フィッシュファミリー財団とは
フィッシュファミリー財団(本部: 米国ボストン、創設者:厚子・東光・フィッシュ、ラリー・フィッシュ)では、2006年にJapanese Women’s Leadership Initiativeを立ち上げ、主にソーシャルセクターで活躍する女性リーダーの育成や表彰を行う「JWLI」「CCJA(チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞)」「JWLI Bootcamp」「JWLIスカラシップ」の4つのプログラムを実施しています。4つのプログラムの卒業生は、現在100名を超えています。
当財団は2020年10月に日本最大級のイノベーション創出機構CIC Tokyoにジャパンオフィスを開設し、この一年間社会変革を目指す様々なセクターの女性リーダーと共に様々な活動を行ってまいりました。また、CICの姉妹組織として誕生し、世界9都市で展開するイノベーションコミュニティであるVenture Café Tokyoとの共催で毎月スピーカーシリーズを開催してまいりました。CIC Tokyo入居から1年の成果をまとめました。
CICにおけるイノベーションエコシステム:
2020年10月以降、 VCT/CICと共に12のセッションを行い、3か国(米国、日本、バングラディシュ)から35名の登壇者を迎えました。のべ1,715名以上の参加者を集め、アーカイブは3,000回を超えて視聴されています。
2020
- 10月 (60名参加) – Inclusive Society ~選ばれる日本になるために~
- 11月 (300) – 厚子フィッシュ、上野千鶴子(東京大学名誉教授)特別対談
- 12月 (150) – チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞表彰式、ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク社長来賓
2021
- 2月 (300) – 厚子フィッシュ、上野千鶴子(東京大学名誉教授)第2回特別対談
- 3月 (60) – Inclusive Business、共催: 在バングラデシュ日本大使館、協力:ユヌス・センター、グラミン・ユーグレナ
- 3月 (200) – 「女性がリードする東北の未来」、米日財団と東北地方を拠点とする6団体との協働プロジェクト
- 4月 (250)- 地方から世界を変える女性リーダーを発掘するために
- 5月 (100) – リーダーシップスキルとしてのプレゼンス
- 6月 (40) – 日本初!室内空気質改善コンテストとは、元名城大学教授および元経済産業省職員登壇
- 7月 (50) -チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞選考員と受賞者に聞く、表彰のプロセスとその意味–The Japan Timesにて記事掲載
- 8月 (70)- いま、日本が注目するSTEAM教育とは:教育予算がひっ迫する中、奈良女子大学が工学部を新設することができたわけ
- 9月 (65) – “失敗” が気づかせてくれた職場以外のわたしの軸
- 10月 (70) – エンドオブライフ・ケアと妊娠葛藤:私が決める、私が選ぶ
その他のコラボレーション
- 山田智恵 (JWLIフェロー): ワークショップ、東京と名古屋においてベンチャーカフェセッションに登壇し、290名以上の参加者を集めました。
- 品川優 (JWLIフェロー): Venture Café Global Sustainability Challenge 2020 Innovation for Sustainability セッションの登壇者として招待を受けました。
地方への広がり:
メンターや登壇者としてJWLI卒業生を紹介
- 松葉由紀子がVenture Café NAGOYA CONNECTにおいてWomen and Diversity Program Managerに就任。ホストを務めるセッションシリーズでは、39名(うちJWLI卒業生8名)の女性リーダーを迎え、700名を超える参加者を集めました。 NAGOYA CONNECTにてメンターも務めます。
- 矢上清乃が初めて女性起業家としてメンターに就任。今後はNAGOYA CONNECTにてオフィスアワーを持ちます。
- 光畑由佳(株式会社モーハウス代表、JWLIフェロー)をTSUKUBA CONNECT に推薦しました。
女性イノベーターを呼び込んで:
- 女性起業家のためのミートアップを企画しました。緊急事態宣言発令により開催は延期されましたが、状況を見てすぐに開催可能になっています。
- 17名のプログラム卒業生がのべ80名以上のイノベーターや専門家をCICに呼び込み、ミーティング等を行いました。
- 卒業生7名とフィッシュファミリー財団ジャパンプログラムマネージャーがCICのラジオプログラム CIC Live “Voices of Innovation” に登壇しました。
今後の取り組み:
イベントタイトル:「チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞2021が選ぶ25人のリーダー」
日時:11月4日(木) 4:30 pm ~ 7 pm
場所:CIC Tokyoおよびオンライン配信
イベント情報詳細:
社会課題の解決に挑戦する女性リーダーを称えよう!全国から選出された25名のリーダーを紹介します。
あなたの身近で、誰かのため、地域のため、未来のために活動している。そんな頑張る全国の女性リーダー、
彼女たちの活動と取り組みを全国の多くの方に知っていただきたい。ぜひオンライン視聴で、活動を知り、応援ください。
詳しくは、こちらから⇒ https://bit.ly/3pxL3si
【フィッシュファミリー財団(The Fish Family Foundation)について】
フィッシュファミリー財団は、1999年に米国マサチューセッツ州ボストン市で厚子・東光・フィッシュ、ラリー・フィッシュ夫妻によって設立されました。ボストン近郊の移民や低所得者層の若者支援、また女性リーダー育成や震災復興支援など日本を対象にした様々な活動を行っています。厚子・東光・フィッシュは、2006年にJapanese Women’s Leadership Initiative、2017年にChampion of Change Japan Award、2019年にJWLI Bootcamp、2021年にJWLIスカラシップを設立しました。2018年に日本のソーシャルセクターの女性リーダー育成への功績が認められ、旭日小綬章を受賞しました。
今後の支援活動に関しては、下記URLにて随時情報を更新しております。
JWLIウェブサイトURL: http://jwli.org/
JWLIフェイスブックページ:https://www.facebook.com/jwliboston/
【Japanese Women’s Leadership Initiative各プログラムのご紹介】
日本各地より選ばれた、活躍が期待される女性リーダーたちを、さらに行動力のあるリーダーへと育成します。ボストンで行われる4週間のリーダーシップ研修を通じて、フェローたちはリーダーとなる自信、マネージメントに必要なスキルと知識を身につけ、社会変革をもたらす具体的なプランを構築します。ボストンではNPOや社会的起業家、インキュベーターを視察訪問し、組織運営のノウハウやファンドレイジングの手法、リーダーシップなどを学びます。また、バブソン大学にて女性リーダーを養成する社会人向けの研修にも参加します。さらに、バブソン大学教授によるコーチングのもと、自身が目指す社会変革のアクションプランを立
案、および発表します。帰国後はメンターの伴走のもと、そのプランを2年で実現していきます。
様々な社会問題や地域社会の課題に対して勇気を持って自ら行動し、地道に活動を続け、課題解決に貢献している女性たちに贈られる賞です。毎年12月に行われる授賞式では、大賞の発表および総額200万円の賞金の贈呈が行われます。2021年は、約200通以上の他薦による応募がありました。本賞はTiffany & Co. とDow Japanに協賛、The Japan Timesにメディア協力をいただいております。
社会を先取りし、地域の声を代表する政策提言者としてより良い未来社会を創造するリーダーを育成するプログラムです。2006年から続くJWLIの4週間にわたるボストンでのプログラムを、3日間の合宿型研修に凝縮し、JWLIのエッセンスを日本語で提供します。2022年は、徳島と大阪にて開催予定。
JWLIスカラシップ
国際社会の担い手であり才能あふれた若い移民・難民の背景を持つ方のための奨学金プログラム。彼女たち・彼らは多文化、多言語という背景から、今後の日本社会において重要な役割を担うと確信し、2021年に創設されました。2021年度は4名の奨学生の採用を予定しています。