実は東京湾は「スズキ」の漁獲量が日本一!その秘密と海の循環の仕組みを学びました

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陸養プロジェクト特別授業:2021年12月6日 東京都足立区弘道小学校

陸養プロジェクト実行委員会は、12月6日、東京都足立区弘道小学校の特別授業を実施しました。今回は漁師でおさかなマイスターの山本浩司さんをお招きしての東京湾の漁業や生態系に関する特別授業。動画やクイズを交えながら、海への理解を深めていきました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

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  • イベント概要

・開催概要  陸養プロジェクト特別授業
・日程    12/6  東京都足立区 弘道小学校
・参加人数  51名
・協力団体  NPO養殖振興会、日本おさかなマイスター協会
 

  • 東京湾でとれるお魚と漁について

東京湾で実際に漁をされている山本さんからリアルなお話を聞きました。フィッシュイーターと呼ばれる魚を食べる魚「スズキ」の漁獲量は1日で5トンも取れることがあるそうで、実は日本で一番とれること。その他、ボラやイワシ、江戸前すしネタのコハダなど、東京湾でいろいろな魚がとれることわかりました。普段、なかなか見れない実際の漁の動画を見ると、その凄さや大変さがリアルに伝わってきました。隅田川や多摩川、江戸川、荒川など東京湾に多くの河川が流れ込んでいることから東京湾はプランクトンが豊富。ただ、その豊かなプランクトンが赤潮や青潮を引き起こすこともあり、私たちの生活と自然は密接に関係にあることを改めて感じました。

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  • 海の豊かさを守っていくための大切なキーワードは「循環」

東京湾が意外に豊かな海だということが分かりました。その豊かさのキーワードは、陸養プロジェクトでも大切にしている「循環」でした。①浄水場でみんなが出す生活水を好んで食べるバクテリアが水をキレイにして、②生活水が江戸川や隅田川から東京湾に流れ込み、③そのバクテリアを植物プランクトン、動物プランクトンた食べる。④そのプランクトンをイワシたちが食べて、⑤イワシをスズキが食べる。⑥最後にそのスズキを食べる私たち人間がいる。この食物連鎖の循環が、豊かな東京湾をつくっているのだと学びました。自分たちが取り組んでいる陸上養殖でもバクテリアが水を浄化してくれる「循環」の仕組みで、ヒラメさんが元気に暮らせる海の仕組みが再現しているのだと改めて理解できました。

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団体概要

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<陸養プロジェクト実行委員会>
 「陸上養殖」に焦点を当て、児童が小学校で実体験するプロジェクトは、海の魚を子供たちが自ら育て・考え・行動することで生命の大切さを学ぶこと。陸上養殖を通して水産資源の貴重さや、自分たちが住む地域の海の問題についても学び成長していくことを目的に活動しています。
https://rikuyou.uminohi.jp/

2018年4月
陸養プロジェクト実行委員会発足

2018年 9月~2019年3月
青森市、東京都渋谷区、富山市、愛媛県西予市、長崎市の5地区6小学校で陸養プロジェクトを実施。5年生児童が、学校内で海水魚を稚魚から成育。期間中、専門家から養殖や魚の生態・成育、地元の海に関する環境問題などを学ぶ。

2019年 7月~2020年3月 
青森市、東京渋谷区、台東区、千葉県野田市、富山市、愛媛県伊予市、長崎市の6エリア7個校に広げて展開。現在、コロナ禍におけるリアル体験プログラムとして、東京都世田谷、台東区、栃木県宇都宮市、静岡県浜松市、埼玉県春日部市の5校で展開中。

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日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/

 

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