海ノ民話のまち 神奈川県鎌倉市の海ノ民話アニメーション「龍神と黄金の太刀」が完成!アニメ監督・声優を招いた上映会を開催しました

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2024年12月22日(日) 開催地:鎌倉市中央図書館

一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」は、2024年12月22日(日)、神奈川県鎌倉市にて鎌倉市を舞台に制作したアニメ「龍神と黄金の太刀」(りゅうじんとこがねのたち)の上映会を開催いたしました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で実施しています。

イベント概要 

名称

海ノ民話アニメーション「龍神と黄金の太刀」上映会

主催

一般社団法人日本昔ばなし協会

共催

日本財団 海と日本プロジェクト

日時

2024年12月22日(日)15時~16時半 

会場

鎌倉市中央図書館

参加者

事前募集した鎌倉市の小学生16人

プログラム

■アニメ上映

・海と日本プロジェクト「海ノ民話のまちプロジェクト」概要説明

・海ノ民話アニメーション「龍神と黄金の太刀」上映​

■海ノ民話の授業

講師:鎌倉市図書館​ 河合真帆 氏

授業タイトル:新田義貞と稲村ヶ崎の海について

■声優体験

ゲスト:海ノ民話アニメーション監督 沼田心之介 氏

ゲスト:海ノ民話アニメーション声優 四宮豪 氏

・沼田監督によるアニメの制作解説

・四宮氏によるアニメの声優実演披露

・参加児童の声優体験

■コラボ菓子の紹介

協力:菓子屋中島 中島隼人 氏

・「龍神と黄金の太刀」コラボ菓子のお披露目

当日レポート(上映会)

今回の民話の舞台である稲村ヶ崎からほど近い鎌倉市中央図書館にて、地元の小学生を対象とした先行上映会を実施。アニメの上映に加えて、学びを深める授業、参加児童による声優体験、コラボ菓子の紹介も行い、鎌倉の地に伝わる新田義貞の伝説と稲村ヶ崎の海についての理解を深めました。ゲストに海ノ民話アニメーションを制作する沼田心之介監督、声優の四宮豪さん、さらに、松尾崇市長を迎え、会場は大いに盛り上がりました。

■アニメ上映

鎌倉でも特に有名な新田義貞の伝説ですが、子どもたちの認知度は低いようで、上映会の参加者も初めて聞いたという様子。アニメの上映が始まると参加児童たちは、新田義貞の凛々しい表情や稲村ヶ崎の美しい風景を熱心に視聴していました。アニメを通じて、自分たちの住む鎌倉の海に語り継がれてきた物語に触れることができました。

■海ノ民話の授業

アニメの上映後は、海ノ民話に込められた学びを深めるため、鎌倉市図書館の河合さんによる授業を実施。新田義貞の生い立ちと伝説、稲村ヶ崎の海について解説いただきました。「神奈川景勝50選」にも選ばれる景勝地の稲村ヶ崎は、近年、砂浜の消失やプラスチックごみが大きな問題となっています。由緒ある稲村ヶ崎の風景を守るためにも、一人一人が海について学び、海に寄り添って行動してみようとお話しいただきました。

■声優体験

ゲストにアニメ監督の沼田心之介さんと、声優の四宮豪さんをお招きし、参加児童による声優体験を実施。沼田監督による「海ノ民話アニメーション」制作解説の後、四宮さんの生の声優演技を見た参加者はその迫力に圧倒されていました。声優に挑戦した子どもたちは、新田義貞の難しい言葉使いに苦戦しながらも、口伝によって伝わってきた民話の本質の一端を体感できたようです。

■コラボ菓子の紹介

最後に、海ノ民話アニメーションとのコラボ菓子を開発した、鎌倉市腰越地域で和菓子を作る「菓子屋中島」店主の中島隼人さんが登壇。新田義貞の勇ましい姿をパッケージに採用した「新田もち」を紹介いただきました。その場で試食をした沼田監督からは、「きな粉の上品な甘さがとてもおいしい」との声が。また、参加した児童全員にも、「新田もち」をプレゼント。このお菓子は今後改良を加え、「黒糖きな粉味」「ごまぐるみ味」「ショコラ味」の3つのラインナップで2月上旬に発売予定です。

松尾崇 市長のコメント

今回、鎌倉の海ノ民話のアニメを作っていただきとても嬉しいです。5分半のアニメーションの制作に、約半年かかるという沼田監督のお話が特に印象的でした。また、四宮さんの声優演技にはその迫力に圧倒されました。日本を支えるアニメ産業の裏側に触れる機会をいただき、ありがとうございました。参加してくれた子どもたちも、今回のイベントをきっかけに様々な分野に興味を持って、世界を広げていってほしいです。

参加者の声 

「今までごみ拾いをしてなかったけど、今日のお話を見て海のためにやりたくなった」(小3女子)

「今日の授業を聞いて、稲村ヶ崎に黒い砂をとりに行きたくなった」(小3男子)

「鎌倉の歴史に興味があったけど、いろいろな人が分かりやすく説明してくれてよかった」(小4女子)

「新田義貞は潮が引くタイミングを見て刀を投げたのだと思う。刀に夕日があたって黄金に見えたのだと思う」(小4男子)

「稲村ヶ崎の海にこんな伝説があると知らなくて、びっくりした」(小6男子)

「5分ほどのアニメを作るのに半年もかかり、こんなに大変な作業があるとは知らなかった」(小6女子)

「声優さんは声もかっこよいし、色んな声を出せるのがすごかった。声優体験は難しかったけど面白かった」(小6女子)

今回の作品(海ノ民話アニメーション)の視聴URL

タイトル「龍神と黄金の太刀」

視聴URL  https://uminominwa.jp/animation/75/

<団体概要>

団体名称:一般社団法人日本昔ばなし協会

URL:https://www.nippon-mukashibanashi.or.jp/

海ノ民話のまちプロジェクト

「海ノ民話のまちプロジェクト」は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として実施するもので、「海との関わり」と「地域の学び」を、子どもたちに伝え語り継ぐことを目的としたプロジェクト。

日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「思い」「警鐘」「教訓」を、親しみやすいアニメーションにして、次の世代を担う子どもたちへ、そして、さらに未来へと語り継いでいきます。

公式サイト  https://uminominwa.jp/

公式Youtube https://www.youtube.com/channel/UCi0_5K6G1yYKYgBL9AFjeGQ

X(旧Twitter)https://twitter.com/uminominwa

日本財団「海と日本プロジェクト」

さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。

https://uminohi.jp/

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