〜 渋谷区はデジタル化社会における多様性も尊重、インクルージョン&ダイバーシティを推進〜
導入に至った背景と理由
渋谷区グローバル拠点都市推進室が運営する「Shibuya Startup Support」*と「フレンチテック」**のコラボレーションがきっかけとなり、渋谷区担当者が『FACIL'iti』というソリューションを知ってくださったことが導入のきっかけです。
同区の特徴として、多くの大使館があり、国籍、バックグラウンドの多様性があります。また、平成27年から「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」を施行、インクルージョン&ダイバーシティへ率先して取り組まれています。
日本は先進国の中でもデジタル面のアクセシビリティ、多様性への対応は非常に遅れており、デジタル化社会、DX化の加速と共にその社会的課題が露呈してきております。渋谷区はそのような現代のデジタル化社会で直面している課題について、いち早く対応し、オンライン面でもオフライン同様に多様性を尊重するため、欧米を中心に導入が進んでいるアクセシビリティ/ユーザビリティをサポートするソリューション『FACIL'iti』の導入に至りました。
*「Shibuya Startup Support」とは
渋谷区が中心となって、国内外のスタートアップビジネスを渋谷に招き、渋谷という街で一緒に成長していこうという取り組みです。渋谷でのビジネスの立ち上げや成長のため、アドバイスやリソースへのアクセスをサポートしています。
**「フレンチテック」とは
フランスのスタートアップコミュニティ:つまり企業家、投資家、エンジニア、デザイナー、インキュベーター、公共機関等のネットワークコミュニティで、フランス発のスタートアップの成長と国際化をサポートしています。
サービス概要
「FACIL'iti(ファシリティ)」は、ファシリティジャポン(株)の本社、仏のスタートアップ企業「FACIL'iti」が、フランスの障害者協会や各団体の協力で徹底したユーザーファーストのもと約5年の歳月をかけて開発したデジタルアクセシビリティ/ユーザビリティをサポートするソリューションです。欧米を中心に約500サイトに導入されており、「FACIL'iti(ファシリティ)」が導入されているサイトでは、ユーザーご自身が自分に合った設定をすると、自動でウェブサイトの表示が最適化されます。老眼などの加齢に伴う視覚的な症状はもちろん、動作や認識の疾患や症状でお困りの方々をはじめとするすべての人のウェブサイトの閲覧環境をサポートします。
◆視覚への配慮
配色や文字サイズを調整することにより、より閲覧しやすいサイト表示になります。
主に老眼、弱視、色覚障害、加齢黄斑変性症、白内障などに対応します。
◆動作への配慮
リンクのエリアやボタン同士の間隔や文字間、行間の調整を行い、誤操作しにくいユーザビリティの高いサイト表示になります。
主に手の震えのある方や関節症、ウィルソン病、パーキンソン病、多発性硬化症などに対応します。
◆認識への配慮
読みにくい文字や混同しやすい文字に色付けをしたり、行間や文字間を調整することで、より読みやすく認識しやすいサイト表示になります。
主にディスレクシア(読字障害)や光過敏性てんかんなどに対応します。
◆導入実績
欧米では自治体や大学、銀行、保険、医療関連サイト、アパレル、コスメ、ハイブランドのECサイトなど幅広い業種のサイトへ500サイト以上の導入実績。
日本国内では、観光協会や自治体、その他CSRやSDGsの取り組みを積極的にされている大手製薬会社様等への導入実績。
【会社概要】
企業名 :ファシリティジャポン株式会社
本社 :東京都千代田区二番町9-3 THE BASE麹町
代表者 :代表取締役 イヴ コルニュ
設立 :2018年09月25日
事業内容 :デジタルアクセシビリティ向上のためのソリューションの研究、開発、提供
URL :https://www.facil-iti.jp/