東北の未来をアップデートする!50名のU-30胸アツ大討論会 〜応援しあう東北スペシャルライブ〜12月9日(木)開催レポート
本プログラムでは、「応援しあう東北」をキャッチコピーに、東北を基盤に、社会課題解決のために「何かを始めたい」という想いやアイデアを持つ全国の18歳以上30歳未満を対象に、アクションプランの実現やネットワーク構築を支援するプログラムを、8月のイベントを皮切りに約5ヶ月間、全てオンラインで実施しました。
12月9日のスペシャルライブは、プログラム集大成の場として、約50名の参加者全員が出演し、成果を共有するオンラインイベントでした。ゲストMCに、岩田華怜さん(元AKB48・宮城県仙台市出身)、コメンテーターにSDGsの専門家である東京都市大学の佐藤真久教授が参加し、「東北が持続可能な地域となるために必要なもの」というテーマで活発に討論を行いました。
佐藤教授は「SDGsの本質は変容です。社会を変える、そのために我々が変わる。皆さんは東北の良さを守りながら、より良く変わり続けることの大切さを行動して実感している。東北の未来は明るいですね」とコメントし、岩田さんは「東北のこれからを担うリーダーが今日誕生しました。同世代(のパネリストの皆さん)が東北で行動を起こし、繋がり合っている。だから20年30年後も私の大好きな東北はキラキラしていると確信できました」と討論会を締めくくりました。
また、シアトル・マリナーズの岩隈久志さん、株式会社ポケットマルシェ代表の高橋博之さん、福島市の株式会社カトウファーム加藤絵美さん・晃司さん夫妻など、東北に縁のあるスポーツ選手や起業家からも多くのビデオメッセージが寄せられました。
最後に、約5ヶ月間の本プログラムを通じて、最も挑戦した人、応援した人を表彰するアワードで5人が選出され、副賞10万円が授与されました。
【受賞者・活動テーマ一覧】
・応援しあう東北賞
富樫 司(とがし つかさ)さん/食品ロス×福島プロジェクト
・TOMODACHI GO ABROAD賞
長友 海夢(ながとも ひろむ)さん/猪苗代湖産ヒシの実ブランディング推進事業
・ファミリーマートSDGsリーダーシップ賞
山越 香恋(やまこし かれん)さん/「応援しあう東北」のみんなの「想いの見える化」で応援する
松田 泰知(まつだ やすとも)さん/OHIRA SUSTANABLE VILLAGE 〜ヒト、モ ノ、コトが集まり循環できる場、大衡へ〜
石牧 紘汰(いしまき こうた)さん/宮城県初?発!こだわりのかぼちゃ専門農家
【受賞者の選考理由と本プログラムを振り返ってのコメント】
●渡辺一馬さん/一般社団法人ワカツク代表理事
「応援しあう東北賞」の富樫司さんは、参加者の投票を交えて選出しました。「食品ロス×福島プロジェクト」という大きなテーマで取組む富樫さんは、できることから始めて、webサイト制作を進めながら、プログラム内で積極的に情報発信し、仲間にフィードバックをもらい改良を繰り返し、まさに「応援しあう東北」を体現していました。
私を含め震災直後、多くの方の応援があったから復興のため頑張れた30代40代が次世代を応援したい、次世代同士がつながるきっかけ作りをしたいとメンターやコーディネーターになり参加しました。今後は支援者、参加者の壁をなくし、繋がり応援し合うことを続け、東北を最も持続可能で誰も取り残さない地域にしたいと思います。
●橋本彩さん/公益財団法人 米日カウンシルージャパン TOMODACHIイニシアチブ プログラムディレクター
「TOMODACHI GO ABROAD賞」は、ぜひ世界に羽ばたいていただきたい、長友海夢さんに贈ります。猪苗代湖の厄介者とされるヒシの実の商品開発だけでなく、地域を盛り上げる活動を多彩にされています。福島、会津、猪苗代の広く深い知識と愛に感銘を受けました。
今回のプログラムでは、4〜5人1組のホームルームを作り、コーディネーターの先輩が伴走してグループ活動を進めながら、先輩メンターとの個別面談や、マーケティングやインバウンド観光についての勉強会など、オンラインでの活動ではありましたが、深く繋がって応援しあう強いコミュニティができたと思っています。
●大澤寛之さん/株式会社ファミリーマート サステナビリティ推進部 CSR推進グループ マネジャー
「ファミリーマートSDGsリーダーシップ賞」は、東北の未来に向けて力強く取組むソーシャルアクションや応援するアクションに贈らせていただきます。
山越香恋さんは、グラフィックレコーディングの技術でメンバーの話を分かりやすく図示化して表現することで、メンバーをサポートする素晴らしい活動をされていました。
松田泰知さんは、大衡村の経済価値の最大化のために、村の方の話を聞いたり、動画やSNSでの発信、勉強会の開催など、新しいアクションを重ね続けました。
石牧紘汰さんは、かぼちゃに魅せられて農家を目指す強い思いと行動力だけでなく、他のメンバーを応援する圧倒的な利他の姿勢を評価させていただきました。
今回は、米日カウンシルージャパンさんと一緒に行ってきた東北支援の節目となるプログラムでした。東北でアクションする皆さんに、サステナブルな取り組みへの気づきを得て欲しいと企画しましたが、まさに皆さんの活動が、点と点が合わさって線になり、有機的に繋がるサステナブルなあり方を示せたと思います。皆さんが今後も繋がり続け、ますますご活躍されることを祈っています。
◆プログラム詳細
・「応援しあう東北」公式WEBサイト https://www.ouenshiautohoku.com/
・「応援しあう東北アカデミー」 https://ouenshiau-tohoku-academy.peatix.com/
・「応援しあう東北スペシャルライブ」https://ouenshiautohokuspeciallive.peatix.com/
・Facebookページ https://www.facebook.com/ouenshiautohoku/
・Twitter https://twitter.com/ouenshiautohoku
・Instagram https://www.instagram.com/ouenshiautohoku/
◆TOMODACHI ファミリーマート SDGs リーダーシッププログラム in 東北 実行委員会
主催 : 公益財団法人米日カウンシルージャパン TOMODACHIイニシアチブ
共催 : 株式会社ファミリーマート
運営事務局: NPO法人ETIC. / 一般社団法人ワカツク
※ 「TOMODACHIイニシアチブ」について
東日本大震災の復興支援から生まれ、教育、文化交流、リーダーシップといったプログラムを通して、日米の次世代のリーダー育成を目指す米日カウンシルと在日米国大使館が主導する官民パートナーシップで、日本国政府の支援も受けています。日米関係の強化に深く関わり、互いの文化や国を理解し、より協調的で繁栄した安全な世界への貢献と、そうした世界での成功に必要な、世界中で通用する技能と国際的な視点を備えた日米の若いリーダーである「TOMODACHI世代」の育成を目指しています。
http://usjapantomodachi.org/ja/
※ 「株式会社ファミリーマート」について
ファミリーマートは、今年創立40周年を迎えました。様々なきっかけでお客さまがさらにファミリーマート店舗に足を運んでいただけるようになる(=ファミマる。)ために、本年は40周年に向けたチャレンジ「40のいいこと!?」に取り組んでおります。これからも「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のもと、地域に寄り添い、お客さま一人ひとりと家族のようにつながりながら、便利の先にある、なくてはならない場所を目指してまいります。2021年は店頭募金「ファミリーマート夢の掛け橋募金」を通じて、お客さまからお預かりした募金の一部とファミリーマートの企業寄付をもとに、東北の未来を創り、地域の発展に貢献する人材づくりのプログラムを提供いたしました。
【ファミリーマート40周年は「40のいいこと!?」】
https://www.family.co.jp/campaign/spot/2021_40th.html
※ 「NPO法人ETIC.(エティック)」について
1993年設立。日本初の長期実践型インターンシップの事業化や若手社会起業家への創業支援を通じ、これまで約15,000名の若者たちが変革・創造の現場に参加、1,800名を超える起業家が輩出。その仕組みを全国80の連携組織へ広げています。東日本大震災後は「震災復興リーダー支援プロジェクト」を実施。東北のリーダーを支える「右腕プログラム」を立ち上げ、154のプロジェクトに、262名の右腕人材を派遣。日米交流プログラムも実施しました。
http://www.etic.or.jp/
※ 「一般社団法人ワカツク」について
東日本大震災を契機として2011年に設立されました。地域を担う人材が挑戦を続けられる生態系の構築を目指して、課題解決型人材の育成や若者が挑戦できる環境づくりに取り組んでいます。
http://www.wakatsuku.jp/
参考:
東北の未来をU-30世代が語る胸アツ討論会・ゲストMCは元AKB48岩田華怜さん(宮城県出身)〜応援しあう東北スペシャルライブ〜12/9ウェビナー生配信
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000101.000012113.html
報道機関向け説明会「支援者・学生団体代表も参加 震災後10年目の東北における若者支援の現状共有および若者による社会課題解決を支援する新プログラムについて 」を実施。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000095.000012113.html