PARCO との共同主催、初回「 野菜とダイバーシティ」10月31日(日)開講
10 代のためのクリエーションの学び舎GAKU と、次世代と共に心躍るサステナブルなライフスタイルの共創を指し新たに農業事業を始動する PARCO は、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)協力の下、地球規模の環境問題を共に考え体験する新たなワークショッププログラム「農 暮らす / agri class」を10 月31 日(日)より開講いたします。
深刻な環境問題によって“プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)” が叫ばれる中、これからの時代を担う 10 代が心豊かに生きていくために、サステナビリティとクリエーションの関係に向き合います。プログラムでは、地球環境の変化を宇宙から見つめ続けてきた JAXA による講義で、生物多様性、気候変動、水資源問題など、地球規模で進行する環境問題に関する知識を学ぶと共に、食やファッションなど身近なフィールドにおけるクリエーションの実体験を通して環境問題を体感し、考えるきっかけを生み出します。
初回は、江戸時代から苗業を営み年間250 種以上の野菜苗を生産する「須永農園」代表・須永真一郎氏を講師に迎え、「野菜とダイバーシティ」をテーマに、農園を会場としたワークショップを実施。様々な野菜に触れ合うことで、サステナビリティの大切な要素である生物の多様性について考えます。以降、各回に講師を迎え「食肉とCO2」「綿花と水」「地球とミライ」をテーマとした全4 回を開催いたします。
「農 暮らす / agri class」への参加申込みは、GAKU 公式HP より受付しております。これからの時代を生きるための知識と体験を得て、農を通してクリエイティビティとサステナビリティを両立するための特別なプログラムに、ぜひご注目ください。
ステイトメント
プラネタリー・バウンダリー時代のクリエーション
「世界的な気候変動や大気汚染、海水面の上昇から、食料の安定確保に関するリスクの高まりなど、地球環境の脅威に関する事例は枚挙に暇がありません。持続的な開発目標(SDGs)の実現は緊迫したテーマです。国連気候サミットのアクションポートフォリオでは、『若者の巻き込み』が重要分野の1 つとして挙げられています。とはいえ若者は、ただ「巻き込まれる存在」でないことも言うまでもありません。非常に高い環境意識を持ち合わせた次世代を担う主人公として、共創を重ねていくことが重要と考えます。GAKU に通う生徒からは『何か作品を生み出すことが、ゴミをつくっているように思えてしまう』という声も聞きます。
プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)のなかで、クリエーションはどうあるべきか。この授業では、このような問いを立て、各分野の専門家やクリエイターと連携し、10 代とともにこれからのクリエーションとサステナビリティのあり方のビジョンを展望したいと思います。プログラムは、日本の宇宙開発を担い宇宙から地球の気候変動を観測する『JAXA』の協力を得て構成され、全授業でJAXA 職員による地球規模の環境課題に関するレクチャーも行われ、大きな環境課題が我々の生活の身近な部分ではどのような影響をもたらすのか、多角的に考える授業を実施します。」
GAKU 事務局
農 暮らす / agri class
期間: 2021 年10 月31 日(日)~ 2022 年2 月中旬 会場: GAKU(東京都渋⾕区宇⽥川町15-1 渋⾕PARCO 9階)/ 各講師のフィールド 対象: 10 代 定員: 15 名程度 受講料: 各回3,000円 主催: 株式会社パルコ、GAKU 内容: 様々なフィールドでの実体験を通して地球規模の環境問題と向き合うワークショップ ・第1回 野菜とダイバーシティ 授業詳細ページ: https://gaku.school/class/agriclass/ |
第1回授業概要
第1回のテーマは「野菜とダイバーシティ」。須永農園代表・須永真一郎氏を講師に迎え、埼玉県鴻巣市に位置する須永農園を舞台に、様々な野菜と触れ合いながら生物多様性の大切さを体験するワークショップ。JAXA からは第一宇宙技術部門 衛星利用運用センターの岡 綾乃氏を迎え、全地球規模の陸域を継続的に観測する衛星「だいち」が観測したデータ等を基に、宇宙から見た生命の多様性について講義を行います。地球規模の環境課題を農業や食と結びつけて、実際に体感しながら考えるとともに、サステナビリティの複雑さを受け止める知識や態度を身に付け、まだ見ぬ未来への創造力を発揮する機会をつくります。
第1回 野菜とダイバーシティ
日時:2021 年10 月31 日(日)10:00 – 12:30 会場:須永農園(埼玉県鴻巣市屈巣2757) 講師:須永真一郎(須永農園代表)、岡綾乃(JAXA 第一宇宙技術部門 衛星利用運用センター) 協賛:キユーピー株式会社 |
講師プロフィール
須永 真一郎(すなが しんいちろう)
1974 年生まれ。法政大学経済学部卒。須永農園代表。大学卒業後、江戸時代から16 代続く家業に就農。独学で農業技術を習得。近年、美味しくない野菜が増えていることに疑問を感じ、代々続く苗の生産と並行してレストラン向けの野菜の生産を始める。年間250 品種の野菜をレストラン向けに生産している。
http://www.bluenote.co.jp/jp/news/food/9224/
岡 綾乃(おか あやの)
JAXA 第一宇宙技術部門 衛星利用運用センター 所属。理工学研究科 修士課程修了。入社以来、地球観測衛星の開発や衛星データ利用促進に従事。趣味は家庭菜園や昆虫観察など。
JAXA
宇宙航空研究開発機構JAXA(ジャクサ)は、 2003 年に宇宙科学研究所(ISAS)、航空宇宙技術研究所(NAL)、宇宙開発事業団(NASDA)の3 機関が統合して誕生しました。政府全体の宇宙開発利用を技術で支える中核的実施機関と位置付けられ、同分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行う機関です。経営理念を「宇宙と空を活かし、安全で豊かな社会を実現する」と定め、先導的な技術開発を行い、幅広い英知と共に生み出した成果を、人類社会に展開します。
https://www.jaxa.jp/
インフォメーション
第1回協賛:キユーピー株式会社
1919 年創業。私たちは「おいしさ・やさしさ・ユニークさ」をもって、世界の食と健康に貢献するグループをめざします。2022 年春、埼玉県深谷市との『花園IC 拠点整備プロジェクト』において、野菜の魅力を体験できる複合型施設『深谷テラスヤサイな仲間たちファーム』を開業予定。
https://www.kewpie.co.jp/
「農 暮らす / agri class」共同主催:株式会社パルコ
「多様な個性と感性をつなぎ、次世代と共に、心躍るサステナブルなライフスタイルを共創する」をサステナビリティ方針に掲げ、サステナビリティ活動を通して、さまざまな社会課題の解決に貢献していきます。
https://www.parco.co.jp/
GAKU概要
⾳楽、建築、料理、ファッション、デザイン、アート、映像など。GAKUは10代の若者たちがクリエイションの原点に出会うことができる学びの集積地。渋⾕パルコ9階にて2020年9⽉の開校以来、様々なクリエイターと連携したクラスを展開しています。その他、インターネット配信番組「ガクジン」、10代専⽤の無料の⾃習室やそこから始まる倶楽部活動も展開中です。
名称 GAKU(ガク)
場所 渋⾕PARCO 9階(東京都渋⾕区宇⽥川町15-1)
営業時間 平⽇:15時から21時/⼟⽇祝:10時から21時(変動あり)
設備 プロジェクター(40~80インチ)、スクリーン(100インチ)、⾳響設備(ワイヤレスマイク、
スピーカー)、配信設備(カメラ)、3⼈掛け机20台、椅⼦50脚
ディレクター ⼭縣良和(writtenafterwards デザイナー/ ここのがっこう代表)
運営 LOGS inc.(ログズ株式会社/東京都中央区⽇本橋横⼭町7-14)
公式サイト https://gaku.school/
問い合せ先 [email protected]
コンタクト
本件に関するお問い合わせは、下記担当者までご連絡ください。
杉田聖司(スギタセイジ) [email protected]