosmore.co.jp/)は、リクルートグループのリフォーム事業を担う会社として1990年に設立。その後、親会社のコスモスイニシア(東証スタンダード.8844)と共に2013年に大和ハウス工業(東証プライム.1925)のグループ企業となりました。働く場をつくるオフィス事業や総務アウトソーシング事業、リノベーションをはじめとする建築事業などを展開しています。