WiL Ventures IIIは、サステナビリティ分野やデジタルトランスフォーメーション (以下 DX)などのデジタル分野を主な投資分野に含んだイノベーションを目指すベンチャー投資ファンドで、日本の大手企業などが出資している。
ブラザーグループでは、中期戦略「CS B2021」のもと、「持続可能な開発目標 (SDGs)」の達成に貢献するため、事業を通じた社会価値の創出を目指してきた。また、地球規模の環境課題解決にも貢献するため、2018年3月に策定した「ブラザーグループ 環境ビジョン2050」に基づき、「CO2排出削減」「資源循環」「生物多様性保全」を中心に継続的な取り組みを進めている。
今回のWiL Ventures III への出資を通じ、ブラザーグループは、CO2排出削減や資源循環などの活動をさらに強化するとともに、DXを中心としたデジタル分野への取り組みを加速させていく。同時に、新規事業の立ち上げや事業経験豊富なメンバーを擁し、イノベーション創出の知見やサービスを持つWiLと連携しながら、ブラザーグループの新規事業創出にも取り組み、中期戦略に掲げる「次なる成長」に向けての成長基盤構築も進めていくという。
■World Innovation Lab (WiL)の概要
会社名:WiL, LLC
創業:2013年8月
代表者:伊佐山 元
本社:アメリカ・シリコンバレー
会社概要:シリコンバレーおよび東京を拠点に、国内有数の大手企業とパートナーシップを組み、日米を中心に有望なベンチャー企業の発掘、育成、投資を行う。また、大企業に眠る社内IPを活用した新規事業創出支援やイノベーター人材を育成するほか、大企業とベンチャーによるオープンイノベーション促進に注力している。
■WiL Ventures III, L.P.の概要
ファンド名称:WiL Ventures III, L.P.
ファンド期間:10年(最大2年間の延長オプションあり)
投資分野:DX(産業、企業)領域、サステナビリティ(脱炭素、脱プラスティック 他)領域、TMT(テクノロジー、メディア、テレコム)領域 等