環境省によると、令和元年度の全国のごみ総排出量は4,274万トン(東京ドーム約115杯分)、1人1日当たりのごみ排出量は918グラム。最終処分場は、残余容量 9,951 万m3、残余年数 21.4 年と発表されています。 廃棄物は輸出できないため、島国である日本では、約20年後の日本を考え、今、行動を起こすことが必要です。
haishopでは、「販売中止になった洗剤のキャップ」や「プラスチックチップ」など様々な廃棄物から生まれたマテリアル素材の販売を行い、お客様と共に廃棄物の在り方の新たな可能性を探っていました。
そのような中、アクリル製品を製造・成型する際に余ってしまう部材をご購入されたお客様が、廃棄物を見事にアートとして蘇らせてくださいました。その出会いだけに留まらず、その他も沢山の方から同様のお話を頂けた経緯から、今回、プロジェクトを本格的に始動。多くの人たちと共にアートの力で社会を変えるメッセージを届けたいという想いを大切に、プロジェクト名を「Art For Social Change 」と称しました。
“モノが生まれる”までは容易にイメージできますが、”モノを使ったあと”の想像は実はとても難しい。最終処分場の残余容量が年々少なくなっている今、日本に暮らす全ての人がモノを大切にし、寿命を伸ばすアイディアを見出し、新たな循環型社会を構築することが世界でも重要課題です。このプロジェクトでは、そのようなメッセージを少しでも伝えていきたいと考えています。
本プロジェクトの参加条件は、「本プロジェクトの想いに賛同してくださる方」「haishopで販売するマテリアルを使用すること」のみ。
プロのアーティストだけでなく、未就学児でも、学生でも、社会人でも、老若男女問わず誰もがアーティストとして自分の作品を世に送り出すことができ、販売することができます。様々な社会問題がある今、1人でも多くの人が現状を認識し、そして行動を起こしていく事が大切だと考えています。販売することで、”作った人” ”購入した人”は勿論のこと、haishopに来て作品を見た全ての人が、循環型の社会について真剣に考え、行動を起こす一歩を踏み出す「きっかけ」となることを願い販売することにいたしました。
■ 実績
haishopでは、新渡戸文化小学校の4年生の児童と共に、廃棄物由来のマテリアル(素材)を使用し" おみやげ "というテーマで作品を作ってもらい、児童が生み出した作品の販売を行っています。売上は、新渡戸文化小学校へ戻し、子供たちと共に新たな循環を生み出す活用方法を考えていきます。
多種多様な方との共創こそが、社会課題解決への第一歩と考えています。ひとりでも多くの方に、このプロジェクトに参加していただき、循環型社会の実現に向けた新たな価値を一緒に創造していけることを願っています。
今回のプロジェクトに、参加希望の方は下記へお問い合わせください。
問い合わせ先:[email protected]( 担当:和田 )