「サステナブルを遊ぶ、企む、作る HAKUBA CIRCULAR VISION」を掲げ2030年の未来に向けて
一般社団法人 白馬村観光局(所在地:白馬村北城7025、代表理事 下川正剛)は、先日発表した白馬が目指す未来を描いた「HAKUBA CIRCULAR VISION」を実現に向けて株式会社BIOTOPE CEO / Chief Strategic Designer 佐宗邦威氏がビジョンアドバイザーとして就任したことをお知らせいたします。
■HAKUBAサーキュラービジョン制作の背景について
自然の恵と共に生きる白馬で近年大きな変化が起きています。
その一つが気候変動による雪不足問題です。この危機的状況をうけ、2019年9月20日「グローバル気候マーチ」を地元高校生が企画。さらにそれを受けて白馬村が、2019年12月白馬村気候非常事態宣言を発令しました。このような経緯を経て、白馬村ではこの気候変動に立ち向かうために、サーキュラーエコノミーを取り入れた「サステナブルなマウンテンリゾート」の実現を目指しています。
このような背景のもと2021年6月~7月に、白馬村の未来ビジョンを構想するワークショップ「HAKUBA Vision Design BootCamp」を戦略デザインファームBIOTOPEと共に実施。
白馬村の事業者や村外の事業者に加えて、白馬村の気候非常事態宣言のきっかけとなる提言をおこなった白馬高校の生徒など多様なバックグラウンドを持つ人々約50名が参加し、『HAKUBAサーキュラービジョン』制作しました。
今回、ビジョンアドバイザーに佐宗邦威氏を迎え『HAKUBAサーキュラービジョン』を掲げ、持続可能な社会に向けて、白馬村の未来のライフスタイルの実現を目指します。
HAKUBA CIRCULAR VISION特設Web site
http://www.vill.hakuba.nagano.jp/greenworkhakuba/vision.html
■佐宗邦威氏コメント
白馬村は、ここ数年の雪不足に直面する中で、気候変動に対して切実な課題と向き合っている、国内における気候変動の課題先進地域です。そして、スキーやスノボーをはじめとするウインタースポーツ、マウンテンバイクやトレイルランなどのサマースポーツ、そして、自然体験学習などの豊富な自然と遊べるコンテンツを持った、遊び心あふれる大人たちが集まる場所でもあります。白馬村の方がたとビジョンを構想していく中で、次の100年も自然と遊び続けられる村になるために、白馬村という場をサステナブルな暮らし方、文化の実験場にしていく、そのために、「サステナブルを、遊ぶ、企む、つくる。」というビジョンが生まれました。 これから、白馬村は、気候変動に対する最新テクノロジーと、自然と共生し楽しむ暮らし方を作っていく実験場になっていきます。そうなることで、新しい産業を生み、サステナブルを学ぶという新しい滞在する理由を作り、最終的にはサステナブルツーリズムの聖地となることを目指していきます。 このようなビジョンに共感する環境テクノロジー企業の方、サステナブル文化を作りたい方、サステナビリティ教育を実践したい方、サステナブルツーリズムに興味がある方、是非とも白馬村で一緒に未来を作りましょう!
■佐宗邦威 Kunitake Saso プロフィール
株式会社BIOTOPE CEO / Chief Strategic Designer
東京大学法学部卒。イリノイ工科大学デザイン学科(Master of Design Methods)修士課程修了。P&Gにて、ファブリーズ、レノアなどのヒット商品のマーケティングを手がけたのち、ジレットのブランドマネージャーを務めた。ヒューマンバリュー社を経て、ソニークリエイティブセンター全社の新規事業創出プログラム(Sony Seed Acceleration Program)の立ち上げなどに携わったのち、独立。B to C消費財のブランドデザインや、ハイテクR&Dのコンセプトデザインやサービスデザインプロジェクトを得意としている。『直感と論理をつなぐ思考法』『21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由』『『ひとりの妄想で未来は変わる VISION DRIVEN INNOVATION』』著者。
一般社団法人白馬村観光局
https://www.vill.hakuba.nagano.jp/