- 「この人だからこそできる仕事」を創る。障害福祉×デザインの協働チーム「想造楽工」
想造楽工は「障害の壁を超え、持ち味を生かし「好きなことを仕事にする喜び」「他者と協働する楽しさ」を誰もが目指せる世の中をつくること」を理念とするブランドです。東京2箇所のほか、群馬県・香川県を含む4つの福祉施設と提携し、障害を持つ方をイラストレーターとして迎え、慈善事業ではなく、ビジネスとしてデザインチームを展開しています。
「多様性」「SDGs」への注目が集まる昨今において、異なる属性の者同士の協働は必要不可欠です。我々はそういった状況下で「この人でもできる仕事」の発想ではなく、「この人だからこそできる仕事」を創っていくことが大切だと考えています。それぞれが力を発揮し、社会と交わって働くことのできる環境を作ることを目標に活動しています。
- ブランド創業から1年で受注制作数30件到達
想造楽工では、自社プロダクト制作のほかに受注制作を事業の柱としており、その制作件数は1年間で30件に到達いたしました。JR八王子駅前商業施設「八王子オクトーレ」の館内外装飾や、群馬県中之条町の国際芸術祭「中之条ビエンナーレ」の公式会場の空間デザインを担当。これからも業態を問わず、幅広い分野の方々と福祉の枠を超えたコラボレーションを目指していきます。
【最近の主な制作実績(一部)】
・中之条ビエンナーレ 公式ショップ・公式インフォメーションセンター 外内装デザイン(群馬県中之条町)
・デイリーズ三鷹 店頭ガラスペイント(東京都三鷹市)
・八王子オクトーレ 館内装飾、情報誌制作(東京都八王子市)
・roju cafe 外観デザイン(東京都八王子市)
・八戸ポータルミュージアムはっち イベントポスター(青森県八戸市)
- 障害者福祉市場の課題に挑戦
一般企業に勤めることが困難な障害のある方が所属する、就労継続支援事業所の利用者の月間平均賃金はA型で78,975円、B型で16,369円(令和元年度)と、障害のある方の所得の低さが課題に挙げられます。
株式会社ニューモアでは、課題解決策のひとつとして、障害のある方の「絵の才能」に着目。それを商業デザインに昇華させ、自社プロダクトや企業・施設とのコラボレーションを通じビジネスとして展開しています。
案件の総予算から、イラスト、デザインそれぞれにかかる工数を加味して予算を設定。障害を持つイラストレーターに正当な対価としての報酬を支払い、「好きなこと」の能力を高め、働き続けられる世の中に近づけていきます。
- 提携先であるNPO法人しあわせのたね(就労継続支援B型事業所)理事長 和田隆夫氏のコメント(写真左)
最初は利用者さんの絵を商業ベースに乗せ、利益を出すという発想がなかったので驚きました。利用者さんたちの絵が、こうして一般の人々に広く受け入れられていることを嬉しくまた、有難く思います。
今では想造楽工にやりがいを感じ、事業所に続けて通ってくれている人もいます。福祉の仕事は継続することが大切になってきますので、これからも長く続けていただければ嬉しく思います。
- 代表取締役 YORIKOより
おかげさまで想造楽工は設立より一周年を迎えることができました。
少しずつですが活動の幅が全国へと広がっていき、新たなイラストレーターの方々やクライアントの方々と出会い、制作ができることを心より喜ばしく感じております。身の回りの風景に、こうした絵たちが自然と溶け込んでいる社会はきっと素敵なものだと信じています。事業を健やかに成長させ、たくさんの方々と一緒に「枠を超える創造」を生み出せるよう、これからも精進していきます。
【想造楽工】
公式サイト|https://sozogakko.com
公式Instagram|https://instagram.com/sozogakko_official
オンラインストア|https://sozogakko-store.com
【株式会社ニューモア】
本社所在地|東京都三鷹市上連雀7-28-20
設立日|2020年4月1日
代表者|YORIKO(宮島依子)
WEBサイト|https://www.newmor.net