北九州市では、国の「スタートアップ・エコシステム推進拠点都市」の選定を契機に、市内スタートアップの成長と市外スタートアップの集積による市の産業活性化を図ることとしています。
本事業を通じて、北九州市内の地域課題の解決への寄与や、市内の雇用創出を積極的に図っていこうとする熱意のある企業を募集し、令和3年度の採択企業を決定しました。
10月28日には、今年度北九州市が認定VC12者への認定書授与式と、採択企業4社への採択書授与式を行い、今後世界を舞台に活躍するスタートアップの成長を支援する本事業への期待や意気込みを語って頂きました。
【本事業紹介ページはこちら】https://startup-kitaq.com/growth-support/#growth-support-sdgs
■令和3年度認定VC 12者（順不同）
| 株式会社FFG ベンチャービジネスパートナーズ | DRONE FUND 株式会社 | ALL STAR SAAS FUND２ GP |
| 日本ベンチャーキャピタル株式会社 | QB キャピタル合同会社 | ひびしんキャピタル株式会社 |
| GxPartners 有限責任事業組合 | 三菱UFJ キャピタル株式会社 | 栖峰投資ワークス株式会社 |
| 株式会社みらい創造機構 | 株式会社ドーガン・ベータ | 山口キャピタル株式会社 |
■令和3年度本事業採択スタートアップ企業 4社（順不同）
| 企業名 | 事業内容 |
| KiQ Robotics 株式会社 （北九州市小倉北区） |
誰でも使える産業用ロボットの開発を行っている企業。 「作業前の写真」と「作業後の写真」を登録するだけで、自動的にプログラミング可能なロボットパッケージ「Quick Factory（クイックファクトリー）」。導入から運用まで専門知識のない方でも簡単にロボットを活用することが出来る。 |
| 株式会社クアンド （北九州市八幡東区） |
遠隔ビデオ通話ツールを活用して製造業等のDXに取り組んでいる企業。 製造業や建設業、その周辺領域などの現場で働く人々のための遠隔支援コミュニケーションツール「SynQRemote（シンクリモート）」。現場の作業者と事務所など遠隔地にいる管理者をリアルタイムでつなぎ、ポインタや音声文字変換による遠隔指示等が出来る。 |
| ザ・ハーモニー株式会社 （福岡県飯塚市） |
AIを活用した認知症コミュニケーションロボットの開発を行っている企業。 北九州市の介護施設におけるAIを活用した認知症コミュニケーションロボットの導入。北九州工業高等専門学校や九州工業大学と連携して、実証と改良を繰り返し行い、社会実装に繋げる。 |
| 株式会社レボーン （東京都渋谷区） |
AI・IoTを活用してにおいをデータ化する技術を用いた製品開発を行っている企業。 食品原料のにおいによる品質判定を行うシステム構築。人の官能評価が必須になる部分が多く、その事によりばらつきが生じるなどの問題がある食品業界のDXを推進。 |
※市外企業は、北九州市内に拠点を設置
【参考】本事業の概要
（１）目的
本事業は、優れた目利き能力を有するベンチャーキャピタルに協調する形で資金支援を行うことで、スタートアップの更なる成長を加速させることを目的としています。
また、この事業を通じて、市外のスタートアップ企業に本市を知ってもらい、本市を拠点として事業を行っていただくことで、本市の更なる産業の活性化を図ることも目的としています。
（２）スキーム
本市が認定したベンチャーキャピタル（以下「認定VC」という。）が投資したスタートアップ企業に対して、北九州市内での事業化に要する費用の一部を補助します。
（補助上限額）①環境・ロボット・DX：２千万円 ②その他：１千万円
（３）支援内容
採択企業に対して、以下のような支援の他、事業化において必要となる支援について可能な範囲で幅広い支援を行います。
| 項目 | 内容 |
| 補助金の交付 | １件あたり最大２千万円の交付 |
| 委託業者・自治体職員による伴走支援 | 成長加速化に向けたアドバイス、地元企業・団体とのマッチング等の実施 |
| 事業ＰＲ | 支援企業の取組の広報、本事業の成果発表会の実施 |
| 補助事業完了後の継続支援 | 支援企業の要望に沿った支援を随時実施 |
（４）その他
令和4年3月に、今期採択企業の成果報告会を予定しています。詳細確定し次第、以下のHP等でご案内致します。
（北九州市スタートアップ支援ポータル）https://startup-kitaq.com/
【本件のお問合せ先】
北九州市産業経済局スタートアップ推進課（担当：岡本・井上）
電 話： 093-551-3605
メール： [email protected]