7月17日(土) から9月5日(日)まで
- 開催概要
企画展「うららの海の文化遺産 -海と人の持続可能なつきあい方を考える-」
▶会 期:令和3年7月17日(土) から9月5日(日)まで
▶開館日数:44日間(会期51日のうち)
▶開館時間:午前9時から午後4時30分まで
休 館 日:毎週月曜日(ただし、8月9日は開館し翌日休館)
▶会 場:京都府立丹後郷土資料館(京都府宮津市字国分小字天王山611-1)
TEL 0772-27-0230、 FAX 0772-27-0020
HP http://www.kyoto-be.ne.jp/tango-m/
▶主 催:京都府教育委員会、京都府立丹後郷土資料館
▶チラシ :https://prtimes.jp/a/?f=d5484-20210709-813450632c7f61674914064adfeb6532.pdf
- 開催趣旨
海とともに生きてきた丹後の古老は、地先の水産資源を「うらら(私等)の宝」と言いました。国選択無形民俗文化財「丹後の漁労習俗」には、その宝を持続可能なかたちで利用する知恵と技術が詰まっています。
近年、国際連合開発計画(UNDP)による「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals=SDGs)」が各方面で注目されています。そうした国際的な潮流の中でミュージアム(博物館・資料館等)の果たす役割が問われています。
本展では、丹後地域における伝統的な沿岸漁業の特色と変遷を示す資料である「丹後半島の漁撈用具(国登録有形民俗文化財)」を中心に展示し、先人の海の営みの中に埋め込まれてきた水産資源管理の知恵と技術に学びながら、海と人(地域社会)の持続可能なつきあい方について考えます。これを通じて、SDGsの中で掲げられている「海の豊かさを守る」というコンセプトについて理解を深めたいと思います。
- 展示内容・主な展示資料
(1)丹後の海の豊かさを考える -対馬海流がもたらす海の幸と不幸-
大風呂南1号墓出土ガラス釧、金鼓、『日本山海名産図絵』、琴引浜の漂着資料など
Topic: 幽霊漁具(ゴースト・ギア) -海を漂うプラスチック製漁具の脅威-
(2)海と人の持続可能なつきあい方を考える -水産資源を守り伝える知恵と技術-
丹後半島の漁撈用具(漁網・水視用具・海苔摘み用具など)、漁業鑑札など
Topic :海のしきたりをまもる -漁業権と信仰-
住まいをつくり育てる -丹後の人工魚礁と養殖-
(3)海とつながる私たちの暮らしを考える
丹後の紡織用具及び製品(ドンザ・スマブクロ)、府立海洋高等学校の取組写真パネルなど
- 展示資料点数
合計約130点
- 関連事業
(1)講演会「宮津湾の漁業の現状と未来への展望」
日時:7月17日(土) 午後1時30分から3時まで
場所:当館 第一研修室
講師:本藤 靖 氏(漁師、宮津湾とり貝育成組合 会長)
定員:30名(当日午前11時30分から先着順に整理券を発行)
(2)講演会 「マイクロプラスチックの海洋汚染!-琴引浜の漂着物から海を漂うごみ問題を考える-」
日時:8月21日(土) 午後1時30分から3時まで
場所:当館 第一研修室
講師:安松 貞夫 氏・安松 美佐子 氏(琴引浜ネイチャークラブハウス)
定員:20名(当日午前11時30分から先着順に整理券を発行)
- 協力機関(敬称略)
伊根浦漁業株式会社、おちゃやのかか、琴引浜鳴き砂文化館、琴引浜ネイチャークラブハウス、田井水産有限会社、舞鶴市文化振興課、与謝野町教育委員会、伊根町教育委員会、京都府立海洋高等学校、京都府農林水産技術センター海洋センター、豪商稲葉本家、特定非営利活動法人わくわくする久美浜をつくる会、由良川漁業協同組合
- 入館料
一般200円 小中学生50円、団体割引(20名以上):一般150円 小中学生40円
ただし、次の方は無料。満65歳以上の方、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者、小中学校等の学校教育活動の場合。「きょうと子育て応援パスポート」が利用できます。
- その他
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況によって、中止・変更・人数制限等を行うことがあります。
- 丹後郷土資料館とは
京都府立丹後郷土資料館(愛称:ふるさとミュージアム丹後)は、京都府北部における古代から近代の歴史・考古・民俗資料や美術工芸品の調査・研究・保存・展示を行っています。
各地に残された文化財をとおして、地域に育まれた歴史や文化を知ることによって、ふるさと歴史を次の世代へ伝えていくきっかけをつくりたいと考えています。