酒類提供自粛の個人飲食店が提案する“健康”が起点のSDGs。9月の連休に合わせて特別営業も実施。
◆お酒が提供できない今だからこそ考える、個人飲食店の在り方
新型コロナウイルス蔓延に伴う、緊急事態宣言の発出及び、繰り返される宣言延長の中で酒類提供を基本としていた飲食店は本来のスタイルでの営業ができず、多くのお店が歯痒い日々を過ごしていると感じます。その一方で、ではどうすればいいかを模索していく中で「酒類提供を前提としない営業」を展開してみたらどうだろうかと思い至りました。発想を転換し、「せっかくだからお酒を抜いてみよう」と考えるところから、緊急事態宣言下での営業に活路を見出してみることにしたのです。
店舗HP
https://journeyxjourney.world/
◆「大衆系SDGs」とは?
せっかくお酒を抜くのであれば、日頃疎かにしがちな健康面を意識して、ついでにお肉も抜いてみようかと調べているうちに「週に一回菜食を取り入れることは環境保全に繋がる」と提唱されていることを学び(ポール・マッカートニーの「ミートフリーマンデー」)、ひいてはSDGsの取り組みに繋がっていくことを知りました。ヒトの体は当然ながら食べ物からできていて、食べ物を工夫することがSDGsに繋がるのであれば、自店のような小さな個人飲食店も敷居が高いイメージのSDGsに関して何か取り組めることがあるのではないか、と考えました。SDGsを遠い存在として位置づけるのではなく、より身近な大衆的な感覚で日々の営業に取り入れることを目標とします。
◆お店独自の17の目標を設定
SDGsは17の目標と169のターゲットから構成される「持続可能な開発目標」ですが、問題意識は共通としながらも、そのまま掲げるのではなく、当店なりの解釈を加え、カスタマイズすることで当店独自の17の目標を設定しました。
1.せっかくだからお酒を抜いてみよう
2.ついでにお肉も抜いてみよう
3.となるとプラントベースについても考えてみよう
4.だったら最新の大豆ミートを食べてみよう
といった形で17項目まで展開し、例えば、目標4と連動して「最新の大豆ミート」を提供し、実際にお召し上がりいただきます。「食べながら体験するSDGs」はこのように実現していきます。
◆「世界一周SDGsコース」とは?
当店自体が多国籍料理店であること、また日本にはない健康食文化が世界には多々あることから、コースメニューも多国籍仕立てでご提供します。
【コースメニュー例(予定)】
1.大豆ミートの3種盛り(ミートボールのアルホンディガス、ハンバーグのコフタ仕立て、ハムカツの台湾官財パン風)
2.天然酵母パンと米粉パンのスモーブロー(ハーブやスパイスで味付けした野菜を北欧風オープンサンドで)
3.世界の発酵食品のバイヤネット(エチオピアのインジェラという薄焼きの発酵パンを世界の発酵食品とともに)
4.インド風フードロスカレーとテフごはん
(普段捨ててしまう野菜の根や茎も使用したインドカレーを、次世代のスーパーフードと呼ばれるテフを混ぜたご飯とともに)
各メニュー、全て肉類を抜いたベジタリアンメニューとなっております。
【価格】
お1人様2,500円/上記4品を順にお出ししていきます
【開催日時】
日時:2021年9月18日〜9月20日/11時半〜20時
場所:秋葉原旅食ダイングJourney×Journey
住所:東京都台東区台東1-13-9 BRIDD秋葉原
【開催にあたっての感染症対策及びご注意点】
1.三密回避の観点から、ご来店はお電話での事前予約制とさせていただきます。
(事前予約のないお客様はご案内いたしかねる場合がございますのでご注意くださいませ)
2.酒類の提供は中止しているので、あらかじめご了承の程よろしくお願いします。
3.今回の世界一周SDGsコースは東京都からの時短営業要請及び感染状況の推移を鑑みつつ、通常営業再開時には通常メニューとして取り入れていく予定です(9月16日現在、ディナータイムは休業中ですが、開催期間中は特別営業として11時半〜20時まで営業いたします)。
皆様のご来店をスタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。