2021年11月24日(水)~12月2日(木)
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
- イベント概要
・開催概要 教室ミュージアム「海のめぐみをいただきます!展」を開催
・日程 2021年11月24日(水)~12月2日(木)
・開催場所 都立農芸高校
・参加人数 約150名
- 都立農芸高校の生徒が海について考えるきっかけに
都立農芸高校で教室ミュージアム「海のめぐみをいただきます!展」を開催しました。本展示は、身近な水産物をテーマとし、海について考える場を提供する巡回展示です。
(展示について詳しくはhttps://uminomegumiwoitada.wixsite.com/itadakimasuをご覧ください)
都立農芸高校には園芸科学科、食品科学科、緑地環境科の3科があり、農業について専門的に学ぶことができる学校です。卒業後は農業系の仕事に就く人が多いようです。今回、農芸高校の先生が、展示を活かし、「生物基礎」の生態系の単元と合わせた授業を、1年生に対して実施してくださいました。生徒さんたちは、展示を見たり体験したりしながら生物資源について考え、また興味を持ったことについて図書室で調べ学習をすることができました。
図書室では、司書の先生方が「水族館」「環境問題」などのテーマごとに図書を並べ、生徒が調べ学習しやすいよう工夫してくださいました。中でも「食」をテーマにした本棚は、農芸高校ならではのラインナップでした。
他にも手作りで、カラフルで豪華な装飾や海の生き物を作って雰囲気を盛り上げてくださいました。
今回、アンケートに答えてくれた59名の生徒さんの約8割が、展示を見たことにより海に対する気持ちが変わったと回答し、その理由の中には「普段の何気ない生活の中にも海が深く関わっていることを知り海に感謝しようと思った」、「人間は海があって生きていられるということに気づいた」、「海の生き物を大切にし、環境を良くすることを心がけたいと思った」といったものがありました。今回、授業を考えてくださった先生からは「農芸高校の生徒たちは農業については専門教科でたくさん学ぶけれど、海については学ぶ機会がないので、今回とてもよい経験になったと思う」と感想をいただきました。普段海について学ぶ機会のない専門課程の生徒さんたちにとっても今回の展示開催は、海について考える有意義な学習の機会になりました。
展示の開催は終了していますが、1月には都立農芸高校にてお茶の水女子大学の教員による海洋教育の授業も実施予定です。
- 海のめぐみから改めて海と私たちのつながりについて考える
海のめぐみをいただきます!展は、身近な水産物をテーマとした、学校の教室サイズの巡回展です。フィールド体験だけでない、海を考える場を提供することを目的に開発されました。2017年11月に完成した本展は、これまでに関東地方を中心に全国の小・中・高等学校や、博物館等を巡回してきました。
本展を通じて、改めて海と私たちとのつながりについて考えるきっかけを提供することを目指しています。
過去の展示については下記もご覧ください。
ウェブサイト https://uminomegumiwoitada.wixsite.com/itadakimasu
Facebookページ https://www.facebook.com/uminomegumiwoitadakimasu/
団体概要
団体名称:国立大学法人お茶の水女子大学
本社所在地:〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1
電話番号:03-5978-5106
学長:佐々木 泰子
設立:1875年11月29日(東京女子師範学校)
URL:https://www.ocha.ac.jp/index.html
活動内容:学部教育、大学院教育
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/