全国初 学校給食の共創プロジェクト 福知山市×パナソニックグループ 公民連携の取組  共同でSDGs時代の素材を活用した「人と環境に優しい小中学校の給食食器」開発の取組をスタート

0
576
全国初 学校給食の共創プロジェクト 福知山市×パナソニックグループ 公民連携の取組  共同でSDGs時代の素材を活用した「人と環境に優しい小中学校の給食食器」開発の取組をスタートのメイン画像

-食を通して環境教育とシビックプライドを育む取組を行います-

 福知山市とパナソニック ホールディングス株式会社マニュファクチャリングイノベーション本部、パナソニックプロダクションエンジニアリング株式会社(以下、パナソニックグループ)は、福知山市立小中学校(23校)の学校給食食器の開発を通して、SDGsの取組推進と資源循環型社会の構築をめざすことで合意し、2022年6月6日に連携協定を締結しました。

全国初 学校給食の共創プロジェクト 福知山市×パナソニックグループ 公民連携の取組  共同でSDGs時代の素材を活用した「人と環境に優しい小中学校の給食食器」開発の取組をスタートのサブ画像1_パナソニックホールディングス株式会社にて、連携協定締結式を行いました。パナソニックホールディングス株式会社にて、連携協定締結式を行いました。

 パナソニックグループが開発した植物繊維(セルロースファイバー)を高濃度で複合する最先端技術※により福知山市独自の環境配慮型食器の製品化による環境負荷低減 に取組むと共に、小中学校のフィールドにおいて安心安全で使いやすい食器となるよう改良を行います。
 更に福知山市内の森林の間伐材を食器の原材料に使用することを進め、小中学校児童生徒の環境問題への理解、地域資源の魅力再発見、シビックプライドの醸成を図ります。

全国初 学校給食の共創プロジェクト 福知山市×パナソニックグループ 公民連携の取組  共同でSDGs時代の素材を活用した「人と環境に優しい小中学校の給食食器」開発の取組をスタートのサブ画像2_福知山の間伐材、スギとヒノキ。 給食食器の原材料にもなります。福知山の間伐材、スギとヒノキ。 給食食器の原材料にもなります。

全国初 学校給食の共創プロジェクト 福知山市×パナソニックグループ 公民連携の取組  共同でSDGs時代の素材を活用した「人と環境に優しい小中学校の給食食器」開発の取組をスタートのサブ画像3_パナソニック独自の「植物繊維を高濃度で複合する最先端技術」により作られたカトラリー見本。右下の食器は、現在の給食食器です。パナソニック独自の「植物繊維を高濃度で複合する最先端技術」により作られたカトラリー見本。右下の食器は、現在の給食食器です。

 将来は、学校給食にとどまらず他の分野への展開に共同で取組みを進め、地域の課題解決の促進と持続的な社会の発展をめざします。

※セルロースファイバーを55%以上の高濃度で樹脂に混ぜ込む、パナソニックグループの独自技術です。
 

  • 共同の取組概要 学校給食のイノベーション「SDGsと地元産の視点から給食食器の教育的意義に着目」

 

■2022年度

全国初 学校給食の共創プロジェクト 福知山市×パナソニックグループ 公民連携の取組  共同でSDGs時代の素材を活用した「人と環境に優しい小中学校の給食食器」開発の取組をスタートのサブ画像4

〇植物繊維を素材とした「人と環境に優しい給食食器」開発の取組スタート
〇小中学校児童生徒がより使用しやすい食器への改良
〇各種テスト
 安全性、利便性(使いやすさ・重さ)、耐久性など
〇福知山市産の木材(間伐材)を原材料化
〇森林環境学習の教材作成
〇給食食器製品化の目途

 

全国初 学校給食の共創プロジェクト 福知山市×パナソニックグループ 公民連携の取組  共同でSDGs時代の素材を活用した「人と環境に優しい小中学校の給食食器」開発の取組をスタートのサブ画像5

 

■2023年度


〇環境教育の実践
〇新しい給食食器の使用スタート
〇学校給食以外の分野に取組を拡大

全国初 学校給食の共創プロジェクト 福知山市×パナソニックグループ 公民連携の取組  共同でSDGs時代の素材を活用した「人と環境に優しい小中学校の給食食器」開発の取組をスタートのサブ画像6

  • 福知山市長コメント

 この度、パナソニックグループと本市の間で、環境配慮型学校給食器の製品化をはじめとしたSDGsへの取組推進の連携協定を締結させていただく運びとなりました。
 本市は、小中学校の学校給食における食器の教育的意義の重要性に着目し、パナソニックグループが環境省から依頼・委託を受けて取り組まれてきた環境負荷の少ない植物繊維による研究開発、とりわけ高濃度セルロースファイバー複合材料による製品化に注目していました。
 本市からパナソニックグループにその最先端の取組と高い技術力によりSDGsの取組に向けた本市独自の植物由来の学校給食器づくりをお願いしていたところ、共同で取り組んでいただくことになりました。
 今回の連携協定により、パナソニックグループに小中学校の現場の声を伝えながら児童生徒が使いやすく、且つ、サスティナビリティ・ソリューションの取組の1つとしても食器の製作をお願いしていきたいと思っています。
 この共同の取組が成功すれば、本市の全小中学校23校の約6,700人の給食器に導入したいと考えています。
 また、この取組にあたり、福知山市の森林間伐材を食器の原材料に使用していただくようにお願いしています。
 毎日の給食の時間に児童生徒が手に取る食器に地元産の間伐材が使用されていることは、小中学生にとって、適切に管理された森林がCO2を吸収・固定化することにより地球温暖化を防止したり、水源をかん養するなど多面的機能を持つことを理解する教育的意義、郷土愛・シビックプライド醸成の観点から重要であると考えています。
さらに、連携協定には食器の製品化に加えて、
・共同で福知山市民を対象とした環境教育に取り組んでもらうこと。
・共同で環境負荷を低減した社会の実現に向けて、学校給食食器以外の分野への展開にも取り組んでもらうこと。
などを連携協定の中に盛り込んでいただいています。
 協定によりパナソニックグループの地球規模の取組や常に時代をリードされる企業マインドを共有させていただくことにより、本市の各種施策の取組がさらに磨かれるとともに、新たな展開が生まれることを期待しています。

 パナソニックグループの創業以来進められてきた「社会の発展への貢献」の取組と新しい価値を生み出される高い技術力により、福知山市民が世界に誇れる製品が出来上がることを楽しみにしています。

福知山市長 大橋一夫
 

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください