2021年9月末~11月初旬【東京都足立区立弘道小学校、学校法人茂来学園大日向小学校、富山県氷見市立海峰小学校・灘浦小学校、東京都渋谷区立上原小学校】
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
- イベント概要
・開催概要 ヒラメの受け入れ式
・日程
9/28(東京都足立区立弘道小学校)、10/1(学校法人茂来学園大日向小学校)、10/28(富山県氷見市立海峰小学校・灘浦小学校)、11/1(東京都渋谷区立上原小学校)
・参加人数 47名
・協力団体 NPO養殖振興会
- 命を預かるということ
ヒラメ専用の水槽の設置から少しの期間を空けて、いよいよヒラメを受け入れる日がやってきました。それぞれの学校で、NPO養殖振興会代表理事の斉藤先生がヒラメの育て方や注意点についてお話をされ、こどもたちは改めて命を育てる・預かるということについて気を引き締めているようでした。
- ヒラメと待望のご対面
斉藤先生のお話を聞き、代表のこどもたちが校長先生からヒラメを渡されます。1つのバケツに1匹ずつ入ったヒラメはとても小さな稚魚です。各校に渡されたヒラメをこどもたちが水槽に移し入れ、無事ヒラメたちは新たな居場所=子供たちが学校に再現した小さな海に辿り着きました。目の前にある小さな命を見つめるこどもたちの目はこれから自分たちの手で命を育てるんだという緊張と、ヒラメがどういう風に育っていくのかというワクワクに溢れているように見えました。この体験が、海について考える一つのきっかけになってくれたらと思います。
- 参加した子ども・保護者からの声
・これから自分たちで命を育てていくんだと、改めて実感した
・しっかりお世話して、大きく育てたい
・これからどれくらい育つのか、楽しみ
・毎日のお世話をみんなで協力し合いながら頑張りたい
団体概要
<陸養プロジェクト実行委員会>
「陸上養殖」に焦点を当て、児童が小学校で実体験するプロジェクトは、海の魚を子供たちが自ら育て・考え・行動することで生命の大切さを学ぶこと。陸上養殖を通して水産資源の貴重さや、自分たちが住む地域の海の問題についても学び成長していくことを目的に活動しています。
https://rikuyou.uminohi.jp/
2018年4月
陸養プロジェクト実行委員会発足
2018年 9月~2019年3月
青森市、東京渋谷区、富山市、愛媛県西予市、長崎市の5地区6小学校で陸養プロジェクトを実施。5年生児童が、学校内で海水魚を稚魚から成育。期間中、専門家から養殖や魚の生態・成育、地元の海に関する環境問題などを学ぶ。
2019年 7月~2020年3月
青森市、東京渋谷区、台東区、千葉県野田市、富山市、愛媛県伊予市、長崎市の6エリア7個校に広げて展開。現在、コロナ禍におけるリアル体験プログラムとして、東京都世田谷、台東区、栃木県宇都宮市、静岡県浜松市、埼玉県春日部市の5校で展開中。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/