捨てられるものに新しい付加価値をつけたサスティナブルなコスメ
酒粕は石川県の銘酒「手取川」を醸ずる吉田酒造のものを使用しています。酒粕には保湿成分や美容成分が多く含まれているのが特徴です。この酒粕を鹿児島県の大隅半島で廃校を利用してナチュラル手作り製法で化粧水などを製造しているところにお願いし、全て自然由来の天然のものを使い作ってもらいました。パッケージも環境に少しでも負担の少ないものを探し、バガスパルプというサトウキビを絞った後の廃棄となるカスを使用した紙に出会いました。中身からパッケージまでサスティナブルなコスメです
なぜ酒粕コスメを作ったのか
吉田酒造の酒粕を使う理由
使用する酒粕は持続可能な酒造りを目指す石川県の吉田酒造のものを使用。吉田酒造の酒造りも添加物などを使わず金沢酵母を使ったりと自然に寄り添った酒造りをしている。仕込み水も霊峰白山から出る100年水を使用。なるべく自然のものを使い、添加物をなるべく使わない酒作りをしている。そんな丁寧に作ったお酒を絞った後に出てくる酒粕もきっと地球にも肌にも良いものだと感銘を受けてここの酒造の酒粕を使うことを決めた
製造元も自然に配慮
製造元は鹿児島県の大隅半島にある小学校の廃校を工場として利用している。精製も天然成分、自然由来のものを使ってもらい製造した。ここで全て自然由来のものだけを使って美容成分、保湿成分の多い酒粕エキスを抽出してもらいました。また、その他の成分もシロキクラゲのエキスやヒノキのエキスを使い、人工添加物、香料、防腐剤、エタノールも使っていません。ここにも自然の力を借りてコスメを造ってくれる製造元にお願いしました。
非木材でできたパッケージ
パッケージはサトウキビを絞った後の廃棄となるカスをパルプにして木材を一切使っていない紙を使用。本当はゴミを減らすためにパッケージも作りたくなかったのですが、INAHO酒粕コスメはプラ容器ではなく、ゴミを減らすためガラス容器を使うことにしました。そうすると、破損を防ぐため化粧箱を用意する必要がありました。サトウキビは砂糖、バイオエタノールに絞られた後のカスは廃棄となってしまいます。しかしそのカスを利用して紙を作っている五条製紙さんを紹介してもらい、その紙を利用してパッケージを作りました。この紙は水質汚染につながる漂白ので使われる有機塩素化合物も使用しておらず環境に配慮したバガスパルプ認証も受けています。
使えば使うほど酒粕の廃棄も、サトウキビの廃棄も減らすことができ大自然の中でできた地球にも肌にも優しいコスメを目指しています。今後は廃棄になるものと酒粕を使い乳液、バスボムなど生活に必要でありながら環境に配慮した商品を開発し、使えば使うほど自然に還元できるシステムを作っていきたいと思っています
会社概要
合同会社YOU 代表 松村裕子
大阪市中央区淡路町4-4-5
https://inahosakelee.official.ec/