※FabrightはNISSHA株式会社の登録商標です。
【背景】
日本写真印刷コミュニケーションズでは、アパレル業界に対し、紙への印刷技術で培った色調管理技術と昇華転写プリント技術を組み合わせた加工技術を提供しています。昇華転写は、その色調表現の豊かさに加えて、水を使わない工法であること、小ロットに対応しムダなものづくりをしないことなど、環境負荷軽減の観点からも注目されているプリント技術です。
このほど当社が認証を取得した「STANDARD 100 by OEKO-TEX®」は、当社のプリント加工工程において有害な化学物質が含まれないことを証明するものです。
近年、アパレル産業の環境負荷の高さが指摘されています。製造工程における水やエネルギーの大量使用、売れ残った製品の大量廃棄、有害物質を含んだ製品、労働環境など、アパレル製品には様々な社会課題が関わっていると言われる中、業界全体で、サステナブルなものづくりが求められています。
世界中の化学物質のうち、繊維の生産に使用される割合は25%とも言われており、作られる際の多くの段階で、中には身体に有害な化学物質が含まれてしまう可能性があります。「STANDARD 100 by OEKO-TEX®」は、日本はもとより欧州、アジア諸国でそれぞれ異なる有害化学物質の法規制をカバーする350種類以上の有害化学物質を検査対象とし、製品の安全性を担保しています。
日本写真印刷コミュニケーションズでは今回の認証取得を機に、アパレル業界に対してさらなる価値提供を進めていきたいと考えています。
日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社 Fabrightページ:
https://www.nissha-comms.co.jp/textile/
【認証の概要】
名称:STANDARD 100 by OEKO-TEX® エコテックス®スタンダード100
1992年、繊維製品に含まれる可能性のある有害化学物質の排除を目指し、スイス、ドイツ、オーストリアの検査機関によってエコテックス®国際共同体が構築されました。現在では欧州17機関+日本1機関の計18機関が活動しています。日本では、厳しく管理された試験体制および染色に関するノウハウを認められ、欧州以外で唯一、日本の一般財団法人ニッセンケン品質評価センターが認証機関となています。
認証内容:世界最高水準の安全レベルをもって、繊維関連の「素材」や「製品」に有害な化学物質が含まれていないことを証明します。
規制物質:350種類以上
認証対象:川上から川下までのあらゆる繊維製品、パーツ等関連製品が主な認証対象。
・繊維製品関連全般 : 糸・生地・服飾資材(アクセサリー)・衣類・作業服・タオル・寝具・ベビー用品・化粧綿・雑貨・インテリア等
・染色工程等(プロセス認証) : 原反を問わない染色工程のみ、仕上加工工程のみ対象 など
※当社は上記「プロセス認証」を取得しました。
製品クラス:製品の用途によって、求められる安全性のレベルは異なります。乳幼児のような敏感肌であったり、肌との接触が大きい製品ほど、規制値の基準は厳しくなります。
※当社は肌との接触が大きい製品の基準をクリアした「製品クラスⅡ」を取得しました。
認証フロー:書類審査 → 分析試験 → 監査
【お問い合わせ】
日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社
[email protected]
日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社の概要
商号:日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社
本社所在地:京都市中京区壬生花井町3番地
代表者:代表取締役 髙瀨 昌治
事業内容:出版印刷および商業印刷などの製品ならびにサービスの企画、開発、生産
ならびに販売
資本金:100百万円(NISSHA株式会社の子会社)
設立年月日:2015年4月27日
Webサイト:http://www.nissha-comms.co.jp/