- ワークショップ開催の背景
持続可能な開発目標・SDGsでは、目標12「つくる責任 つかう責任」のターゲットとしてフードロス問題について言及されています。フードロス問題は身近な問題であることに加え、SDGsの普及や2019年に施行された食品ロス削減推進法、コロナ禍での飲食店の営業自粛や休校による学校給食の休止などもあり、昨今フードロス問題に関心を持つ人も増えてきています。
また、教育現場においては新学習指導要領にてプロジェクト学習(Project Based Learning、PBL)に言及されていることもあり、学習者が自ら問題を発見し、問題解決する過程の中で知識や経験を得ていく能動的学習方法が重視されるようになっています。
さらに、実際の社会問題の解決方法においても、ボランティアや非営利法人としてではなく、それ自体を持続させるために営利企業として実行されるケースが増えてきています。
上記のような状況を受け、フードロス問題に対する持続可能な解決手法としての事業を展開しているクラダシ、デザインの力で企業の問題解決に取り組みデザイン会社として日本で初めて上場を果たしたグッドパッチが、専修大学にて経営学/アカウンティングの教鞭をとる青木章通教授のゼミにて、本取り組みを行いました。
▲クラダシのビジネス・フードロス問題の紹介
- ワークショップ開催の目的
下記の3点を兼ね備えた人材の育成を目的としています。
①社会問題の解決意欲
②問題解決や価値創出の方法論としてのデザイン能力
③事業の運営/成長に必要なビジネス構想能力
▲グループにわかれ課題に取り組む学生
▲グッドパッチによるサービスデザイン概論
- 取り組み紹介記事
・Goodpatch Blog:https://goodpatch.com/blog/sdgs-design-kuradashi-senshuuniv
・クラダシnote:https://note.com/kuradashi/n/n72bb8ed5935a
- 株式会社グッドパッチについて
グッドパッチは、東京、ベルリン、ミュンヘンにオフィスを構えるデザインの力でビジネスを前進させるグローバルデザインカンパニーです。
デザインパートナー事業では、新規事業の立ち上げ、既存事業のリニューアル、企業のデザイン戦略立案、デザイン組織構築支援などを行い、大企業からスタートアップまで企業が持つビジネス課題をデザインで解決しています。
- 社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」について
KURADASHI(https://www.kuradashi.jp/)は、フードロス削減への賛同メーカーより協賛価格で提供を受けた商品を最大97%OFFで消費者(会員)へ販売し、売り上げの一部を社会貢献活動団体へと寄付する日本初・最大級の社会貢献型ショッピングサイトです。環境保護や動物保護の団体、クラダシ基金など、様々な団体を支援しています。
【SNS公式アカウント】
Twitter:https://twitter.com/kuradashi_jp
Instagram:https://www.instagram.com/kuradashi.jp/
LINE:https://page.line.me/307ghimw
【2021年3月末現在の主な累計実績】
・フードロス削減数:11,985トン ・経済効果:37億1,530万円
・CO2削減数 :30.85t-CO2 ・寄付総額:60,194,680円
【受賞歴】
▶2017~2019年
・「ソーシャルプロダクツ・アワード2017」優秀賞
・東京都環境局「チームもったいない」の「Saving Food」部門代表に抜擢
・環境省主催 「第6回グッドライフアワード」環境大臣賞
・品川区「社会貢献製品支援事業」選定・認定
▶2020年
・第7回「食品産業もったいない大賞」審査委員会委員長賞
・「環境白書」「消費者白書」に掲載
・第3回「日本サービス大賞」農林水産大臣賞
・令和2年度「気候変動アクション環境大臣表彰」
・第21回「グリーン購入大賞」農林水産大臣賞
・第55回 「社会貢献者表彰」
・「食品ロス削減推進大賞」消費者庁長官賞
▶2021年
・「Japan Venture Awards 2021」JVA審査委員会特別賞
・「High-Growth Companies Asia-Pacific 2021」ランクイン
- 会社概要
社名:株式会社クラダシ
代表者氏名:関藤竜也
設立:2014年7月
本社所在地:〒141-0021 東京都品川区上大崎3丁目2-1 目黒センタービル 5F
事業内容:社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」の運営
URL:https://www.kuradashi-mottainai.com/