学習環境の空気整備で、「感染症対策」と「持続的な生徒のパフォーマンス向上」を検証
<実証実験に向け意気込む関係者_左後ろから元沢氏、大石、佐川校長、UPDATER社員、前列左から平間小学校生徒3名、UPDATER社員>
川崎ブレイブサンダースは、2020年9月にSDGsプロジェクト『&ONE(アンドワン)』を立ち上げ、一般社団法人 川崎青年会議所の後援のもと、SDGs未来都市に指定されている川崎市と「川崎市と川崎ブレイブサンダースが実施する持続可能な開発目標(SDGs)の推進に関する協定」を締結し、様々な取り組みを実施しています。取り組みの一つとして、以前よりUPDATERが提供する空気質計測器『MADO』を選手寮に導入し、空気質モニタリングを実施してまいりました。
今回の実証実験は、川崎ブレイブサンダースと共に川崎市のSDGs推進団体に所属する平間小学校にも『MADO』を導入することで、CO2濃度等の空気質を「見える化」することがそれぞれのコミュニケーションにどのような影響を与えるか、また、CO2濃度1000ppm以下の環境が、職員や生徒の学習環境における集中力などのパフォーマンス向上に繋がるかについて観察・検証します。
尚、平間小学校は「第4回ジャパンSDGsアワード」において『特別賞』を受賞、UPDATERも同アワードにおいて『内閣総理大臣賞』を受賞しており、本実証実験が、持続可能かつ快適な学習環境の実現を目指したSDGs推進活動の新たな取り組みの一貫としても期待しています。
■実証実験概要
実証実験の目的 | ・平間小学校では、暖房などの熱効率の観点から冬には窓を締め切るが、教員側がコロナ感染を危惧している。これに対してみんなエアーの空気の見える化により、CO2濃度が1000ppm超えたタイミングで生徒が「窓を開けよう!」と積極的に環境改善に取り組む活動を実施している。すでに実施している教室内では安心感が生まれている。本実証実験では、実証実験教室を全教室に拡大し、空気環境がどのような状態であるか把握し、必要があれば改善対策を検討するとともに、空気の状態や施設内での取り組みを職員・生徒・保護者等の関係者に「見える化」することがそれぞれのコミュニケーションにどのような影響を与えるか観察・検証する。
・学習環境における集中力などにとってもCO2濃度1000ppm以下の環境を整えることが望ましく、感染症対策のみならず、持続的な活用により職員や生徒のパフォーマンス向上に繋がるか観察・検証する |
実証実験内容 | みんなエアーによるMADO(空気質計測器)を活用した空気質モニタリング *川崎ブレイブサンダースとUPDATERから平間小学校に機器を贈呈 |
実証実験期間 | 2021年11月11日〜2022年11月30日(予定) |
実証実験場所 | 平間小学校 |
<CO2濃度が1000ppmを超えると子どもたちが率先して窓をあける>
<頻繁にCO2濃度を気に掛ける子どもたち>
<平間小学校の教室に設置された空気質計測器「MADO」>
■平間小学校に設置する空気質モニタリング「MADO」とは
オフィスをはじめ、店舗や医療施設、教育施設など室内の空気中に含まれるCO2やPM2.5、揮発性のガスといった空気質の数値を計測し、24時間継続のグラフ管理を行うことで換気や対策機器の稼働を促す「空気管理のクラウドサービス」です。センサー機器で計測したデータはクラウドに送信され、事業者での一括管理や個別のタブレット機器に表示し、可視化した空気の状態をみんなで共有することができます。
■実証実験開始に伴う、各団体からのコメント
<市立平間小学校|佐川昌広校長>
子どもたちをはじめ、SDGsへの意識が街全体へ広がっていると感じています。今回の実験を機に子どもたちがCO2への関心も持てたと思うので、子どもたちから脱炭素の取り組みもどんどん発信していきたいと思っています。
<川崎ブレイブサンダース|代表取締役:元沢 伸夫 氏>
SDGsの肝はパートナーシップにあると思っています。我々だけだとできることは限られますが、平間小学校さんや、UPDATERさんと一緒に取り組むことで、できることがたくさんあると感じています。このような取り組みを今後もアップデートしていきたいと強く思っていますし、私たちなりに頑張っていきます。
<株式会社UPDATER|代表取締役:大石英司>
人が摂取する7割は「空気」にも関わらず今まで無関心だったものが、コロナの影響で関心が向けられたと思います。スポーツクラブと小学校の事例の機会をいただけたので、このパートナーシップを活かして、我々をはじめ、子どもも保護者の方も地域の方もみんなで一緒になって、afterコロナに向け空気の問題を解決していけたらと思います。また、このような学校が増えることを願っています。
<株式会社UPDATER|事業責任者:碓氷友美>
空気の「見える化」をすることによって、それぞれの関係性がどのようなコミュニケーションに変化するかを目的としていますが、今回の取り組みによって、すでに子どもたちが積極的に窓を開けて環境改善に取り組んでおり、行動の変化を実感しています。それらを企業や子どもたちから発信することで、保護者や地域の方にも積極的な環境改善の意識が拡がるといいなと思います。「MADO」はCO2だけではなく、PM2.5などの空気中の様々なリスクも検知できるため、安心できる場所を守るために適切な行動を促せるように働きかけていきたいと思います。
■株式会社UPDATERについて
2021年10月1日にみんな電力株式会社より社名変更。2011年、大手印刷会社で新規事業を担当していた大石英司が、再生可能エネルギー事業会社としてみんな電力株式会社を設立。2016 年に発電者と生活者をつなぐ電力小売りサービス「顔の見える電力™️」を始め、2020年以降にはエアテック事業「みんなエアー」やオウンドメディア「TADORi」などを開始。ソーシャル・アップデート・カンパニーとして、独自のブロックチェーン技術を基盤とした「顔の見えるライフスタイル」の実現を目指す。2020年、第4回ジャパンSDGsアワード SDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞を受賞。
会社名 :株式会社UPDATER
代表者 :代表取締役 大石英司
所在地 :東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22 サンタワーズセンタービル8F
URL :https://minden.co.jp ( みんなエアー https://minnaair.com/ )
事業内容:電力事業(電力小売事業、再生可能エネルギー発電所の開発・販売・メンテナンス、地域新電力コンサルティング事業等)、ライフスタイル事業(空気環境改善サービス等)
■市立平間小学校について
「平間SDGsフェス」や多摩川学習「ガタガタ探検隊」など多岐にわたる取り組みが評価され、「第4回ジャパンSDGsアワード」において特別賞「SDGsパートナーシップ賞」を受賞。川崎市が推進するSDGsの取り組みにも参画している。今では子どもたちの取り組みに影響され、企業や商店街など地域の方にもSDGsへの意識が高まっている。
代表者:校長 佐川昌広
所在地:川崎市中原区上平間 1480
創立 :昭和19年1月27日
URL :https://kawasaki-edu.jp/2/202hirama/index.cfm/1,html
■川崎ブレイブサンダースについて
持続可能な開発目標(SDGs)に取り組むプロジェクト「&ONE」(アンドワン)を発足 。バスケットボールやホームゲームを通じて、すべての人に「健康」と「働きがい」の機会を提供し、 川崎をより「住んで幸せな街」にすることに一層、力を入れて取り組んでいる。
会社名:株式会社DeNA川崎ブレイブサンダース
代表者:代表取締役社長 元沢 伸夫
所在地:神奈川県川崎市幸区堀川町580番地 ソリッドスクエア東館 4階
設立 :2018年1月11日(クラブ創設1950年)
URL :https://kawasaki-bravethunders.com/
&ONE特設webサイト:https://kawasaki-bravethunders.com/lp/and-one/
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社UPDATER PR事務局(株式会社IDEATECH内)担当:福澤・天本
TEL:03-6447-4440 E-mail:[email protected]