ジェフユナイテッド市原・千葉では、新人研修の一環として、見木友哉選手と櫻川ソロモン選手が10月21日 午後、フードバンクちばに食品の仕分け作業を行うために訪れました。
■「フードバンク」とは
企業や各家庭で余剰となった食品を集めて食品の廃棄をなくし、さらにそれを貧困等で食料に困っている方々に提供するシステムです。 日本国内では年間2,000万トンの食品が廃棄され、その中にはまだ食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」が500~800万トンもあると言われています。一方で、経済的な理由で家族が必要とする食料が買えなかった経験を持つ世帯は全世帯のうち15,6%にものぼり、さらに7人に1人の子どもが生活支援を受ける状況です。こうした矛盾を少しでも改善し、安全に正しく食品を届けることをフードバンクちばが行っています。
ジェフユナイテッド市原・千葉では、クラブ理念である「ジェフユナイテッドアンセム」の実現の一環として、今シーズンからこの食品ロスと食料困窮の課題に取り組み始めており、9月11日に行われた、明治安田生命J2リーグ ジュビロ磐田戦では、ファン・サポーターの皆さまに協力いただいて各家庭で余剰となっている食品等を収集させていただき、それらをフードバンクちばに届け、翌日9月12日にはジェフ千葉レディースの選手たちが食品仕分け作業をフードバンクちばで行いました。
(この時の活動レポート https://jefunited.co.jp/news/2021/09/report/163168320014824.html)
■当日(10月21日)の活動報告
今回の食品仕分け作業には見木選手と櫻川選手の他、当クラブの社長の森本航も参加。まずはじめに食料廃棄と食料難の現状について約1時間レクチャーを受け、その後仕分け作業を実施しました。
仕分け作業では、食品の賞味期限を確認しながら、期日とカテゴリーに分けていくという地道な作業。櫻川選手は「俺、こういうの得意です!」と言いながら手際よく仕分けていました。重い荷物を車に移し替える作業なども楽々とこなし、フードバンクちばのスタッフの方々にも喜んでいただきました。
賞味期限がどこに書いてあるのかを探すのに手間取り、慣れるまでは思うように作業は進まず、お手伝いをすることよりも、むしろ自分たちが勉強になる時間を過ごさせていただきました。
見木選手は、「フードバンクの食品提供により多くの人が助けられていることを知りました。また食品ロスの現状を知ることができ、自分自身も食品ロスに気を付けようと思います。」
櫻川選手は、「食品ロスがこんなに多いということを知りました。一方でフードバンクでは、とても広い範囲の人たちをサポートし食品を届けようとしているし、多くの企業や人々が関わっていることも知ることができ、大変勉強になりました。」と話してくれました。
今後もジェフユナイテッド市原・千葉では、食品ロスと食料支援の課題に継続的に取り組んでまいります。
選手・クラブスタッフから収集した食品をフードバンクちばにお届けしました
食品廃棄と食料難の問題について、勉強しました
賞味期限と食品カテゴリーに基づいて食品を仕分けていきます
重い作業でもこらちの方が得意です
フードバンクちばの方々と