地域課題解決に向けた自走可能なコミュニティ形成が高評価。長野県白馬村を「サーキュラーエコノミーのまち」としてリブランディングしました。
■「GREEN WORK HAKUBA」とは
2020年9月よりスタートした長野県白馬村の地域活性化を目的とし、サーキュラーエコノミーをテーマにしたプロジェクト。白馬村観光局主催のもと、新東通信内のプロジェクトチーム「CIRCULAR DESIGN STUDIO.」がプロデュースしています。
「GREEN WORK HAKUBA」では、雪不足などの気候変動の問題に直面する長野県白馬村を「サーキュラーエコノミーのまち」としてリブランディング。白馬の雄大な自然環境下にて3回にわたり、地域でサーキュラーエコノミーを実践するトップランナーが集結し、社会課題を解決し地域に活力を生み出すアイデアをインプット。白馬村の未来に向けたサーキュラーエコノミーの概念を取り入れたビジネスアイディアを起案する実践的なワークショップを実施。
プロジェクトを通して地域のファンをつくり、村内外の事業者のコミュニティを形成しました。プロジェクトに参加した企業はコミュニティ内で継続的な関係を構築し、白馬村での実証実験を検討するなど具体的な動きにつながっています。
GREEN WORK HAKUBAサイトURL:https://www.vill.hakuba.nagano.jp/greenworkhakuba/
白馬村観光局サイトURL:https://www.vill.hakuba.nagano.jp/
■白馬ならではの地域活性化が高評価に
自然環境に恵まれた白馬ならではのエリアブランディングとして、サーキュラーエコノミーに特化した点、コミュニティの形成によって、地域課題解決のための活動が自走する仕組みをつくった点が高い評価をいただきました。
手拭いとして活用できるプログラム、 スノーボードの廃材から作ったロゴサインなど、イベント全体でサーキュラーエコノミーを体現するクリエイティブワークにこだわりました。
<審査委員による評価コメント>
白馬村のファンづくりと地域課題の解決に取り組むコミュニティの形成。その両方がバランスよくデザインされている。自然環境に恵まれた白馬ならではのエリアブランディングとして、サーキュラーエコノミーに特化した点、コミュニティの形成によって、地域課題解決のための活動が自走するしくみをつくった点を高く評価した。周到に準備されたプログラムはどれも魅力的なものばかり。廃棄を抑える工夫が徹底されている点も素晴らしい。自治体や地域のひとたちが、地域外の人や企業を巻き込んで地域の将来を考える。そのきっかけをつくった功績も大きい。
<受賞ページ>
https://www.g-mark.org/award/describe/52901?token=oqOxfgqcQf