2021年12月22日 富山県氷見市立灘浦小学校、氷見市立海峰小学校、学校法人茂来学園大日向小学校
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
- イベント概要
・開催概要 3校合同リモート授業
・日程 12月22日 富山県氷見市立海峰小学校、氷見市立灘浦小学校、学校法人茂来学園大日向小学校
・参加人数 87名
・協力団体 NPO養殖振興会
- 養殖の手法や現状を、詳しく知る
NPO日本養殖振興会 斉藤理事長による、養殖についての授業を受けるこどもたち。養殖の中でも「畜養」と「完全養殖」の2種類があり、自分たちが育てているヒラメは「完全養殖」にて多くの手間とコストをかけて養殖されている魚だと知りました。実際に育てていてうまくいかないことも多々あり、その難しさを肌で感じているこどもたちは、興味深そうにノートをとっていました。また、養殖とは異なる観点として「栽培漁業」の説明もなされ、資源の取りすぎに対する取り組みの重要性を学んでいました。
- みんなの学校のヒラメについて、おしえて!
斉藤先生の授業終了後、他の学校への質問コーナーを設けました。最初は緊張気味に、育てていて大変なことや気を付けていることの質問が出始めると、次第にどんどん手が挙がり、時間内に収まり切らないほどの盛り上がりになりました。今のヒラメの育ち具合、エサのやり方など、様々なことを画面越しに発表し合うこどもたちからは、ヒラメについてしっかりと理解を深めている様子が見てとれました。
団体概要
<陸養プロジェクト実行委員会>
「陸上養殖」に焦点を当て、児童が小学校で実体験するプロジェクトは、海の魚を子供たちが自ら育て・考え・行動することで生命の大切さを学ぶこと。陸上養殖を通して水産資源の貴重さや、自分たちが住む地域の海の問題についても学び成長していくことを目的に活動しています。
https://rikuyou.uminohi.jp/
2018年4月
陸養プロジェクト実行委員会発足
2018年 9月~2019年3月
青森市、東京渋谷区、富山市、愛媛県西予市、長崎市の5地区6小学校で陸養プロジェクトを実施。5年生児童が、学校内で海水魚を稚魚から成育。期間中、専門家から養殖や魚の生態・成育、地元の海に関する環境問題などを学ぶ。
2020年 7月~2021年3月
青森市、東京渋谷区、台東区、千葉県野田市、富山市、愛媛県伊予市、長崎市の6エリア7校に広げて展開。コロナ禍におけるリアル体験プログラムとして、東京都世田谷、台東区、栃木県宇都宮市、静岡県浜松市、埼玉県春日部市の5校でも実施。
2021年9月~
東京都渋谷区、足立区、富山県氷見市、長野県佐久穂町の4エリア5校で実施中。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/