5歳未満の子どもの半分が発育阻害の東ティモールで、ふりかけを使った学校給食を通して子どもたちの栄養改善を目指すクラウドファンディングに挑戦します!

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国際協力NGOパルシック(所在地:東京都千代田区、代表理事:穂坂光彦)は、5歳未満の子どもの47%が発育阻害の状態にある東ティモールで、地元食材を利用した栄養価の高いふりかけを使い、学校給食を通して子どもたちの栄養を改善するためのクラウドファンディングに挑戦します。募集期間は2022年7月4日(月)~ 8月31日(水)。目標金額は250万円です。

URL: https://readyfor.jp/projects/parcictimorleste

 

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  • クラウドファンディングの概要

名称:東ティモールの子どもたちに栄養たっぷりな給食を届けたい!
プラットフォーム:READYFOR
募集期間:2022/7/4 (月) 13:00 ~ 8/31(水)23:00
目標金額:250万円
使用用途:東ティモールエルメラ県の学校67校の給食調理担当者に対して料理教室を実施し、学校給食を通して、子どもたちの栄養改善を目指します。
URL: https://readyfor.jp/projects/parcictimorleste
 

  • プロジェクトの背景

独立から今年で20年を迎えた東ティモールは、人口の半数以上が19歳以下という国も国民も若い国です。長く他国から軍事占領され、多くの国民の命を失い、インフラも破壊された東ティモールの国づくりは、文字通り「ゼロからの出発」でした。保健分野への取り組みで、妊産婦や5歳未満の乳幼児の死亡率は大きく改善されたものの、それに対して子どもや母親たちの栄養状態が近年問題となっています。2020年に実施された調査では、5歳未満の子どもの47%が発育阻害(年齢に不相応な低身長。慢性的な栄養不良を示す)の状態にあり、この数字は世界平均の22%と比較すると大変高く、ASEAN(アセアン)地域でももっとも高い数字となっています。
 

  • パルシックの「ふりかけ・栄養事業」

パルシックは、東ティモールの人たちが身近な食材を上手に使って栄養状態を改善できるようになることを目指して、2019年から3年間、外務省のNGO連携無償資金の事業として「ふりかけ・栄養事業」を実施してきました。特に発育阻害の子どもの割合が高い山間地域に、東ティモールの沿岸部で取れる魚を加工したカルシウム豊富な食材を届けるため、東ティモール産「ふりかけ」を首都ディリの対岸にあるアタウロ島の漁村の女性と生産し、学校給食での普及に取り組んできました。

関連ページ:ふりかけ普及と食生活改善による栄養改善事業(パルシックホームページ)
https://www.parcic.org/timor-leste/project/timor_furikakeprj/
 

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<学校の調理担当者対象とした料理教室の実施>

東ティモールでは、給食は学校の近隣に住む保護者や教員の家族が作ることが多く、ほとんどの人は栄養に関する知識を持っていません。そのため、栄養バランスが考慮された給食が用意されることがないのが現状です。そこでパルシックは、給食の調理担当者を対象に栄養について学び、実際に給食のメニューを考える料理教室を実施してきました。
 

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<地元食材を使ったふりかけの生産>

東ティモールは周囲を海に囲まれた海産物の豊富な国ですが、国内流通網が整備されていないため、山間部の一般家庭で魚が食卓に上ることはほとんどありません。そこで、漁業の盛んなアタウロ島に工場を作り、地元の漁業組合の女性たちと干し魚やモリンガなどを使った栄養価の高いふりかけを作り、商品化しました。給食に使うことで子どもたちの栄養改善につなげるとともに、市場を拡大し、ふりかけを生産する女性たちの収入向上も目指してきました。
 

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  • プロジェクトの概要

パルシックが取り組んできたNGO連携無償資金「ふりかけ・栄養事業」は2022年6月30日に終了しました。事業期間中、新型コロナウイルスの感染拡大に見舞われ、2020年、2021年は学校で給食が提供される機会はほぼなくなってしまい、目標としていたふりかけの給食への導入は思うように進みませんでした。

現地では、この4月より徐々に給食が再開されつつあります。

そこで、今回のクラウドファンディングのプロジェクトでは、エルメラ県の67校の学校の給食調理担当者を対象にふりかけを使った料理教室を実施し、ふりかけの学校給食への導入を目指します。料理教室は、前事業で実施した全10回の内容を凝縮して、まとめて2日間で実施します。

栄養バランスのとれた給食が学校で提供されることで、東ティモールの子どもたちの栄養状態を改善したい!

温かいご支援をどうぞよろしくお願いします。
 

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■本件に関するお問い合わせ
特定非営利活動法人パルシック 広報担当 今村仙子
E-mail: [email protected]

▼パルシックとはhttps://www.parcic.org/
特定非営利活動法人パルシックは、地球の各地で暮らす人と人が、国家の壁を越えて助けあい、支えあい、人間的で対等な関係を築くことを目指して活動するNGOです。国際協力とフェアトレードを主な活動内容としています。現在は、 東京のほかに、パレスチナ、レバノン(シリア難民支援)、東ティモールに事務所があります。現地の方たちが農業や加工食品などで生計をたて、経済的自立はもちろん、誇りをもって、生活を送るためのサポートをしています。最近では特に、外国の占領や侵略あるいは紛争の下で、自立的な発展を阻まれた人びとが暮らしを取り戻す活動に力を入れています。
 

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